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【軽井沢】小さなタルト屋さん〈tarte K〉がオープン。季節の地元フルーツを、タルトに詰め込んで。

Hanako.tokyo / 2021年10月3日 12時25分

【軽井沢】小さなタルト屋さん〈tarte K〉がオープン。季節の地元フルーツを、タルトに詰め込んで。

話題の新店が次々オープンする軽井沢にお目見えした小さなタルト屋さん。地元のフルーツをふんだんに使った季節感あふれるタルトが人気です。9月17日(金)発売Hanako特別編集『ケーキ、焼き菓子、おやつを買いに。』よりお届け。

小さなタルトの中に軽井沢のおいしい秘密が。

タルトはグラスを逆さまにしたショーケースの中に1個ずつきれいに収まっている。

軽井沢本通りに、2020年9月に誕生した〈tarte K〉。小さなガラスの器(グラスを逆さまにした形)の中に、タルトが1個ずつ、かわいらしく収まっている。季節によってラインナップは変わるが、あんず、梅、花豆、ルバーブ、クルミや小布施(おぶせ)の栗、山ブドウや山のキウイ・サルナシなど、フルーツ王国・長野ならではのフレッシュな果実を用いているのが特徴だ。

「タルト・オ・ヴァン・キュイ」560円。小諸で80年続く松澤農園の古木のりんごジュースをじっくり煮詰めた「レジネ」がベース。

「梅のタルト」650円。黄色く熟すまでおいて収穫した梅をジャムにして、アーモンドクリームと。花はペンタス。

「ルバーブのタルト」580円。長野県は諏訪郡富士見町のルバーブをたっぷり詰め込んだタルト。甘酸っぱくておいしい。

「甘夏のタルト」620円。あふれんばかりの甘夏の実とマーマレードを涼しげなジュレでまとめて。短い旬を楽しむ。

マダムの浜田晃子(はまだあきこ)さんのイチ推しは「タルト・オ・ヴァン・キュイ」。ちょっと覚えにくい名前だが、この店のスペシャリテだ。「スイス南西部の伝統菓子なのですが、その奥深い、やさしい味わいに感動し、パリにお住まいのスイス人の方に作り方を教わったものです」。ヴァン・キュイとは、煮詰めたワインの意。スイスではワインを使わず、りんごや洋梨のすりおろしを丁寧に裏漉ししてジュースを作り、数日かけてゆっくり煮詰めた「レジネ」と呼ばれるものを用いるそう。

マダムの浜田晃子さん。実は、〈星のや東京〉の浜田統之シェフの妻。キッチンと往き来しながら、接客に忙しい。

ここ〈tarte K〉では、地元・小諸の農園の40〜50年の古木の紅玉をすりおろしてジュースにし、それを十分の一まで煮詰めたレジネを用いてフィリングを作り、タルトに仕上げている。手のかかる作業だが、「もっといい味を」と日々努力を欠かさない。小麦粉の風味が生きたタルト生地の香ばしい味わいと、香りがよく口どけのよい、とろりとしたクリームの名コンビは、小さくても食べごたえあり。お店を作る際に、マダムが一番に考えたのは、「お子さんからご年配の方まで、安心して食べられるお菓子を提供したい」ということだった。

りんごの生産者、松澤農園のみなさんの記念写真。いい感じだ。

店内は、パリの〈ラデュレ〉をイメージして造られた。古い家具を上手に配し、落ち着いた空間になっている。

りんごは開園以来、除草剤、化学肥料不使用の農園のもの、小麦は長野県産のユメセイキ、バターは厳選の発酵バター、砂糖は白砂糖ではなく粗製糖を用いるなど、体によい素材のみを用いている。小さな、ほんとうに小さな店ゆえ、一度に入れるのは一組のみだが、待つ価値あり。奥にある厨房で、次々とタルトができていく様子もちらりと見ることができる。軽井沢に行ったら、訪ねてみたい一軒である。

〈tarte K(タルト ケイ)〉

タルトは8種ほど。チーズケーキなどの焼菓子やジャムも。予約不可。
長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢480-7
0267-31-5484
11:30~売り切れ次第終了 水日休、ほか不定休あり
※詳細はインスタグラム(@karuizawa_tarte_k)で。

(Hanako特別編集『ケーキ、焼き菓子、おやつを買いに。』掲載/photo : Norio Kidera text : Michiko Watanabe)

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