毎日シャンプーしたっていい。〈花王〉から「Essential THE BEAUTY」が生まれた理由。
Hanako.tokyo / 2021年12月14日 17時58分
Hanako本誌連載「Hanako Beauty Skin Care あのコスメが生まれた理由」を掲載。今回は〈Avène〉から「ミルキージェル EX」が生まれた理由をご紹介します。
日本の洗髪文化に貢献したエッセンシャルがパワーアップ。
右から、髪のキメ美容シャンプー(モイストリペア)、髪のキメ美容コンディショナー(モイストリペア)髪に0.1%未満しか存在しない「18-MEA*」が、美髪に欠かせないことを解明。内部のダメージを補修しつつ18-MEAで髪1本ずつを補修することで、毛流れを整えツヤやかな髪に洗い上げ、サロン帰りのような髪に。各500㎖ 880円※編集部調べ(花王 0120-165-692)
日本人はお風呂が大好き。髪だって、毎日お風呂で洗っちゃう。でも50年前まで、髪を洗うのは週に1度がスタンダードだったという。「日本人の洗髪頻度について調べてみると古くは平安時代の書物に記されており、年に1度、米のとぎ汁や小豆の粉で髪を洗っていたことが記録されています。江戸時代になると、高頻度な女性で月に1〜2回、うどん粉や粘土で髪を洗いました。70年くらい前の終戦直後でも、月に1〜2回の洗髪が普通だったといいます」(花王 ヘアケア事業部・小林達郎さん)
そんな日本の洗髪文化を、今のように立派なヘアケア文化へと牽引してきたのが、石けんの製造販売からスタートした花王だった。「花王では、1932年に固形の“花王シャンプー”を発売します。当時、髪を洗うアイテムは“髪洗い粉”と呼ばれ、荒物屋で買うイメージがありました。そんな中、花王はシャンプーを化粧品と同列に扱い、イメージ向上につなげました」
1932年に発売された、花王の初代シャンプー。今でも人気を集めそうなデザイン。〈花王ミュージアム〉には、花王だけでなく日本の洗髪、化粧の歴史を学べる資料が満載。オンライン見学会を行っているので、興味のある人はぜひ予約してみて。
キメが整った髪の状態(右)とキメが整っていない髪の状態(左)のイメージ画像。髪のキメが整うだけで、まとまり感に圧倒的な差が。
その後1960年代になると各家庭にお風呂が普及。それでも1970年代後半まで、日本人の洗髪頻度は週に1回くらいだった。「その頃のシャンプーは汚れ落ち重視。洗い上がりの髪がキシキシするので敬遠された部分があったと思います。そこで1976年、花王は“毎日シャンプーしたっていいんです”という謳い文句とともに、“エッセンシャル”を販売します。この初代エッセンシャルはキューティクルをケアして指通りのよい髪に洗い上げる、という特徴が受け入れられ、大ヒットしました」
その後ケア効果を盛り込んだシャンプーが増えるにつれ、洗髪頻度も増加。1980年代には週2〜3回、1990年代半ばから、毎日髪を洗う現在のスタイルが定着した。髪をケアしながら洗うという、今なら当然なシャンプーを世に広めたエッセンシャルの功績は大きい。
「キューティクルをケアするというブランドの核は、新しく登場した“エッセンシャル ザ ビューティ”にも盛り込まれています。髪表面に存在する18-MEA*が髪の手触りをよくするために必須であることを解明し、全アイテムに配合。洗うだけで1本ずつの毛流れが整い、サロンでプロの美容師さんがブローしたような仕上がりに。朝出かける前、スタイリングがイマイチだとテンションが下がってしまいますよね。“エッセンシャル ザ ビューティ”は毎朝の髪への満足度アップを目指して開発した新ラインです。毎日のヘアケアに取り入れて、一日を気分よく過ごしてもらえればうれしいです」
*ラノリン脂肪酸(毛髪保護剤)
Brand Profile
1976年に誕生。1993年にはパーマやカラーリングの流行を受け、ダメージケア力を強化。“ゆるふわスタイル”がトレンドになった2006年には、巻き髪がキレイに決まるヘアケアに進化。2019年、クセやうねりをケアする“エッセンシャル flat”が登場し人気を博している。
(Hanako1203号掲載/photo : MEGUMI styling : Momoko Miyata text : Yumiko Kazama)
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