寛ぐことに夢中になる!〈星のや沖縄〉で過ごす贅沢ステイ。
Hanako.tokyo / 2022年6月22日 12時51分
「夢中になるという休息」をコンセプトに、各施設が独創的なテーマで、圧倒的非日常を提供する〈星のや〉。今回はその中でも海岸線に沿うリゾート、沖縄の贅沢を集めた〈星のや沖縄〉にチェックイン。オーシャンフロントの客室に色彩豊かな畑と庭、季節に合わせて異なる楽しみ方ができるアクティビティ。隅から隅まで徹底した極上体験をレポートします。
開業間もない現在は赤ちゃんサイズのヤシの木を見ることができますよ。
海岸線に沿うように美しく並んだ客室。
施設から直接出ることのできる砂浜も。
沖縄本島中部、西海岸線に位置する読谷村。沖縄でも珍しい海辺の自然が残る美しい海が広がる海岸線沿いに2020年7月〈星のや沖縄〉が誕生しました。海岸線に沿って約1kmに渡って続く広大な敷地には、南の島らしいヤシの木や色彩豊かな花が咲き、シークヮーサーやアセロラなどの果樹もすくすくと育っています。サンゴ礁が育つ遠浅の海は、波がとても少なく穏やかで、砂浜に座ってぽうっと海を眺めるのに最適です。
昼と夜、異なる顔を持つ「グスクウォール」
施設をぐるっと包み込むようにそびえ立つのは、沖縄の「グスク」と呼ばれる史跡をモチーフにした「グスクウォール」。読谷村に伝わる伝統的な織物、読谷村花織(ゆんたんざはなうい)の模様をモチーフにしたデザインが精巧で美しい・・・!朝は光が差し込み、ウォールの内側に光の散歩道ができ、夜はライトアップに照らされ敷地内を守っているかのように堂々とそびえ立っています。朝と夜異なる表情を見せる、〈星のや沖縄〉のシンボルとなっています。
海に向かって突き出た「テラスリビング」も広々。
ティータイムに過ごしたい、掘りごたつ式の床座リビング。
海抜けの「土間ダイニング」。
全室オーシャンフロントの客室からは、部屋のどこにいても海を感じられるようにと、2階までの低層にこだわった設計。海を見ながら食事や語らいを楽しめる場になるようにと用意された「土間ダイニング」には、大きな冷蔵庫やオーブンレンジなども備え付けてあり、長期滞在でも楽しめます。
魅力を支える、地域の伝統工芸。
お部屋の鍵には、婚礼が決まった我が子に親から送るお祝いの「房指輪」をモチーフにしたキーホルダー。全7種類、それぞれに意味があるのでチェックインの際にスタッフに尋ねてみて(写真は夫婦和合、連なりを意味する「葉」)。
客室の壁紙は全4種類。沖縄の伝統的な染物「琉球紅型(びんがた)」の作家である宮城守男さんのデザインです。読谷村に伝わる伝説や昔ながらの風習が隠れています。よく見て、どんな物語か予想するのも楽しい!
器はもちろん沖縄の焼き物「やちむん」。客室だけでなく、朝食やギャザリングサービスでも色とりどりのやちむんが使われています。
グスクウォールの模様で紹介した読谷山花織は、コースターやインフォメーションブックカバーに使われています。沖縄県指定無形文化財にもなっているんだそう。
滞在中至るところで目にすることができる様々な伝統工芸。その土地ならではの滞在を提案する〈星のや〉が、いかにその土地の伝統や文化を大事にしているかがわかります。使用されているものの背景を知るだけでも伝統の継承につながるので、ぜひ隅々まで目を向けて、細かな魅力を発見してみましょう。
旅のスパイスになってくれる「道場」。
年間を通して旅のスパイスになるような素敵なアクティビティを行っている「道場」は、赤瓦の屋根に開放的な窓、縁側を備えた平屋の建物。今回は、沖縄の伝統茶「ぶくぶく茶」を体験してみました。
到着時のひと時として提供している「ぶくぶく茶」は、沖縄では古くから親しまれている伝統のお茶。海の近い場所では、航海や旅の安全を願って振る舞われていたんだそう。目の前でできたての泡をたっぷりのせてもらったら、まずは炒り米とナッツの香ばしい香りを楽しんで。その後は泡をほおばるように上から豪快にがぶり。空気のように軽いオリジナルのお茶菓子「えあちんすこう」と共に、心休まるお茶時間で、旅の疲れを癒しましょう。
沖縄の海と一体になったプールで一息。
海とつながって見えるインフィニティ―プールは、泳いでいると海や空と一体になった気分になれる一推しスポット。深さ10cmの浅瀬エリアなら、椅子に腰かけて服のままで寛ぐこともできます。さらに夕暮れ時には、夕日が目の前に沈んでいくのを眺める特等席に!プールは加温式で、冬でも季節を問わず年中24時間楽しむことができます。
夕食は最後のひと手間で出来立てを楽しむ!
「鮮魚のカルパッチョ」。
左上から時計回りに「島らっきょう」「グルクンの南蛮漬け」「もずく酢」「ジーマミー豆腐」。
夕食は、事前に選んでおくことでシェフが下準備した料理が客室までお届けされる「ギャザリングサービス」。最後の仕上げは調理家電を使って自分で行うことで、好きな時間に出来立ての本格料理を味わうことができます。メニューには動画付きで説明が見れる指南書も添えられているので、誰でも簡単に調理できますよ。琉球料理を中心とした30種類以上のバリエーションがあるので、十人十色の食事が楽しめるのも嬉しい!
セロファンでうまみを閉じ込めたまま加熱。
お酒片手に「宵の座」で酔いしれる。
空の色が移り変わる宵の頃には、沖縄の伝統文化を鑑賞できる「宵の座」が。インフィニティ―プールをバックに、心地よい風と音色が一帯を包みます。
優雅なダイニングでゆったりと味わう朝食。
島らっきょうなどの御馴染みの沖縄食材に加え、「宮古ぜんまい」と呼ばれている、珍しい食材も加わったサラダ。ジーマミードレッシングを添えて。
パパイヤ、ドラゴンフルーツ、パイナップルなどの南国フルーツ。
ダイニングでいただく朝食は「琉球朝食」と「シチリア朝食」の2種から選べるスタイル。今回は琉球朝食をチョイスしました。お塩の塩味だけで素材のうまみを活かした「マース煮」や、「ラフテー」「ミミガーのピーナッツ味噌和え」「じゅーしぃー」など沖縄特有のお料理が、少しずつ盛り合わさっています。料理をさらにおいしく際立たせている器にもぜひ注目を!鮮やかな絵付けが料理を華やかに彩っています。
寛ぐのに忙しい!と思うほど夢中になれる〈星のや沖縄〉。アクティビティ、景色、食、そして伝統工芸が合わさることで、ここでしか味わえない非日常で極上な時間を過ごすことができます。記事の後編では、さらに読谷村エリアを楽しめる国内最大級の海カフェ「星野リゾート バンタカフェ」と併設する「星野リゾート オールーグリル」をご紹介します!
〈星のや沖縄〉
沖縄県中頭郡読谷村字儀間474
0570-073-066
100室
チェックイン15:00、チェックアウト12:00
公式サイト
取材日 2021年11月15日
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