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【三鷹・武蔵境】会いたくなる、 あの店主、あのお店6軒。個性あふれるお店がたくさん。

Hanako.tokyo / 2021年5月25日 9時0分

【三鷹・武蔵境】会いたくなる、 あの店主、あのお店6軒。個性あふれるお店がたくさん。

吉祥寺からほど近い三鷹・武蔵境は、ゆったりと落ち着いたエリア。そこには、この街を愛してやまない個性あふれるお店がいっぱい!オープンで気さくな店主たちが、温かく迎えてくれます。それぞれの店主のモノ・コトへのこだわりに触れることで、街の魅力や新たな自分を発見できるかも。ぜひ、吉祥寺からちょっと足を延ばして、すてきなお店と店主に会いに行ってみて。

1.丁寧に淹れたコーヒーと、丁寧な時間を過ごす。〈NORIZ COFFEE〉

「ラム酒香る濃厚なプリンは、ほろ苦いカラメルソースとの相性!コーヒーはNORIZブレンドに」。ドリップコーヒー490円、自家製プリン ホイップクリーム乗せ490円(各税込)。

やさしい空間でまったり

武蔵境にある〈NORIZ COFFEE〉は、自家焙煎のスペシャルティコーヒーをハンドドリップで一杯ずつ丁寧に淹れてくれる小さなカフェ。カジュアルで落ち着いた店内には、コーヒーの香りが漂っている。こだわりの7種類のコーヒー豆は常時同じラインナップ。徹底した温度管理で淹れているので、いつでもお気に入りの味が出迎えてくれる。また、自宅でも気軽に楽しめるよう、コーヒー豆の販売も。

そして、イートインのみ味わうことができる手作りスイーツは、コーヒーにぴったり!SNSでも話題になり、スイーツ目当てに遠方から来るお客さんも多いのだとか。焼き菓子はテイクアウトもOK。「スイーツに合うコーヒーのペアリングに興味をもっていただくことも。入り口はスイーツでも、それをきっかけにコーヒーの魅力を知っていただけたら」と、穏やかな口調で“コーヒー愛”を語るのは店主の田中宣彦さん。カウンター越しに生まれる会話を大切にしながら、丁寧に淹れたコーヒーが繋ぐひとときをまったりと過ごそう。合うコーヒーのペアリングに興味をもっていただくことも。入り口はスイーツでも、それをきっかけにコーヒーの魅力を知っていただけたら」と、穏やかな口調で“コーヒー愛”を語るのは店主の田中宣彦さん。カウンター越しに生まれる会話を大切にしながら、丁寧に淹れたコーヒーが繋ぐひとときをまったりと過ごそう。

田中宣彦さん、遥さんご夫妻『いつでも変わらぬ味でお待ちしています!』

〈NORIZ COFFEE(ノリズ コーヒー)〉
東京都武蔵野市境2-8-1
11:00~18:00 *木金休(不定休あり)
8席(1組2名までの利用)

2.質の良いモノと空間を提供し、日常生活を豊かに。〈STAYFUL LIFE STORE〉

「女の子のイラストのゆるさがかわいいオリジナルトートバッグ。大きめサイズで使いやすくて、短めのハンドルと縦長のフォルムがおしゃれ!」。StandardTote Bag 3,975円。

吉祥寺と三鷹のちょうど間、井の頭公園を望む立地の〈STAYFULLIFE STORE〉は、「豊かな生活を提供したい」というきっかけから生まれた、雑貨店とレンタルスタジオ・スペースを併設したお店。公園散策のお供にぴったりのテイクアウトドリンクも販売している。「ここだから手に入るアイテムをセレクトし、質の良いモノと空間を提供できたら」と話すのは、デザイナーとしても活躍する店主の野田さん。日常生活が豊かになるクリエイティブなアイテムに出会えるかも。

野田真穂さん『ドリンクを飲みながらゆったりとお楽しみください!』

〈STAYFUL LIFE STORE(ステイフル ライフ ストア)〉
東京都三鷹市下連雀1-16-1-002
0422-24-8744
11:00~18:00(土日祝~19:00) *不定休
4席

3.老舗の味を継承し、居心地のいい空間を提供。〈中華そば みたか〉

「地粉を使用した中太麺は、コシが強くて独特の食感!野菜をふんだんに使った甘みたっぷりのスープはコクがあるのに後味スッキリ。女性にもおすすめです」。ラーメン550円。

三鷹の老舗ラーメン店〈江ぐち〉の味を引き継ぎ、地元の常連客に愛されている〈中華そば みたか〉。昔ながらのシンプルなラーメンは、懐かしさのなかに新鮮さを感じる一杯がクセになると評判だ。店主・橋本さんは三鷹育ち。「お腹を満たすだけでなく、お客さんに自分の居場所だと思ってもらいたい」と、カウンター席のみで温かみあるレトロな雰囲気の同店を、地元のコミュニティとして守り続けている。気持ちがほぐれる空間で、身も心もほっとする味を楽しんで。

