〈ザ・リッツ・カールトン京都〉でいただく!毎日6席限定の「シェフズ・テーブル by Katsuhito Inoue」で、スペシャルな食体験を
Hanako.tokyo / 2022年4月27日 12時0分
日々国内外を旅している前田紀至子が楽しく美しく、時にはマニアックに旅を満喫するコツをナビゲート。今回は〈ザ・リッツ・カールトン京都〉で1日6席限定の「シェフズ・テーブル by Katsuhito Inoue」にて、ギルティフリーで自然豊か、それでいて最高に口福なディナーをいただきました。
ライブ感あふれる調理シーンとともに極上の料理の数々を
いつ訪れても心躍る、心地良いホテルのエントランス。〈ザ・リッツ・カールトン京都〉は風水に基づいて設計されているというのにも納得。
チェックインして客室で一息ついたなら、ドレスアップして18時一斉スタートのディナーに備えたい。1日限定6席のサレッタ プリバータ(イタリア語で個室の意味)のスペシャル感を存分に楽しみたいところ。
まずは〈ラ・ロカンダ〉に併設されているホテルバー〈ザ・バー〉で食前の美酒を。「バカルディ レガシー カクテル コンペティション2020 日本大会」で見事優勝したヘッドバーテンダー、浅野 陽亮氏による、いかにも京都らしい佇まいの才色兼備なカクテルにうっとり。
「シェフズ・テーブル by Katsuhito Inoue」は、自然にそった育て方をした和牛や神経〆をした魚など、一つ一つ命を大切に扱う生産者のものを井上シェフが一つ一つ選び抜いているからこそ、それぞれの食材に対して敬意を払いながらいただきたいもの。
余剰野菜を使って焼き上げた、ユニークかつサステナブルな自家製パン。その特性から、まるで季節の移ろいのような変化を楽しめるのも魅力のひとつ。
七十二候(1年を72の季節に分けた考え方)の細やかな季節感を表現しているコース、私が訪れた時は第十六候の葭始生(あしはじめてしょうず)がテーマ。まずは「冷製 新玉葱 百合根 花山椒の冷製スープ」から。
「タラの芽のフリット レモンの泡 キャビア」は枝付きのタラの芽を手に取って、キャビアをすくっていただく新鮮なプレゼンテーション。童心に返ったような気持ちで無邪気に頬張ると、口の中で春の喜びが感じられる。
次の料理で登場する筍の焼き上がりも間近で体験。井上シェフの調理シーンを眼前で堪能できるのも、忘れがたい記憶になること間違いなし。
「貝の炭火焼 筍のオーブン焼き」は北寄貝、ムール貝、ハマグリ、アサリ、青柳、ホタテといった旬の貝類と筍による華やかな味わい。海藻バターとアオサ海苔が潮の風味を際立ててくれる。
「毛ガニ 焼ホワイトアスパラガス」はジューシーながら優しい味わい。
夏の日にさっぱりと食べたくなるような「冷製スパゲティ 氷魚」は、もう一度食べたい!という気持ちになること請け合い。
白甘鯛のふんわり感と香ばしさに柑橘やフルーツトマトの軽やかな爽やかさが印象深い「白甘鯛 炭火焼き フルーツトマトセミドライ 柑橘ピルピル」。
一転して「茶路めん羊牧場の仔羊 スコッタディート グリーンアスパラガス」は骨付き仔羊、行者ニンニク、クレソンの力強いハーモニー。一皿一皿のコントラストが「食の楽しみ」を改めて教えてくれる。
一見シンプルでありながらも計算し尽くされた小気味良さの「松阪牛フィレ」。
「リゾット フルーツトマト 唐辛子エビ」は一杯目、二杯目と米の食感に変化が。お腹がいっぱいでもおかわりをしたいところ。
かぶせ茶グラニテと柑橘カンパリゼリー (日向夏・デコポン・八朔・ブラッドオレンジ)を組み合わせた「柑橘のゼリー」。
ジャージーミルクジェラートと八幡のいちごをデザートに。これまでに食べたことが無いような品の良い甘さのいちごにびっくり。
ディナーを終えて夢見心地になったなら、快適かつラグジュアリーな客室でゆったりとした時間を。〈ザ・リッツ・カールトン京都〉は一生懸命過ごす日々を振り返りながら自分をいたわるのにぴったりなホテル。
「シェフズ・テーブル by Katsuhito Inoue」は多彩なメニューで構成されたコースながら、あくまでもギルティフリーで健康的。翌朝も体は重くなく、すっきりと目覚めることができるので朝食もおいしくいただける。鴨川を眺めながら穏やかな時間を過ごしたい時はインルームダイニングでの朝食もおすすめ。
チェックアウトまでは館内をゆっくり散歩しながら、さまざまなアートに目を凝らして。名和晃平や三嶋りつ恵による作品など、美術館にいるかのように知的好奇心をも満たしてくれる。
いつ訪れても、フレッシュかつ豊潤な気持ちになれる場所、それが〈ザ・リッツ・カールトン京都〉。自分へのご褒美にふさわしい場所だからこそ、「シェフズ・テーブル by Katsuhito Inoue」とともに宿泊体験を楽しんで。
覚えておきたいチェックポイント3つ
1:「シェフズ・テーブル by Katsuhito Inoue」は作り手の温もりや移ろいを感じるためにも、固定観念に捉われず、未知なるコースを楽しんで。
2:鴨川を眺めながらいいただけるインルームダイニングはSNSにもぴったり。
3:館内のアートは409点!希望すればアートツアーのエクスペリエンスも。
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