「自分が心から好きだと思えることを仕事にしたい。」/フリーランスPR、SNSコンテンツプロデューサー・藤沢麻衣さん
Hanako.tokyo / 2021年3月20日 12時0分
仕事に趣味に、日々自分らしく輝いているハナコラボ パートナー。実際はどんな仕事をして、どんなことに夢中になっていて、どんな風に毎日を過ごしているんだろう?リアルなライフスタイルから、彼女たちの素顔に迫ります!
今回、紹介するハナコラボ パートナーは…
愛犬のムギちゃんと一緒に。
名前:藤沢麻衣(ふじさわ・まい)
年齢:29歳
職業:フリーランスPR、SNSコンテンツプロデューサー
ファッション関連のPRや、SNSコンテンツプロデューサーとして活躍する藤沢さん。「専門学校時代に読者モデルをしていましたが、表舞台は向いていないなと思い20歳で卒業。ただ、SNSを通して発信することは好きだったので、同じ業界で出方を変えてみようとインスタグラムを開始。アプリがリリース初期だったこともあり、あっという間にフォロワーが増えて注目してもらえるように。ネットでハンドメイドのiPhoneケースやアクセサリーの販売にも挑戦しました」。
その後、インターネットサービス「MERY」でのアルバイトを経て、フリーランスに。縁があり、〈プレスブログ〉のプロデューサーに就任。「一言であらわすと、“人とつながる仕事”。SNS上で活躍している女性=インフルエンサーと新しいサービスをつくる仕事です。気になるインフルエンサーにはメールなどで声をかけ、後日カフェで対面して、オフィシャルブロガーとしてオファーします。そのままブロガーとは密にコミュニケーションを取り続け、お互いのビジョンがマッチした方とは一緒にアパレルブランドをスタートさせたことも。この時期は何事も手探りでとにかく大変でしたが、当時出会えた方たちは私にとってかけがえのない財産です」。
25歳のときに〈プレスブログ〉を退職。ファッションブランドのPRや、新規事業のコンテンツプロデューサーとして企業が開発するアプリのディレクション、インフルエンサーのサポート業も続けたそう。「大きな転機は2020年。仕事でトラブルがあり、コロナ禍も重なったことで受け持っていたすべての仕事に急ブレーキがかかって。心身共に落ち込んでしまいましたが、自分の将来について見つめ直すきっかけになりました。
それからは働き方をチェンジ。いままでは求められていることに対して「答える」ことを第一優先にしてきましたが、もっと自分ベースの仕事をしていくことに。「始めから仕事になるかどうかで判断せず、興味のあることにはどんどんチャレンジすることに。そしたら最近、趣味の延長で取り組んでいたインテリア関連の活動が少しずつ仕事につながってきたんです。好きと思えることに向き合いながら、逆に違和感を感じることは手放す。いつでも自分自身の風通しをよくしておけば、いい流れをつかむことができるのだなと実感しました。いま、とっても幸せです」。今年の2月にはライフスタイルショップ〈Hey life store〉のPRに就任。「いまの働き方に変えてからプライベートも充実して、以前より自分の気持ちに正直に行動できるようになりました。今後はワンちゃんのグッズなどをつくってみたい。小さな規模でもいいので、大好きなミッドセンチュリー期を中心とした家具のバイイングや古着のセレクトショップにも興味があります。うまくいかないかもしれないけど、いつでも自分の嗅覚と熱量を信じて、誰よりも自分が1番に楽しめるコンテンツをシェアできればいいなと思います」。
【藤沢さんをつくる3つのこと】おいしいお酒と料理を楽しむ。
今回いただいたのは、「イチゴとストラッチャテッラチーズ」1,800円、〈テッレ ディ ピエトラ〉の「クエルチャ ラボリオーサ 2017(白)」900円。
「フルーツは季節によって変わるので、毎シーズン楽しみ」(藤沢さん)。
ムギの定位置はいつもここ。
ワインは信頼している酒屋から、イタリアをメインに取り寄せているそう。「白ワインは久しぶり。レモンのような酸味が効いていて飲みやすいですね」(藤沢さん)。
居心地がいい空間の秘密は、オープンで開放感のある入り口。
〈LUCE(ルーチェ)〉は、イタリアの郷土料理と自然派ワインが楽しめるレストラン。「お店の前を通ったときにいいなと思い、ふらっと入ってから常連に。イタリアンや自然派ワインがとにかく大好物なんです!」ワンちゃんもOKだと知ってからはムギも一緒に。「ランチではスパークリングワインを、ディナーではスパークリングワインで乾杯したあとに大好きな赤ワインをずっと飲んでます。素材にこだわってセレクトしているので、何杯飲んでも翌日頭に残らない。スタッフの方が1杯ずつ丁寧に説明してくれるのもうれしいですね。居心地がいい空間で、おいしいワインと料理を楽しむのが至福のときです」。
【藤沢さんをつくる3つのこと】お気に入りのインテリアショップで、ヴィンテージ家具を物色。
「何回来ても飽きないお店。先日は古着も購入しました!」(藤沢さん)。
お買い物中、ムギは入り口でお留守番。「いつもおとなしく待っていてくれます」。
散歩中に立ち寄るのがルーティン。
ムギとの散歩中に見つけたという〈Couscous Furniture(クスクス・ファニチャー)〉は、オランダのヴィンテージ家具を中心にセレクトしたインテリアショップ。「以前からセンスのいいヴィンテージ家具のお店を探していたんです。ここの家具は、赤などの差し色が入っていたり、ひとクセのあるポップなデザインが揃っていて好きですね。海外で買い付けたあと、オーナーさんが修復してから販売しているので質もいいんですよ。すでに我が家にはキャビネットや花瓶、食器、ラグなどがあります。お店のインスタグラムは常にチェックして、気になる商品を見つけたらすぐお店へ。ない場合も、1週間に1回は散歩中に寄り道していますね。掘り出し物があると胸が高鳴ります!」
【藤沢さんをつくる3つのこと】フィルムカメラで日常の風景を撮影。
フィルムカメラ「OLYMPUS XA1」。
「目標はムギをかわいく撮ること。あとは、コロナが落ち着いたら旅行に持って行きたいです」(藤沢さん)。
ずっと始めたかったというフィルムカメラをついに購入。「古着やヴィンテージ家具と同じで、カメラも古いものが好き。インスタグラムにアップする写真もフィルムっぽくざらついた質感の加工をしているんですよ」。念願のフィルムカメラ第1号は、「OLYMPUS XA1」。「中古カメラ屋で約13,000円で購入しました。レトロなデザインと、初心者でも使いやすい機能だったので決めました。カメラマンの友人に『とにかくシャッターを押しまくれ』とアドバイスをもらったので、1週間にフィルム1〜2個のペースで使い切ってます。コロナ禍で自粛生活が始まってからは、運動不足解消もかねて、洋服のポケットにカメラを突っ込んでお散歩。被写体は歩いたことがない道で見つけた風景が多いですね。路地のすき間から見える家の物干し竿など、海外のような、街の何気ない雰囲気が好きです」。撮影したデータは、まだSNSにアップしていないそう。「いつかフィルム専用のアカウントをつくってあげられたら。その延長線で、何かしら仕事につなげられたらおもしろいなと思っています」。
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