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モデル・小谷実由さんが愛するコーヒー時間。「懐の深い純喫茶は都会の中のエアポケット。」

Hanako.tokyo / 2022年5月1日 14時24分

モデル・小谷実由さんが愛するコーヒー時間。「懐の深い純喫茶は都会の中のエアポケット。」

忙しい日々の中でのコーヒーブレイクが頭をクリアにしたり、自分らしさの輪郭に気づけたりする日常のスイッチに。十人十色の楽しみ方を伺った。今回は、モデル・小谷実由さんの愛するコーヒー時間を教えてもらいました。4月27日(水)発売Hanako1208号「美味しいコーヒーと新しい習慣。」よりお届け。

駅地下にあり、慌ただしい外とは一転、安息の地のような空間が魅力の〈はまの屋パーラー 有楽町店〉(http://hamanoya-yurakucho.com/)。

昭和と純喫茶をこよなく愛する、愛称おみゆさんこと小谷実由さん。今でこそあちこちの純喫茶巡りがライフワークだというが、元々はコーヒーが苦手だったのだとか。「コーヒーと純喫茶の魅力に目覚めたのは7~8年前。友人がバイトしたいという喫茶店の下見に付き添って行ったのが始まりです」

そのお店は新宿にある〈但馬屋珈琲店 本店〉。以前からファッションや映画、音楽など、懐しい世界観が大好きだったおみゆさんの琴線に触れ、心揺さぶられる体験となった。「昔にタイムスリップしたかのような、温かみあるインテリア、一朝一夕には出せない歴史を重ねた空気感……ドア一枚を隔てた向こう側には、映画で見て憧れていた純喫茶がありました。懐かしい物語を共有できる、私にとっては博物館みたいな空間だったんです」そして友人のバイトが決まり、客として足を運ぶように。友人が想いを込めて淹れてくれるコーヒーも好きになり、ほかのお店への興味もどんどんふくらんで、純喫茶巡りが趣味になる。「とはいっても、豆乳などで割ったコーヒーが今でも好きです。

ウィンナーコーヒー550円と「はまの屋特製サンドゥイッチ(玉子、フルーツ)」800円。「フワフワした焼きたての玉子焼きに愛を感じます」

今日訪れている〈はまの屋パーラー 有楽町店〉では、ウィンナーコーヒーやミルクコーヒーを選ぶことが多いですね。こちらのお店は、温かな木の風合い、落ち着くレコードの音楽、働く人の多い有楽町の雑居ビル内という隠れ家感が気に入っています」

空き時間に一息ついたり、友人とおしゃべりに興じたり。

店内でおみゆさんがコーヒーを飲みながら本を読んだり、サンドイッチを食べたりして過ごす様子には、リラックス感が漂う。「純喫茶って、な人向けといったターゲットがなくて、元気なときも落ち込んでいるときも、何も言わずに受け入れてくれる懐の深さがあると感じます。いい意味で放っておいてくれて、時の流れが止まっている都会のエアポケットのような。ここでコーヒーを飲みながら、読書や考えごとをする時間を持つことで、私が私らしくいられるような気がします」

Profile…小谷実由(おたに・みゆ)

ファッション誌やカタログ、広告を中心にモデルとして活動。一方で執筆業や様々なクリエイターたちとの企画にも取り組み、初のエッセイ本『隙間時間』(ループ舎)を初夏に上梓予定。

(Hanako1208号掲載/photo : Kenya Abe, Yoichi Nagano, Yoshiko Watanabe text : Kyoko Kashimura, Mako Yamato edit : Nao Yoshida)

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