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料理研究家ウー・ウェンさん、再び!包まない餃子「肉餅」を学ぶ〜徳成祐衣の果てしなくギョーザな日々〜

Hanako.tokyo / 2022年3月9日 12時0分

料理研究家ウー・ウェンさん、再び!包まない餃子「肉餅」を学ぶ〜徳成祐衣の果てしなくギョーザな日々〜

〈クックパッド〉広報の徳成祐衣さんが、愛してやまない餃子の絶品おうちレシピやとっておきのお店を紹介する連載。第36回は、憧れの料理研究家、ウー・ウェンさんのご自宅で包まない餃子「肉餅(ロービン)」を学んできました。

私の憧れの料理研究家さんといえば、ウー・ウェン先生。久しぶりにお会いする機会をいただきました。お話を伺っているとちょうどお昼の時間になり、ウー先生がご用意くださるとのこと。ワクワクが止まりません。そのメニューは「肉餅」。ロービンと読みます。

小麦粉で作った生地の中にお肉の餡をこれでもかと言うほどたっぷり詰めた料理。材料を伺うと、小麦粉に肉、長葱、生姜、それに調味料と、なじみのあるものばかりで、餃子にそっくり!しかし、見た目はまるで違います。もっと驚くのはその作り方。ウー先生が目の前で成形してくださいましたが、目から鱗でした。

ささっと丸く生地を広げるウー先生。その上に200〜300gほどある餡を1/4のスペースを残し、のせていきます。素人の私はこれを包むなんて、生地が破れてしまうのではないかと勝手に不安になってしまったのですが、ウー先生はいとも簡単に生地を持ち上げながら折りたたんでいきます。す、すごい…!

あっという間に餡が見えなくなりました。先生の手でまあるく整えられ、このまま焼くのかと思いきや、それをさらに綿棒で伸ばします。たっぷりの餡が詰まっているだけではなく、折り畳まれて層になっているなんて信じられない!軽々と美しく仕上げるウー先生にうっとり。

弱めの中火で熱したフライパンに入れたら一度ひっくり返し、フタをして時々返しながら焼くだけ。「餃子よりあっという間でしょ!」という先生の言葉にハッとしました。いくつも生地を伸ばし、ひとつひとつ包む餃子より早くできるメニューなのです。なるほど、小麦粉生地に野菜と肉の餡。これは「包まない餃子」…日本ではそう言ってもいいのかも。

焼き上がりを切ると、蒸気がふわ〜!そそられる焦げ目とその香りに思わず微笑んでしまいます。切り口を見ると層ができているのが分かります。外は香ばしくカリッと、中は蒸されていて、じゅわっとしっとり、絶品です。お箸が止まりません。ウー先生の味付けは、多くの香辛料が入っているイメージの中国料理とは全く異なり、お肉の旨味と野菜の風味が絶妙に感じられるものでした。食べれば食べるほどカラダが喜んでいるような気がする…というより、カラダが欲しているのかもしれない。

ウー先生はお会いすると毎日の料理で健康になる「医食同源」の知恵を教えてくださいます。“心身ともに健康を保っていくことが大事ないまこそ、特別な料理ではなく、旬の食材を使った毎日の料理が一番大切だ”ということ。食べたものがカラダを作っていく。こんな世の中だからこそ、自分や家族のカラダを守るためにいいもの、おいしいものを食べた方がいい。当たり前のことに気付かされます。

貴重なお話を伺っているうちに、トマトとふわふわ卵のスープも出来上がっていました。餃子と同じく、完全食である肉餠とビタミンとタンパク質が摂れるスープ。素材の持ち味が最大限に引き出されていて本当においしい。

家庭で健康になる、健康を作っていく。自然体でそれを体現しているウー先生は、やっぱり私の憧れです。包まない餃子ともいえる、肉餠。みなさんもぜひ作ってみてくださいね。

過去の連載はこちら


徳成祐衣の果てしなくギョーザな日々。 一覧

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