1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

【アートの円卓】4月7日~24日スージー甘金×加古万貴 2人展、高円寺〈FAITH GALLERY〉で開催。

Hanako.tokyo / 2022年4月8日 15時31分

【アートの円卓】4月7日~24日スージー甘金×加古万貴 2人展、高円寺〈FAITH GALLERY〉で開催。

毎回、編集の大池明日香さんがアーティストと会って作品のことなど四方山話をします。本誌連載『アートの円卓』よりお届け。

本日のアーティスト…スージー・甘金×加古万貴(あまかね×かこまき)

1956年生まれ×1994年生まれ。元祖マンガイラストレーター×おふざけアーティスト。ともに多摩美術大学出身で、加古万貴はスージー甘金の教え子。今回が初の2人展。Instagram:スージー@suzyamakane、加古万貴@kimakoka



大池:加古万貴さんとの2人展のきっかけを教えてください。



スージ:ー実は多摩美術大学の教え子で昔から知ってはいたんですが、少し前にクリームチーズをもじった「敤犡(グェァリー)」という作品をSNSに上げていたのを見て面白いなぁと。実物はカチカチで噛めない、チーズのふりしたマグネットというトリックになっているんです。



大池:面白いですねー。加古万貴さんってどんな方なんですか?



スージ:ジー学生時代からちょっと変わった子でしたね。文字を描くのが好きで、小学生が描くようなポスターの作品なんかもつくっていました。美大にはコミック系の絵を描く学生が多くて、そういう方向性の子はあまりいなかったので、ちょっと特殊な存在だったのかな。台湾や韓国に行きたいって、その頃からアジアにも注目していたんですよ。俺はその時は興味がなかったんですが、いまはブームにもなっているので、今回2人展の題材にするのもいいのかなと。

加古万貴

加古万貴

スージー甘金

スージー甘金



大池:サンプリングカルチャーやシミュレーションアートの側面もあって、スージーさんの作品とも共通するものを感じますね。



スージ:ーそうですね。自分はトリックというよりパロディですが、パッケージみたいなことにも興味があったし、共通点も多かったです。だから内容も、きっかけとなった作品「敤犡」と、お店みたいな展示にしたいという加古万貴のアイデアがあって、すんなり自然と決まっていった感じです。年代が親子以上に違うので彼女は緊張してるかもしれないけど、あまり世代差は感じていないですね。気は使わないで、って言ってます。



大池:どんな展示になりますか?



スージ:ータイトルは中国語で『艺术包』としました。「艺术」は字面が芝犬に似ていますが、芸術や、美術という意味なんです。そこに、いろんなパッケージの商品が並んだお店ということで「包」を加えて、「美術包装」という意味になりました。ペインティングのほかに立体や、変な装飾なども組み合わせて、ギャラリー全体をアジアンアートテイストで包んでしまえたらと計画しています。



大池:めちゃくちゃ楽しみです〜。

スージー甘金×加古万貴 2人展『艺术包(イー シゥー パァォ)Yìshùba-o』

4月7日~24日、高円寺〈FAITH GALLERY〉。ペインティング、立体作品やレディメイド、アートグッズ販売も。
東京都杉並区高円寺南4-2-10 伊澤ビルB1
03-5913-8279
13:00~19:00 月休

Navigator…大池明日香(おおち・あすか)

編集・執筆・展示など。Instagram:@surugadai_で神田を発信しています。約5年、ご愛読ありがとうございました!

(Hanako1207号掲載/ text : Asuka Ochi edit : Mariko Uramoto)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください