世界中のユニクロダウンを回収。〈ユニクロ〉の環境を守るための大切な取り組みとは?
Hanako.tokyo / 2021年11月28日 17時0分
衣料ロスが深刻な問題となっている今、服は使い捨てず着回す時代に。ほつれや汚れを直したり、新たな気持ちで着られるようにリメイクしてみたり。大切に使い続けることが、未来の環境を守るための大切なアクションに。
世界中のユニクロダウンを回収、最新のアイテムへ。
着なくなった服を次に生かすための再生プロジェクト
“LifeWear”を軸に、服を通じてあらゆる人の生活を豊かにするための取り組みを行う〈ユニクロ〉。「古着回収や難民への衣料支援、CO2削減に役立つ代替燃料への再生など、人と環境に優しい服作りに取り組んできました」と、同社のサステナブル事業を担当するシェルバ英子さん。昨秋からリユース・リサイクルプロジェクト「RE.UNIQLO」を始動。“服から服へのリサイクル”を叶える商品として、ダウンとフェザーを100%再利用した「リサイクル ダウンジャケット」を発売した。
「戦略パートナーである〈東レ〉と共同開発したテクノロジーによって、製品から効率良くダウンとフェザーを取り出して再生。それによって、生産過程におけるCO2排出量を約20%削減することが可能になりました」リサイクルすることでムダな資源を使わず、ごみの量も削減。ひいては環境負担を減らすきっかけにも。「サステナブルな社会実現のためには、資源の循環が不可欠。“服はごみではなく資源”の考えが暮らしに根付き、リサイクルやリユースが広まっていくことを願っています」
独自のテクノロジーによって高品質のリサイクルが可能に!
STEP 1
STEP 2
STEP 3
STEP 4
店舗から回収された〈ユニクロ〉のダウン製品は、検品&選別を経てダウン・フェザーを抽出するため〈東レ〉の工場へ。細かく裁断されたダウン製品の中からダウン・フェザーと生地を分離。再洗浄し細かなごみを取り除き、新たなダウン・フェザーに再生。次の製品に使用される。
〈ユニクロ〉服から服を生み出す「リサイクル」の新しい形。
【BEFORE】
2019年秋より国内の店舗で「ウルトラライトダウン」をはじめとするダウン製品の回収をスタート。初年度は約62万着の回収に成功した。現在は規模を拡大し、世界24の国・地域で回収キャンペーンを行う。
デザイン性が高いから毎日着たくなる!リサイクル ダウンジャケット各7,990円(Uniqlo U―ユニクロカスタマーセンター 0120-170-296)
【AFTER】素材もデザインもこだわり抜いた一枚。
リサイクルダウン&フェザーを100%使用したダウンジャケット。身生地のナイロンの約40%に、工場の端材をリサイクルしたものを使用する。デザインはクリストフ・ルメール率いるデザインチームが担当。1枚でもレイヤードでも着られる薄さやフィット感も魅力。
Navigator…シェルバ英子(しぇるばえいこ)
〈ユニクロ〉コーポレート広報部ソーシャルコミュニケーションチームリーダー/外資系アパレル企業を経て、2001年〈ファーストリテイリング〉入社。以後20年にわたって、同社のサステナブル事業を担当。「全商品リサイクル」などの社会貢献プロジェクトに取り組む。
(Hanako1202号掲載/photo : Shu Yamamoto text : Azusa Shimokawa edit : Kana Umehara)
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