長野県大町市に「サントリー天然水」のブランド体験型施設がオープン。
Hanako.tokyo / 2022年5月6日 18時0分
人々や動植物の命をつなぐ、水。言うまでもなく水はとても大切なものですが、水が作られる過程を学べる場所は限られています。5月14日、長野県大町市にオープンする〈サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場〉は、「サントリー天然水」の生産工程に加え、水が生まれるまでの仕組みや水の魅力も知ることができる注目の施設。オープンにあたり内覧会が開催され、工場の概要や見どころが紹介されました。
長野の無垢な自然を感じられる環境。
工場へ向かう道中、北アルプスと里山が融合した景観が各所に。
〈サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場〉の外観。工場の背景には、美しく雪化粧した北アルプスがそびえています。
長野県大町市は、標高3,000m級の山々が連なる北アルプスをはじめ、豊かな自然に恵まれた土地。JR長野駅から〈サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場〉に向かう道中、いくつもの景勝を目にすることができます。
散歩道の途中には、青い光に包まれた「青のトンネル」というユニークな施設も。水の世界へ旅しているような気持ちに浸れました。
駐車場とメインの施設となる「天然水ハウス」や「ものづくり棟」を結ぶ道は散歩道になっており、清流や森、「青のトンネル」を楽しむことができます。
なお、〈サントリー食品インターナショナル〉ブランド開発事業部の平川青澄さんによると、「青のトンネル」は、五感を研ぎ澄ませることを目的に開発された施設なのだそう。
「外の風や光が遮断された空間である『青のトンネル』を抜けると、風や光が一気に五感を刺激するため、大自然を感じていただけると思います」と、平川さん。
優れた生産性と環境への配慮を両立させた工場。
散歩道の先にある「天然水ハウス」は、木造りの建物。木々に囲まれた、心地いい場所です。
「天然水ハウス」内の「レセプションルーム」には複数の展示があり、山に降った雨や雪が天然水になるまでの過程を知ることができます。
〈サントリープロダクツ〉の執行役員であり〈サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場〉の工場長である澤田元充さんと、〈サントリー食品インターナショナル〉ブランド開発事業部の平川青澄さん。
この日は「天然水ハウス」にて、〈サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場〉の概要説明と質疑応答が行われました。登壇したのは、工場長である澤田元充さんと、〈サントリー食品インターナショナル〉ブランド開発事業部の平川青澄さんです。
澤田さんいわく、〈サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場〉のコンセプトは「未来へ続くものがたり」。このコンセプトには、「清冽な感動体験をとおしてサステナブルな未来を創造したい」「未来の子ども達にも、今と同じおいしい天然水を飲んでもらいたい」という想いが込められているそう。
「高品質で高効率なモノづくりの現場」であり、「“清冽な天然水”のブランド体験ができるフィールド」でもある〈サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場〉は、こうした想いを体現した場所です。
また、〈サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場〉の生産拠点としての特長も説明されました。本工場は、デジタルトランスフォーメーションを活用した次世代型ファクトリー。なかでも特徴的なのが、製品一つ一つに固有のID番号が付与されている点なのだそう。これにより、製品に天然水が充填された時間など細かい情報が把握できるため、エラーが起きた際は、従来の10分の1の時間での原因究明が可能になったそうです。
効率を追求するいっぽうで環境にも十分配慮しており、例えば、工場を稼働させるためのエネルギーは、太陽光パネルやバイオマスボイラー※といったCO2を排出しない機器を使って賄っているそう。なお、バイオマスボイラーに使用する木質チップは地域の森林組合から供給を受けるなどし、地域内で資源を循環させている点も特徴です。
※バイオマスボイラーはゴールデンウィーク明けより本格稼働予定。
清らかな水を五感で堪能!
迫力ある映像を視聴できるシアタールーム。山に降った雨や雪が天然水になるまでは、およそ20年かかるそう。その間の様子がリアリティたっぷりに紹介されます。
「ものづくり棟」にある「ものづくりアーケード」では、一般向けのツアーが開催されており、各所で詳細な説明を聞くことができます。写真は、「サントリー天然水」のペットボトルの前身である「プリフォーム」の説明が行われた際のもの。「プリフォーム」を工場内で膨らませペットボトルにすることで、安全が保たれるのだとか。※工場見学ツアーは、インターネットまたは電話による前日までの事前予約が必要
窓越しに工場内の様子が見られるスペースも。
「〈サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場〉では、『サントリー天然水』の清冽さをお伝えしたいと考えています。これを念頭に置きつつ、大自然に囲まれた心地いい空間とものづくりへのこだわりが感じられる体験型コンテンツ、環境に対応した施設を構築しました」と語ったのは平川さん。
例えば「ものづくり棟」には「ものづくりアーケード」というコンテンツが設けられており、「サントリー天然水」の持ち味や商品へのこだわりなどを知ることができます。また、「天然水ハウス」のそばに広がる「みずのわ広場」にはカフェが設けられており、天然水を使ったメニューを味わうことができます。
「ものづくり棟」には、開放的な視界が広がる「アルプステラス」も。「サントリー天然水」のラベルにも描かれている「餓鬼岳(がきだけ)」が望める心地いい空間です。
「みずのわ広場」にはカフェがあり、自然を間近に感じながらのんびりと過ごすことができます。
「北アルプス天然水のかき氷」と「天然水仕込みクラフトソーダ」などがカフェメニューとして用意されています。「サントリー天然水」ならではのピュアでミネラル感のある味わいが印象的。
工場見学ツアーの参加者には、ネーム入りのオリジナルボトルもプレゼントされます。
工場の周辺に広がる自然を楽しみ、さらには水ができるまでのストーリーやものづくりへのこだわりを知った後に飲んだ「サントリー天然水」は、いっそうおいしく、清らかに感じられました。〈サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場〉への訪問をきっかけに、おいしい水が飲めることの喜びやきれいな水を守ることの大切さを実感できるはずです。
〈サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場〉
長野県大町市常盤8071-1
050-3182-7911
9:30~16:30(最終入場15:30)
月火休、工場休業日休(冬季休業・臨時休業あり)
※冬季休業:1~2月、12月
※時期によって変更になる可能性あり。最新情報はホームページを参照のこと。
公式サイト
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