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江戸っ子の遊び心を感じる小さな縁起物を求めて〈助六〉へ。ここでしか手に入らない縁起物が3500種以上も。

Hanako.tokyo / 2022年1月15日 20時29分

江戸っ子の遊び心を感じる小さな縁起物を求めて〈助六〉へ。ここでしか手に入らない縁起物が3500種以上も。

お寺や神社でいただけるものも民芸品として作られているものも同じく、願いが込められた縁起物。意味を知ると、もっと魅力的に。今回は、江戸っ子の遊び心と誇りを感じる小さな縁起物についてご紹介します。

右から、ひっくり返して宙から落としても必ず綺麗に着地するおもちゃ「ずぼんぼ」2,000円には「地に足をつけて」という意味が。「歌舞伎で十二支」4,000円、「とんだりはねたり」3,500円は飛びはねた拍子に虎の被り物が取れて次の干支・兎が現れる。

右から、「多幸猫」4,000円、病気よけを祈る「赤梟」4,300円、犬という字に竹を被せると「笑」に似ることから子どもの笑顔を願う「笊かぶり犬」3,900円。

にぎわいを取り戻しつつある東京・浅草の仲見世。ここで1866年から続く江戸趣味小玩具店〈助六〉には全国からお客が集まる。浅草へ修学旅行に来る学生が、母親から買い物を頼まれることもあるという。かつて取引した百貨店への卸をやめたことで、ここでしか手に入らない縁起物が3500種以上もあるからだ。

木村さんは5代目。

江戸趣味小玩具は、江戸時代の奢しゃ侈し禁止令により大きな玩具がご法度になったことが始まり。「小ざっぱり、小綺麗という言葉にも表れているように“小さい”ことは江戸っ子の粋だったんですよ」とは、店主の木村吉隆さん。江戸っ子の言葉遊びで作られる玩具を次々と紹介してくれる。

以前は季節ごとに陳列を変えたが、現在は遠方からのお客に向けて一年中の縁起物が並ぶ。

店は宝蔵門そば。

作り手は東京近郊に20人ほど。錦絵をもとに作った「赤梟(あかふくろう)」や、「笊犬(ざるかぶり)」が店の代表的な品だ。「もう一度来たい店にしたい」という木村さんの想いの通り、何度も通って少しずつ集めたくなる魅力がある。

〈仲見世 助六〉

「ここでせっかく買った浅草土産が、ほかの地域で買えることがないように」と、百貨店への卸をやめた〈助六〉。職人による木目込み人形や張子など、“本物”の技が見られるのも大きな魅力だ。
東京都台東区浅草2-3-1
03-3844-0577
10:00~18:00 不定休

(Hanako1204号掲載/photo : Shu Yamamoto, Miyu Yasuda text : Kahoko Nishimura)

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