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話題のバターロール専門店に突撃!中央区新川〈PARKER HOUSE BUTTER ROLL〉へ

Hanako.tokyo / 2022年1月6日 12時0分

話題のバターロール専門店に突撃!中央区新川〈PARKER HOUSE BUTTER ROLL〉へ

明けましておめでとうございます。今回から朝パン日誌は月1回、第1木曜日更新となります。日頃のパン愛を月1回に集中させるので、よりパンへの愛情表現が暑苦しくなることも予想されますが(お許しを!)、これからも朝パン日誌、覗きにきてくださいね。

マイペースに楽しめるイートインもおすすめ

運が良ければ焼きたてをそのままイートインできちゃいます!

さてさて、新年1発目。ここはフレッシュに新店訪問といきましょう!オフィスビルが立ち並ぶ茅場町に去年11月に出来たばかりのバターロール専門店〈PARKER HOUSE BUTTER ROLL〉さん。せっかくイートインもあるので、早起きしてお店で朝ごパンしてきました!
食パン専門店が増えてからというもの「〇〇専門店」というスタイルが人気なこの頃ですが、こちらはなんとバターロール!バターロール専門店は初めて聞く響き。お店のオープンを知ってからバター好きとしては気になってしょうがなかったので苦手な朝活も出来た次第です(パチパチ)。

ずらりと並ぶバターロール。

バターロール以外のお惣菜パンもずらり!

仕上げにバターを塗られてツヤツヤ。

バターロールだけが並んでいるかと思いきや、ハンバーガーやタルティーヌもあり、あれ?これは?と店員さんに聞いてみると、全てバターロールと同じ生地を使っていて、形状や焼き方で違いを出しているとのこと。さすがバターロール専門店です。そこに聞こえてきたのは“バターロール焼き立てです”という朗報!焼きたてのバターロールと、フォトジェニックな見た目で気になったHOT DOGをイートインしました!

「パーカーハウスバターロール」(右)

塩パンにも似たバターのための空洞もありました!

表面と底が織りなすカリカリにサンドイッチされるふかふかで軽やかな内側の生地。きめ細やかで繊細な口当たりから、もちもちとした引きが出てきます。それはきめ細やかで繊細な口当たりから、もちもちとした引きが出てきます。断面を見れば生地の組織等が糸をひいている様子が見えるほど。もちもち食感と生地の甘みがお口いっぱいに広がり、高揚しているところにやってきましたよ。バターのじゅわんとくる波が。バターは内側に包んでいるだけじゃなく、焼きあげた後仕上げに表面にも塗っているらしい。そりゃあバターの波も来るはずだ!(何様)
生地の甘さは、心をあっためてくれるようなじんわり染みる甘み。内側にバターが包まれている点は塩パンにも似ているのですが、この甘みこそバターロールらしさなんだなぁと気がつきました。小麦の甘い香ばしさ、バターの波、幸福度を底上げしてくれる食感、全てが揃って成り立った専門店のバターロールです。

「HOT DOG スパイス香る野菜マリネと粗挽きソーセージ」

店内に完備されているトースターで温めました。セルフでレモンウォーターのサービスも!

なんだこれはー!けしからん肉汁です。じゅるじゅると肉汁が滴るソーセージをワイルドに噛み付いていると、私も遥か昔は獣だったんだなぁと、血気盛んになってしまいそう(危険)。そんな荒くれマインドに傾きそうになる私を嗜めるように、バターロールのほのかに甘い生地とザワークラフトの柔らかな酸味が目覚めさせてくれました。マリネが馴染みつつシャキシャキと残る歯応えで爽やかにととのえてくれます。あ、これが流行りの“ととのう”ってやつなのか(きっと違う)!?ソーセージの塩気もザワークラフトのカレー味もパンチがあるから、生地の甘さとザワークラフトの酸味がちょうど良いバランスなんです。かなり大きいソーセージがバターロールにサンドされているので、顔なんか気にせず大口開けてパクリといくべし。

「トリュフ香る海老とキノコのタルティーヌ」

大ぶりのエビはぷりぷり!

シチューと一緒にいただきました!

こちらからはお持ち帰りした子たち。これは朝じゃないでしょうと思って夜にいただきました。まずね、旨みと香りがすごいのです。トリュフの香りに溺れ狂います(表現よ)。
リベイクしてトロトロにゆるんだチーズ、トロトロのキノコペーストからはムンムンとトリュフが香り、それでもブラックオリーブのタプナードソースの塩気と風味は果敢に絡みついていくので、もう旨みの洪水なのです。そしてそれらを全部ひっくるめて、甘さを穏やかに構える生地がハグをする。尖っているほどにエッジの効いた旨みの角を、柔らかく削る生地の小麦の風味と甘みにやられました!

「ラム酒香る大人のメロンパンバターロール」

黒いツブツブがアールグレイです。

一口食べて心がアールグレイに色めきたち、ぐらつきます。“世のメロンパンの選択肢にアールグレイを!”と声高らかに主張したいくらい、トップのクッキー生地にアールグレイの香りが効いているのナイスプレーではありませんか!?ラム酒との相性も良いとは!
バターロールにはカスタードクリームがサンドされており、とろりんとバニラを感じる甘さとコクがしっかり顔を出して生地やクッキー部分の甘さにのっかるのに、アールグレイのクールな香りが冴え渡るおかげで甘さ落ち(闇落ち的な)していないのです。偉大だなアールグレイ。さすが、イギリスの元首相“グレイ伯爵”が由来なだけありますね(急に豆知識披露)!

「無添加レーズンのバターロール」

空洞はバターの証し。

あれ!?この子は甘くない!!そんなわけはないのですが、レーズンがたつからかスタンダードの子よりも甘さが控えめに感じます。すっきりとしている印象です。バターとレーズンのタックは誰にも止められない相性ですがこの子も遺憾なく相性の良さを見せつけてくるので、レーズンにはバターよね党(党首:花井)の方は入党願います。

「北海道小豆と自家製サワークリーム」

生クリームかと思ったらサワークリーム。マリトッツォのような見た目だから、生クリームに溺れる気満々でかぶりついてみたら、レアチーズのような酸味が爽やかに駆け巡りました。そこに、ごろっとした豆の感触をしっかり残したあんこが鎮座。一粒一粒の豆の輪郭がくっきりとわかる、べちょっとしてないキリッとしたあんこです。パン生地はクリームの水分を吸っているからかしっとりとクリームに馴染む食感。クリームにきな粉が振られているのも香ばしくってほろっと甘くって、心の拠り所になり良いです(何があった!?)。

石井雄太さんと八木英治さん。この日はお三方のうち石井さんと八木さんがいらっしゃいました。

飲食業界で活動してきた若き男性3人が、試行錯誤の上にたどり着いたバターロール。そのチャレンジ精神は今この時も続いています。なんと毎週新商品を出しているとのこと!バターロールという軸を武器に新しいパンを生み出していく〈PARKER HOUSE BUTTER ROLL〉、これからがますます楽しみなパン屋さんです。

過去の連載はこちら


花井悠希の「朝パン日誌」一覧

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