橋本重光さん『食はエンタメ。見て、味わって楽しんで!』

〈中華そば みたか〉
東京都三鷹市下連雀3-27-9 ニューエミネンス B1
0422-71-6787
ランチ11:00~14:00、ディナー17:00~20:30 *月、第1・3日休、不定休あり
10席

4.文学散歩で立ち寄りたい、“太宰愛”あふれる古本カフェ。〈フォスフォレッセンス〉

「太宰ラテは、駄場さんが太宰治のルックスにも惚れ込んでいるのがわかるクオリティの高さ!太宰愛が詰まったエッセイ本も必見」。太宰ラテ600円(税込)、『太宰婚』1,100円。

日本を代表する文豪・太宰治のゆかりの地として知られる三鷹。〈古本カフェフォスフォレッセンス〉店主の駄場さんは大の太宰ファンで、店名も太宰作品から引用しているほど太宰愛にあふれている。店内には太宰作品を中心とした古本がズラリ。貴重な初版本や異装版コレクション(非売品)は圧巻で、当時に想いを馳せることができる。文学散歩の終着地として立ち寄るのも良し、作品に触れてから文学散歩に出かけるも良し。時代を超えて繋がる文学の世界に浸ってみよう。

駄場みゆきさん『文学は時代を超えたロマンがあります』

〈古本カフェ フォスフォレッセンス〉
東京都三鷹市上連雀8-4-1
0422-46-1004
13:00~19:00 *火水休
4席

5.露天岩風呂のある銭湯で、デジタルデトックスを。〈のぼり湯〉

「岩風呂は風情があって。都内の銭湯で露天風呂が楽しめるのは新鮮。お湯に浸かって光と風を感じられるのが気持ちいい」。入浴料は大人470円、小学生180円、幼児80円。

昭和42年、三鷹市に最後に誕生した銭湯の〈のぼり湯〉。地元住民や学生が足繁く通う三鷹の名物銭湯。大浴場はトップライトから明るい光が差し込み、洗い場は月の形の鏡と月あかりをイメージしたライトなど、ひと味違ったこだわりのレトロモダンな空間。そして、最大の特徴である光と風を感じられる露天岩風呂は開放感たっぷり!また、季節によっては店主の島田さんが育てたフレッシュな野菜を販売することも。都会の喧騒を忘れて、気持ちをリセットしよう。

島田敏生さん『三鷹の銭湯めぐりもおすすめです!』

〈のぼり湯〉
東京都三鷹市井口5-5-18
0422-31-7645
16:00~23:00 *水休

6.大人も子どもも、今の自分が求める一冊に出逢える。〈よもぎBOOKS〉

「出口かずみさんのイラストがかわいい!食べ終わったらペン立てや貯金箱としても使えてサステナブル」。オープン4周年記念に発売したオリジナルパンの缶詰各770円。

「絵本と本と人生の出逢いを」というコンセプトの〈よもぎBOOKS〉。新刊7割、古書3割で、新刊は店主の辰巳さんが自信をもっておすすめする本をセレクトし、古書は買取したものを取り扱うことで、子どもから大人まで楽しめる充実のラインナップ。オンラインでも購入可能だ。店内に並ぶ絵本や小説は、それぞれの作品の魅力が伝わるようにディスプレーを工夫。自分の気持ちと向き合い、求めている本と出逢えるように、ジャンルを区切らずゆるやかにゾーニングするなど、辰巳さんのきめ細かな心配りが随所に感じられる。

また、店内はゆったりしたインストゥルメンタルのBGMを選曲、敢えて本を紹介するポップを付けないことで、本に集中できるのだとか。気になる本について聞きたい時は、辰巳さんがほど良い距離感で丁寧にナビゲートしてくれるのも心強い。お目当てを決めて訪れるよりは、店内をぐるりと回って自分にマッチしたものを見つけるのが同店ならではの楽しみ方。本との対話を通して、きっと新たな自分を探せるはず。

辰巳末由さん『本との出逢いを楽しんでください』

〈よもぎBOOKS〉
東京都三鷹市下連雀4-15-33 三鷹プラーザ日生三鷹マンション2F
050-6870-6057
12:00~17:30 *不定休

Navigator…西嶋いぶき(にしじま・いぶき)さん

都内でフリーランスPRとして勤務。趣味は海外旅行とおいしいものを食べること。今回はいつもの生活圏から離れた三鷹・武蔵境のお店を訪れるということで小旅行気分。

(Hanako CITYGUIDE「クセになる、吉祥寺。」掲載/photo:Kenji Nakata model:Ibuki Nishijima text:Satoko Kanai)

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