産婦人科医が答えます!人に聞けない女性の悩み。「いつかは絶対に子供を産みたい。今からできることって?」
Hanako.tokyo / 2021年9月18日 17時30分
女性の体についての悩みは尽きないもの。特に「妊娠・出産」といった大きな選択肢を前にすると考えることがたくさん。そこで今回は、女性の体と性の悩みごと、宋美玄先生に教えてもらいました。
Q.1「いつかは絶対に子供を産みたい。今からできる準備や気をつけたほうが良いことは?」
今付き合っている彼と結婚するかもわからないし、仕事もこれからもっと頑張りたい。でもいつかは絶対に子供を産みたいと思っているんです。今からできる準備や気をつけたほうが良いことは?(スタイリストアシスタント/25歳)
A. 今すぐ子供が欲しいわけじゃなければ、ピルの服用がベター。
今すぐ妊娠したかったり、1年以内に子供を作る予定がないのであれば、低容量ピルの服用をおすすめします。ピルを飲むことによって子宮内膜症をはじめとする、妊娠しづらくなる炎症から子宮を守っておくというのが、20代のうちは一番良い方法だと思いますね。「ピルは飲み忘れが怖い」なんて声も聞きますが、今は服薬管理アプリなどもあるので、そういうツールを使って上手に薬と付き合っていってほしいです。30代に入ってからも妊娠しておらず、将来的に妊娠を希望している場合には…
Q.2「セックスレスを防ぐ方法はありますか?」
セックスレスが原因で離婚しました。これまでの経験上、頑張って5年が限度で、誰と付き合うにしても長く付き合えばレスになってしまう気がしてなりません。セックスレスを防ぐ方法はありますか?(プロデューサー/30歳)
A. セックスパートナーとライフパートナーが一致するのは稀です。
基本的に同じ相手と長くセックスをし続けるというのは難しいと思って良いと思います。人間は長く付き合うとセックスレスになってしまうもの。ただ、永遠に性欲が続く男性もいて、そういう人はパートナーに対して求め続ける場合もありますね。しかし、5年もすれば普通は減っていきます。解決策としておすすめしているのは…
Q.3「いつかは絶対に子供を産みたい。今からできる準備や気をつけたほうが良いことは?」
仕事の調子が良く、このままキャリアを重ねてシングルマザーとして自分の子供を産んで育てることも視野に入れたいと思っています。精子提供ってどうなのかな?まずは卵子凍結でしょうか?(外資系商社/32歳)
A. 金銭的に余裕があるのであれば、卵子凍結を視野に入れても。
卵子凍結をするというのは、今すぐの妊娠を望んでおらず、妊娠を先延ばしにしておきたい人の選択だと思います。あと数年以内に気の合うパートナーが見つかる可能性があるのであれば、すぐに凍結をする必要はないかもしれません。ただ、金銭的に余裕があるのであれば、卵子凍結を視野に入れることもありだと思います。凍結をした卵子が無駄になる可能性もありますが、あらゆる可能性を残しておくという点ではメリットも大きいはず。ただ、卵子や受精卵凍結というのは、一般的ではないだけあって…
Q.4「いつかは子供も…。私たち夫婦に今できることはありますか?」
同い年の夫とは仲が良く、「いつかは子供も」という話もしていますが、今は互いに仕事が忙しく、このまま放っておくと時間切れになってしまう気もして…。私たち夫婦に今できることはありますか?(コンサルタント/33歳)
A. 2〜3年以内に作る気持ちがあるのであれば、ピルの服用で。
同い年のパートナーとの関係で、2〜3年以内に子供を作る気があるのであれば、今はピルの服用だけで良いと思います。ピルには避妊目的だけでなく、子宮内膜症などを予防する効果もあるので。ただ、パートナーとの年齢が離れていて、例えば50〜60代だったりする場合にはすぐに受精卵の凍結などを検討してもいいかもしれません。繰り返しになってしまいますが、凍結はデメリットも多く…
Navigator…宋美玄(そん・みひょん)
産婦人科医、医学博士、丸の内の森レディースクリニック院長。産婦人科医として働きながら、書籍の執筆やテレビのコメンテーターとしても活躍している。
(Hanako1190号掲載/illustration:Manako Kuroneko text:Makoto Tozuka edit:Rio Hirai)
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