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空前の喫茶ブーム!【台湾】こだわりコーヒーが飲める名物喫茶店4選

Hanako.tokyo / 2021年10月24日 18時0分

空前の喫茶ブーム!【台湾】こだわりコーヒーが飲める名物喫茶店4選

台湾は空前の喫茶店ブーム。中でも、お茶文化が根付く台湾のコーヒーは注目を集めています。そこで今回は、こだわりのコーヒーが飲める喫茶店をご紹介します。

1.創業65年の老舗喫茶店〈蜂大咖啡(フォンダコーヒー)〉へ。お土産に香港式スイーツを。

店頭にPROBAT社の焙煎機が置かれ、コーヒーの香りが店内を包み込む。オーナー自ら焙煎をする。

店頭にPROBAT社の焙煎機が置かれ、コーヒーの香りが店内を包み込む。オーナー自ら焙煎をする。

〈蜂大咖啡〉自慢の香港スイーツ。左から、ウォールナッツクッキー20元、ひよこケーキ15元、あわびケーキ20元。

「台北でのんびり朝食を取りたいならここ」と毛さんとアーロンさんが案内してくれたのが西門の〈蜂大咖啡(フォンダコーヒー)〉。トーストなどの朝食セットと香り高いコーヒーで素敵な朝を迎えることができる。コーヒーは人気の阿里山など7種の豆をブレンドした自家焙煎。〈蜂大〉の豆を買いに来るファンも多いほどだ。毎朝、曹さんがコーヒーを焙煎する。オリジナルの焙煎以外にも、日本から持ってきた水出しコーヒーのマシンが置かれて、ポツポツと落とされたコーヒーを使ったアイスコーヒーもおすすめだ。

〈蜂大咖啡(フォンダコーヒー)〉
創業65年の老舗喫茶店。店頭に置かれた香港式のスイーツは、お土産としても親しまれている。
台北市萬華區成都路42號
02-2331-6110
8:00~22:00 無休
70席

Navigators
アーロン/〈時常在這裡〉のシェフパティシエ。食材本来の味が楽しめるスイーツが好き。幸せな気分になれるスイーツを作りたい。
毛家駿(マオ ジャジュンアーロン)/空間デザイナー兼カフェ〈時常在這裡(スーツァンザイザーリー)〉店主。台湾と日本を中心に実用的なものを探している。

(Hanako1197号掲載/photo : teikoukei text : phoebe wang coordination : Chen Tsuiwen produce : Hanako.taiwan)

2.「マンバコーヒー」が名物の〈華泰咖啡(ファータイカフェー)〉へ。多くの文化人から愛され続ける秘密とは?

台湾でコーヒーといえば「マンバコーヒー」を指していた。今、飲めるのは昔ながらのお店に限られている。

店の奥には、5年使って引退した古いサイフォンが博物館のように並べられている。

家族経営で切り盛りしている〈華泰咖啡〉。インテリアは丸い窓枠などモダニズムの片鱗が。

「コーヒーを飲んでくだされば、食事は無料にします!」コーヒーが高価な時代、〈華泰咖啡〉のオーナー・陳鷹郎(チェン・イーラン)さんが宣伝するために考えた方法だった。お店でコーヒーを1杯注文すればごはんが無料になる話は、「おいしいごはんを食べたければ〈華泰〉に行こう、と思ってほしい」という陳さんの願いの表れだ。こうしたアイデアばかりでなく、味の研究にも熱心な陳さん。苦労の末にマンデリンとブラジルの豆を使って独自のブレンドを作り、それをサイフォンで丁寧に淹れてみた。やさしい味わいのブレンドは、台湾では「マンバコーヒー」と呼ばれ、全土のコーヒーシーンを大きくリードし、多くの文化人に愛されることとなる。

〈華泰咖啡(ファータイカフェー)〉
路地にひっそりと佇み、時の流れを見つめてきたコーヒー店。
台中市中區三民路二段18巷32號
04-2224-0011
9:00~15:00、17:00~21:00(火9:00~15:00)無休
80席

Navigator…sybil-ho(シホウ ホ)/イラストなどを扱うデザイナー。紙とファブリック作品の制作も。旅行と日常生活の様子をSNSで発信。Instagram : @sybil_1990

