きゃりーぱみゅぱみゅの 「大人なLADYになるわよコラム」第16回〜『言い方ひとつで変わるわよ』〜
Hanako.tokyo / 2021年11月17日 21時0分
きゃりーぱみゅぱみゅが「大人なLADY」を目指す日々を綴る新連載。おかげさまで、早くも話題沸騰です。第16回は「伝え方」のお話。
『言い方ひとつで変わるわよ』
皆さまごきげんよう。先日の衆院選、
太田光さんの選挙特番を手汗びっしょりかきながら観ていたきゃりーぱみゅぱみゅです。めっちゃやばかったです。
太田さんは「改革、改革って結局何も動いてないじゃないですか! お金だけもらって!」って政治家の方にすごく言ってて、それは一国民としてもすごくわかるんですけど、
自民党の二階さんに「なんでそんな人相悪いの?」「何歳までやるんですか?」と生放送で聞いてて本当にヒヤヒヤしました。
私はそれを手汗びっしょりの手で顔を覆って、指の隙間から観てたんですよ。もう太田さんやめて~!って。
もし自分があのスタジオにいたら死んでると思います。
それにしてもコロナやオリンピックとか、政治家に対して溜まってる思いが爆発したような選挙でしたね。まあ、太田さんの意見も偏っているとは思うし、失礼なところもあったけど、
「で、具体的にどういうことなんですか?」という姿勢には共感します。
綺麗事だとか、こういうふうになったらいいなという高みなんて誰でも話せます。だから、今どういうふうにしたら現状がよくなるのか?ということを、私も具体的に説明してほしいんです。
それは選挙だけでなく、仕事でもなんでもすべてにおいてそう。なんか大人になりましたね。
だけど彼女にすると相当ウザそうですね…。「じゃあ具体的に言って」とか言い出すタイプなんで、多分モテません。
もちろん私自身も、なるだけ具体的に言うように心がけているんですけど、
ただし “言い方”にはめっちゃ気をつけています。今日もスタッフさんのグループLINEでちょっと意見したんですけど、何回も書き直して、読んだ相手が嫌な気持ちにならないように最後は
「皆さんがたくさん協力して動いてくれていることは本当に伝わっているので、私も頑張ります」みたいなメッセージにしました。
感謝を一緒に伝えることが大切です。ケンカになるかどうかは結局、言い方次第なんだと思います。事務的で高圧的に捉えられかねない言い方だとケンカになるので、まずはしっかり相手の頑張りを評価する。
言い方ひとつで結果が本当に変わります。
そしてその大前提として、
相手の思いやりとか気遣いを当たり前のことだと思わないようにする。これを心がけています。
「あざす感謝法人」なんで。本当に思考がマジで大人になりました。
でも大人っていうより、ちょっとマダム寄りなんですよね…。非常識とかデリカシーがないことにめっちゃ敏感になりました。昔はお風呂屋さんとかで「タオルは湯船に入れないよ!」とマダムに注意される側でしたけど、今度は私がそのマダムになりつつあるようです。
だけど、まだ運転中にクラクションを鳴らせません! こないだもクラクション鳴らさずに急ブレーキを踏んで回避したら、助手席の友達に「あんなのクラクション案件だよ」って言われました。でもそのクラクションが、私にとってはめちゃめちゃ勇気がいる。そもそも「ブー」とか「どけー」みたいで、あの音が嫌なんですよね…。
それに仕事柄トラブルに巻き込まれたら大変だし、「きゃりーぱみゅぱみゅにクッソクラクション鳴らされて草」とかSNSに投稿されたりするかもしれないし…。
まあ、守るものがあるってやつですね(自分)。
私はやっぱり文字にするほうが物申しやすいです。さっきのスタッフさんのグループLINEに送った意見も、
もし直接話してたら“良い人センサー”が働いちゃって、本題に行くまでにすごく遠回しになってしまうし、「でもさ~」とか言われて話術がすごい人に言いくるめられ、「…まあ、いいんですけどね」みたいな着地になることが目に見えています。
だから文章にしたほうが、私の気持ちをしっかり伝えやすい。ただ、文章は文章でいい点もあれば悪い点もあって、
こっちが書いているテンション感が相手に伝わりにくく、相手の受け止め方に幅ができちゃう側面もあります。そんなつもりで書いたわけじゃないのに、思ってもない方向で受け止められてしまうこともあるんですよね。
まあ、これはよくあるネット炎上にもつながるお話なのですが、これについてはまたの機会に。あざす感謝法人、きゃりーぱみゅぱみゅでした。
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