着なくなった衣類を再利用!まだ使えるものを再利用するアイデア9選
Hanako.tokyo / 2021年12月5日 17時9分
衣替えなどで出てくる「着なくなった」洋服たち。手放したいと思いつつも、まだ使えるものを捨てることに罪悪感を覚える人も多いはず。ここでは、不要になった衣類を賢く再利用できる様々なアイデアをご紹介。
【古着回収】
日本でもここ数年で、着なくなった衣類を無料で回収してくれるブランドが増加。店舗に持ち込むなどの方法でリサイクルできるように。古着をクーポン券やポイントと交換してくれるブランドもあるので、上手に利用したい。
1.〈H&M(エイチ・アンド・エム)〉手放した洋服が世界の誰かのとっておきに。
ブランドや状態を問わず、古着の回収を国内の全店舗で実施。古着を詰め込んだ袋1個につき、500円引きクーポン1枚と引き換えてくれる。回収後は、世界の市場で再販売またはリユース、リサイクルされる。
2.〈ZARA(ザラ)〉全てのテキスタイル製品を回収し、次の使い手のもとへ。
不要になった衣類を店舗に設置されたコンテナで回収。〈ZARA〉以外の商品や、クッションやベッドカバーといったテキスタイル製品も回収可能。回収した製品は寄付やリサイクル、新たな生地へと変換される。
3.〈アーバンリサーチ〉回収した自社ブランド商品をアップサイクルして販売。
自社の衣料品回収を大阪11店舗で行う。回収された商品は、主に自社の廃棄衣料のアップサイクルブランド〈commpost〉の原料として再利用。このほか「Green Down Project」への参加など、様々な取り組みも実施。
4.〈オンワード樫山〉回収した製品を糸にリサイクル。毛布を作って被災地の支援に。
自社ブランドの衣類を全国百貨店内の店舗で回収。1点につき500ポイントに交換してくれる。回収製品で作ったリサイクル糸で毛布や軍手を生産。世界の被災地支援に活用する。持ち込みは1回10点まで。
こんなリサイクルの取り組みも!
1.〈BRING(ブリング)〉
「服から服をつくる」がコンセプト。他社アパレルブランドと共に回収した衣類に含まれるポリエステルを、繰り返し再生できるサステナブルな原料にリサイクル。新製品へと循環させる。ポリエステル以外の素材も提携先を通じて再生する。
2.〈i’m green(アイム グリーン)〉
〈三越伊勢丹〉がはじめた使われなくなったものの買取り・引取り相談窓口。対象品は衣料品からバッグ、宝石まで様々。売却やリサイクルなど、専属スタイリストが最適な方法を提案してくれる。現在は〈伊勢丹新宿店〉〈日本橋三越本店〉で実施。
【寄付】
自宅にある不用品を、捨てずに必要な誰かのもとへ。物品のほか、ワクチンとして寄付することで、開発途上国に暮らす人たちの命を繋ぐ取り組みも。活動や支援実績、寄付金の用途などを調べて、自分の気持ちにしっくりくる寄付項目を選んで。
1袋で30㎏(Tシャツ約100枚)の衣類などを贈れる
1.「古着deワクチン」衣服などを贈ることで子どもたちにワクチンを届ける。
専用の回収キット(1口3,300円)を購入することで、ミャンマーなどの開発途上国の子どもたち5人分のポリオワクチンが届けられる。集められた衣類などを現地で選別し販売することで、雇用創出にも繋がる。
2.「WORLD GIFT(ワールドギフト)」自宅にある不用品が誰かにとってのギフトに。
自宅にある「まだ使える不用品」を寄付することで、途上国支援に役立てる。段ボールなどに寄付するものを入れて配送(送料無料)。衣類のほか文具や傘など様々なものが寄付対象に。1箱につき2,900円~の寄付金が必要。
【シェアリング】
トレンドアイテムをレンタルで着回せるシェアリング。ファッションを消費するスタイルからシェアして循環させる形に変えることで洋服の過剰な生産や廃棄を抑えることが可能。環境に配慮しつつ、おしゃれも楽しめるのがうれしい!
シェアリングなら普段は着ない服にも挑戦できちゃう!
〈airCloset(エアークローゼット)〉プロのスタイリストが選んだあなたにぴったりのアイテム。
好みや体形、着ていく場所などに合わせて、プロのスタイリストが厳選した3着がレンタルできる。返却後はクリーニングなどのメンテナンスが行われ、新たな利用者へと循環される。レギュラープラン1カ月10,780円。
(Hanako1202号掲載/text : Azusa Shimokawa edit : Kana Umehara)
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