(Hanako1196号掲載/photo : Jimmy Yang text : phoebe wang coordination : Chen Tsuiwen produce : Hanako.taiwan)

3.地元の人々が集まる名物喫茶〈上上咖啡(シャーンシャーンカーフェイ)〉。受け継がれてきたおいしい料理とコーヒーを。

老舗喫茶店のサイフォン式コーヒーは試すべき。ブルーマウンテン150元が看板メニュー。

壁に飾られた絵、並べられている小物はオーナーが海外旅行中に集めた記念品。隅々にまで思い出がある。

創業から40年以上経つ〈上上咖啡〉は、ヨーロッパの街角で出会ったお店のようだ。アーチ型のドアと窓ガラスから温かい黄色いライトがこぼれだす。「昔から通っているお客様が多く、三世代でいらっしゃる方も。最近は若い方も増えています」とオーナーの余麗萍(ユイリーピン)さん。サイフォンでいれたコーヒーは、深煎りコーヒーを愛するアーロンさんのおすすめだ。ちょっとレトロな雰囲気を楽しみたい時には、台湾では珍しいコーヒーフロートをどうぞ。凝縮された時間で生まれた老舗の思い、店の味を守りつつ、お客さんの心と胃袋を満たしている。

〈上上咖啡(シャーンシャーンカーフェイ)〉
数十年前から受け継がれてきたおいしい料理とコーヒーを提供する。
台北市延平南路95號
02-2314-0064
10:30~21:00(土日9:00~19:00)無休
50席/禁煙

(Hanako1193号掲載/photo : teikoukei text : phoebe wang coordination : Chen Tsuiwen translation : deby tsai produce : Hanako.taiwan)

4.癒されたい人々が集まる、路地裏に佇む温かい空間。街中の癒し系喫茶店〈喫茶店 香〉へ。

日本のお茶文化を知りたい人は、奈緒子さんに聞くのが正解!台湾では珍しい「釡炒り茶」を提供。

お茶箱の上にセルフサービスのお水。隣の古い机には喫茶店の雑誌や本が置いてあり、レトロな雰囲気。

オーナーのふたりが日本の喫茶店で食べ尽くして、自分の味を作り上げたナポリタン200元(約740円)。

台北で最も話題になった喫茶店といえば必ず出てくる〈喫茶店 香〉。民生社區エリアの路地に佇み、営業はほとんど夜。提供する食事も日替わりで、トーストやおにぎり、運が良ければ台湾で珍しいナポリタンにも出会える。格子戸をくぐり抜けたら、質素でレトロな空間が広がる。

コーヒー豆は淡路島の〈しまこや珈琲〉の豆を使用し、中深煎りのハンドドリップがメイン。日本茶は日本の農園から仕入れていて、お抹茶を目の前で点たててくれる。そして絶品のあんバタートーストやおにぎりもハマる人が続出している。遅めの営業時間について「一日よく働いた人たちに、仕事終わりにリラックスできる場所を用意したかった」と、妙さん。あまりにも素敵な理由で、聞くだけで温かい気持ちになる。やっぱり〈喫茶店 香〉は街中の癒し系喫茶店だ。

〈喫茶店 香〉
日本の喫茶店とお茶文化を広めるイベントも開催。
台北市松山區三民路101巷8-3號
不定期 不定休(月初にInstagram:@kissatenkaoriにて告知)
14席/禁煙

Navigators
毛家駿(マオ ジャジュン)/空間デザイナー兼カフェ〈時常在這裡(スーツァンザイザーリー)〉店主。台湾と日本を中心に実用的なものを探している。
アーロン/〈時常在這裡〉のシェフパティシエ。食材本来の味が楽しめるスイーツが好き。幸せな気分になれるスイーツを作りたい。

(Hanako1192号掲載/photo : Jimmy Yang text : phoebe wang coordination : Chen Tsuiwen translation : deby tsai produce : Hanako.taiwan)

本誌連載『秘密の台湾』

本誌連載『秘密の台湾』より、現地のトレンドスポットをご紹介します。

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