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東京バレエ団のソリスト・金子仁美さんに密着!「“役をもらって満足”ではなく、舞台でどう輝くかを大事に。」

Hanako.tokyo / 2021年5月11日 12時1分

東京バレエ団のソリスト・金子仁美さんに密着!「“役をもらって満足”ではなく、舞台でどう輝くかを大事に。」

仕事に趣味に積極的な女子たちが集まる本誌Hanakoの読者組織『ハナコラボ』。そんなハナコラボパートナーのパーソナルにスポットライトを当てたコーナー。普段は見えない素顔に迫ります。今回ご紹介するのは、東京バレエ団のソリストとして活躍する金子仁美さん。プロになるまでの道のり、日々大事にしていることを聞きました。

小学3年生で初めてプロの舞台を見て、あまりの美しさに感動し、プロのバレリーナになろうと決心。途中、辞めたくなったこともありましたが、母に「簡単に諦められるんだったら辞めていいよ」と言われて火がついて、練習に打ち込みました。そして10年前、東京バレエ団のオーディションに合格。プロのバレリーナとしての人生が始まりました。

でも、入団後すぐに舞台に上がれるわけではありません。1、2年目は掃除や舞台裏の仕事がほとんどで、“何をしに上京したんだろう”と落ち込むことも。舞台に出たとしても役名はなく端っこで踊るだけ。後輩も入ってきて「このままではダメだ」と踊りに対する向き合い方を変えました。そこから徐々に役をいただくようになり、2年前ソリストに。今は“役をもらって満足”ではなく、舞台でどう輝くか、という気持ちで踊っています。

昨年緊急事態宣言が発出され、スタジオが約2カ月間クローズ。練習ができない日々は辛かったですが、自宅で海外ダンサーたちのレッスンや舞台映像を見たりして、自分を見つめ直すいい機会にもなりました。私も昨年からHanako.tokyoで連載を開始。バレエ未経験者でも挑戦しやすいエクササイズなどを紹介しています。今後はバレエそのものを深く知ってもらえたらと思い、作品や東京バレエ団の裏側もお伝えしていく予定です。

金子仁美さんをつくる3つのこと

【1】

【2】

【3】

1.相棒のトウシューズ。加工は自分でしています。

「トウシューズはバレエ団に30足ほどストックしてローテーションで履いています。新品は自分の足に合わせて加工をします。バレリーナって手先が器用な人が多いんですよ」

2.チアガールの人形とストールがお守りです。

「初めて主役が決まった時、友人が作ってくれた人形はいつも持ち歩いています。昨年足をケガした時、芸術監督が足が冷えないように巻いてくださったストールも宝物です」

3.甘いお菓子とアミノ酸は必須!

「お昼はパパッと食べられるお菓子が重宝。チョコもカステラも好きだけど、きな粉のお菓子が特に好きです。筋肉の疲労回復に効果的なアミノ酸も欠かせません!」

Profile…金子仁美(かねこ・ひとみ)

群馬県出身。6歳でバレエを始める。2011年より東京バレエ団に所属。普段の生活とバレエの動きをベースにした簡単ストレッチを紹介する「バレリーナ金子仁美のきれいなカラダのつくり方。」はHanako.tokyoで月末水曜更新。

(Hanako1196号掲載/photo : Kaori Ouchi text : Mariko Uramoto)

「バレリーナ金子仁美のきれいなカラダのつくり方。」を好評連載中!

〈東京バレエ団〉のソリストとして活躍するバレリーナの金子仁美が、ベールに包まれたバレリーナの生活と、日常でできる簡単ストレッチを紹介。きれいなカラダをつくる秘訣をお届けします。(月末水曜更新)

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