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特別編【後編】!北海道〈紅櫻蒸溜所〉の風間 大輔さん〜児島麻理子の「TOKYO、会いに行きたいバーテンダー」〜

Hanako.tokyo / 2022年1月24日 19時0分

特別編【後編】!北海道〈紅櫻蒸溜所〉の風間 大輔さん〜児島麻理子の「TOKYO、会いに行きたいバーテンダー」〜

お酒業界での広報歴12年児島麻理子が、実力派の若手バーテンダーをご紹介する企画の番外編。第38回目は「会いに行きたい蒸溜技師」をご紹介します。札幌南区に位置する〈紅櫻蒸溜所〉の蒸溜技師である風間 大輔さんは、道内ではカクテルの探究者としてその名が知られていた元バーテンダー。長年の経験を武器に日々新しいジンの可能性に挑んでいます。風間さんが新しく挑戦した高温加熱式のたばこ用デバイス「プルーム・エックス」のたばこステックのフレーバーに合わせたオリジナルジンの開発のお話にも迫ります。
前編はこちら

本日の蒸溜技師は…風間 大輔さん

蒸溜技師暦:1年半
生年月日:1977年2月15日
星座:水瓶座
血液型:B型
趣味:趣味は仕事です!仕事終わりに立ち飲み屋に行くことも好きですね。

客席はカウンター5席。古時計など骨董が置かれた店内で、営業は氷柱の氷時計が溶けるまで。ハーブとスパイスを駆使し、道内唯一無二の店といわれた札幌のバー〈バー風間〉が閉店したのは2018年。オーナーの風間 大輔さんには、次なる目標がありました。
それは北海道の大自然をスピリッツに封じ込めて、世の中に発信していくこと。錬金術師としてお酒を作り、世界を目指していくことを視野にいれるようになりました。その舞台として選んだのが、現在蒸溜技師として働く〈紅櫻蒸溜所〉です。

「この蒸溜所の良さはなんといっても自由なところです。街とのコラボで牡蠣のジンを作りましたし、直近では羊肉を蒸溜してジンギスカンのイメージのジンも作ったんです。ジン自体も自由なお酒というところが魅力なんですが、とくに紅櫻蒸溜所は小規模に実験的なことも進められるんです。食材として目をつけられてない資源でも使えるものはあると思っていて、雪とかも使いたいんですよね」。
バーテンダー時代から、スパイスなどをゴリゴリとすり潰して酒と合わせたり、蒸溜などを試みたりしていた風間さん。香りの合わせ方や、どうカクテルにいかすかという部分に関しては、その経験が大いにいきていると語ります。

風間さんが語るように”自由な世界、自由な発想、自由な価値観を”がコンセプトの〈紅櫻蒸溜所〉はスタートからユニーク。「9148」とジンの銘柄にはジョージ・オーウェルの小説をヒントにした数字の名前がつけられ、香り付けのボタニカルには日高昆布、干し椎茸、切干大根など「うまみ」を最大限に表現するなど、独自の姿勢が海外のコンペティションでも高い評価をうけてきました。
年月を経て、さらに味覚と個性が磨かれた〈紅櫻蒸溜所〉は、今回はなんと高温加熱式のたばこ用デバイス「プルーム・エックス」のたばこステック「メビウス・オプション」のフレーバーに合わせるジンをプロデュースするという挑戦をしました。

完成したのは、定番商品である「#0101」にアレンジを加え、たばこスティック「メビウス・オプション」のベリー風味とシトラス風味のそれぞれのたばこスティックに合わせたオリジナルクラフトジンです。
「はじめての話でしたが、挑戦は好きなので、面白い取り組みだなと思いました。香りと香りを合わせるので、相性の良さは出せるなと。ただ、北海道や日本の旨みにこだわる姿勢はそのままに、どう相性のよい組み合わせを作るか苦心しました。最終的に組み合わせたのは、ベリーとセイロンシナモン、シトラスとヴェルガモットのアールグレイという間違いないペアリング。メビウス・オブションの香りがはっきりしているので、目指したのは強い香りです。さらに香りを際立たせるように、今回オリジナルのグラスも作ったので、ストレートや水割りで十分に楽しめます。また、加熱式たばこは熱をすこし感じるかと思うので、お湯割りであわせてあげるのもいいです。温度と香りでマリアージュを楽しむこともできると思います」。
シトラスのたばこのフレーバーを口内に漂わせながら、アールグレイのジンをひとくち。レモンティのような清涼感が口に広がります。ベリーに合わせるシナモンも上品なタルトのような風味に。

煙とジンまでも合わせてしまう風間さんに、次に挑戦したいものを聞くとでてきたのは”虫”。
「北海道に虫はたくさんいるんで、カメムシとか使えそうかなと思ってます。とにかくいろいろやってみたいですね」。
風間さんが広げるジンの自由な世界は、ぜひ飲んで体験を!

〈紅櫻蒸溜所〉 取締役社長の林 英邦さんともよいチームワーク。

左下の数字は製造年月、右の数字はレシピ番号が書かれている。

2021年12月に発売した「#0106」。雪をイメージした銀粉が舞う。

オリジナルクラフトジン「#0513 Purple Moon」「#0216 Yellow Breeze」

左から「#0513 Purple Moon」、「#0216 Yellow Breeze」

加熱式たばこ「Ploom X」とのコラボレーションで作られた2種類のオリジナルクラフトジン。シナモンが香る「#0513 Purple Moon」は、カプセルを潰すことで甘いベリーの香りが漂う「メビウス・オプション・パープル」に合わせたもの。アールグレイ茶葉を際立たせた「#0216 Yellow Breeze」は、シトラスの香りの「メビウス・オプション・イエロー」と合わせ、清涼感あるマリアージュを実現。「CLUB JT」会員、および「Ploom X club」会員は、全国の〈Ploom Shop〉で無料で楽しめる。詳しくはこちら

風間さんのいる蒸溜所はここ。

北海道初のクラフトジンの蒸溜所として、2018年にオープン。紅櫻公園内に位置し、北海道の素材と札幌市南区の伏流水を割水にジン作りを行う。創業した同年に世界的なスピリッツコンペティションにて金賞を受賞するなど、国内外から注目を集める。代表ブランド「9148」では定番銘柄の「#0101」をはじめ、季節に合わせた限定商品の発売や、メンバーズクラブ向けに限定商品をリリース。

北海道札幌市南区澄川389-6
011-581-4858
 ※蒸溜所の一般見学は現在見合わせ中。最新情報は問い合わせを。

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