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弘中綾香の「純度100%」~第60回~

Hanako.tokyo / 2021年10月8日 12時0分

弘中綾香の「純度100%」~第60回~

ひろなかあやか…勤務地、六本木。職業、アナウンサー。テレビという華やかな世界に身を置き、日々働きながら感じる喜怒哀楽の数々を、自分自身の言葉で書き綴る本連載。すっかり秋の気候になってきましたね。

(photo : Yasutomo Sampei styling : Chie Hosonuma hair&make : Shiho Kato[PEACE MONKEY])

「とにかく焼けたくないという思い」

ほかの家がどうだかは分からないが、うちの母は私たち姉妹が幼い頃から「絶対に日に焼けちゃダメ。シミになるから。」と口酸っぱく何度も言っていた。おそらく母自身が若い頃に海やらスキーやらで肌を焼いてしまったことによる後悔や弊害が大人になって出てきて、その教訓を娘たちに伝えたかったのだろう。あいにく私はもともとインドア傾向が強いので、日焼けをするなと言われなくても、自ら文化系の部活を選択するし、アウトドアスポーツを自ら進んでするようなタイプではなかった。だからおおむね心配は要らなかったのだけれども、運動会、修学旅行での山登り、旅行、どこか外に一日中いるとなったら、折に触れてそんなことを言われた記憶がある。

そんなおまじないのような言葉が大人になっても残っていて、今でも日に焼けることに対しては気を遣っている方ではあると思う。春から夏は紫外線の量が多いので、なるべく日が昇っている時間の外出は控え、やむを得ず外に出るときはUVカットの眼鏡をして日傘を差す。遠回りをしてでも、日陰の多い道を選ぶ。いつでも塗れるようにどのバッグにも日焼け止めを常備しておく。そもそも日差しの中を歩きたくないがためにタクシーを使ってしまうことも多い。(日中に外へ出ないというのは、日焼け対策もあるけれども、まあ普通に暑いのが苦手プラスかなりの出不精ということも大いに理由としてあるのだが…)。どんなに誘われてもゴルフには行かないし、もし万が一海に行くことになったとしても海女(あま)さんのように全身が隠れるウエットスーツを着て、パラソルの下に身を潜めているだろう。春から夏にかけての私は、とにかく焼けたくないという思いでいっぱいいっぱいなのである。

すっかり秋になって日差しも和らぎ、紫外線量も落ちてくる季節になった。太陽から逃げる生活を卒業し、ようやく私も活動的に外に出られるようになる。夏のあいだハマっていた夜の散歩を朝にしてみてもいいかもしれない。ゴルフの打ちっぱなしなら行ってみてもいいかもしれない。そんなことを考える。一方で、肌ケアという視点から見ると、これまで夏はとにかく焼かないという守りの姿勢で来たのが、ここからは一転攻めの姿勢に移る時期でもある。レーザー治療など、肌に刺激や負荷がかかるようなケアを躊躇しなくてもいい。と、個人的に思っている。新しい施術がどんどん増えている今、どれに手を出そうか夜な夜なネットで情報を集める秋の夜長を過ごしている。

【弘中のひとりごと】
オッドタクシーにハマりました…

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