暮らすように旅する、循環型キャンプ〈LIFE FARMING CAMP〉へ。
Hanako.tokyo / 2022年7月19日 18時0分
野沢温泉で知られ、豊かな自然が息づく長野県・飯山。今回は、土地の農的暮らしの素晴らしさを体験できる循環型キャンプ〈LIFE FARMING CAMP〉へ。ブナ林を散策したり、畑で栽培している旬の野菜を収穫して料理、SUPなどのアクティビティも体験!大自然に囲まれて、つま先から頭の中までリフレッシュできる旅を楽しもう。
〈LIFE FARMING CAMP〉で暮らすように旅する。
東京からで2時間ほどでたどり着くここ、長野県・飯山。野沢温泉や冬になるとウインタースポーツで賑わっているイメージだが、冬以外の時期も大人も子どもも楽しめる穴場なアクティビティが近年増えているという。
今回は、畑での農体験、火起こし、地産地消の料理、その土地の歴史や風習を学ぶ体験ができる循環型のキャンプ施設〈LIFE FARMING CAMP〉へ。ここでは、現地のネイチャーガイドがブナ林散策やSUPなどのアクティビティを案内してくれたり、お寺で瞑想したり、地元レストランのシェフと一緒に地産の食材を使った料理など、その土地に根付いた方とのつながりも楽しめるのが新しい。
第二の故郷のような居心地の良い、暮らすように旅するを叶えてくれる場所だ。
マイナスイオンを求めて、ブナ林散策へ。
着いたらまずは、マイナスイオンをたっぷり感じにブナ林散策へ。
冬は雪に覆われるため、散策するなら7〜8月ぐらいの時期がベスト。夏でも空気がひんやりしていて気持ちいいので快適に散策できる。多様な生き物が暮らす広大なブナ林を知り尽くすネイチャーガイドが案内してくれるので、初心者でも安心!
今回案内してくれた、ネイチャーガイドの池田和夫さん。
クマの爪跡。ここ野沢温泉のブナ林は、村の子どもの数よりクマの方が多いらしいが、クマと遭遇しないように草笛の吹き方も事前に教えてくれるので安心。
動物に食べられるため発芽する種子はわずか。実際に食べてみたら、ナッツみたいに香ばしくておいしい!
春までに発芽して大きな気になるまで100年以上かかるのだそう。
訪れた時期は山菜が取れる季節で、あらゆるところにひょこっと出没。「これ、スーパーで見たことある」と思いながら、こうやってできているんだなと学べる時間も楽しい。
これは「根曲がり竹」。長野を代表する筍だそう。こんな細いのは初めて見た。
雪が多く、湿度が高い場所で育つブナの木は、幹を伝わって地面に流れ、多くの落葉が雨水を溜めるので地面がクッションのようにふかふかで気持ちいい。
ブナ林を散策するときは、袖のある服装とスニーカーがベスト。
テント張りからすべてセルフの体験。
ブナ林散策を楽しんだら、今回の旅のメイン〈LIFE FARMING CAMP〉へ。あたり一面が木に囲まれた神秘的な空間で、ツリーハウス自体が広いので友人同士やファミリーで訪れるのもおすすめ。
一見難しそうに見えるテント張りも、教えてもらいながらトライするととっても簡単!
ほんの数分で、あっという間にテントが完成。
米ぬか酵素のボディーソープやシャンプー、土に還るタブレットタイプの歯磨き粉など、環境にやさしいアメニティ。
湧き水で水汲み。塩素などが入ってない生水なので、新鮮でおいしい。
そのまま飲料水として飲むことができる。
着いたら、まずはテント張りからスタート。キャンプ初心者でも、しっかりレクチャーしてくれるので心強い。
こちらが畑。収穫した野菜は自由に使うことができる。
野菜以外のもハーブ系も栽培。畑にはピザ窯もあるので、採れたての野菜でピザを作るのも楽しそう。
夏から秋にかけて、野沢菜も収穫できるのだそう。この土地ならではの食材が手に入るのは嬉しい。
コンポストが設置。生ごみなどを分解し、畑の肥料として使用。
テントを張ったら、次は畑へ。ここで収穫した旬の野菜を、そのまま夜ごはんの食材として使うことができる。その土地で採れたものをその土地でいただく。なかなか普段の生活ではできない、こんな貴重な体験ができるのは〈LIFE FARMING CAMP〉ならでは。地球にも身体にも優しいことをしていると、自然と心も穏やかになっている気がする。
土地のものをいただく。
陽が沈んできたら、テーブルを囲ってみんなでディナーを。シェフは日替わりで、イタリアンや創作などその時々によってメニューが変わる。この日は地元の人気レストラン〈七良兵衛珈琲〉のシェフと一緒に作る料理をいただく。
採れたての野菜、地元食材をいただく、ファーマーズテーブル。
この日のお酒はナチュールワインがラインナップ。
ブナ林散策でも見かけた「根曲がり竹」や山うどに、レタスやクスクスを合わせたサラダ。
地酒のレーズンバターがまろやかでおいしい!自家製の天然酵母パンと一緒に。
発酵バターとじゃがいも。ワインのお供に最高の一品。
信州サーモンのカルパッチョ。
じっくりローストした「深雪ポーク」は、噛み締めるたびに旨みが溢れ出して思わず舌鼓。1カ月熟成したマスタード、山椒の葉、ウドの葉から作られたソースを絡めて。
「根曲がり竹」の筍ご飯は優しい味でほっこり。
食後のデザートは、「ふきのとうのチョコレート」。口溶けなめらかで、ひと口サイズなのでついつい食べてしまう。
収穫した野菜を使って、その土地ならではの料理をいただけるなんて贅沢すぎる。夜の木々たちの香りと、幻想的な空間に囲まれていただくロケーションも最高!
お腹も心もたっぷり満たされて幸せいっぱいなディナーを満喫したら、焚き火を囲ってリラックスタイム。パチパチと、心地よい炎の音に耳を傾けながらハーブティーを飲む。ただただゆっくりする何もしない時間こそ贅沢な時間。
朝もアクティブに。
〈LIFE FARMING CAMP〉の朝は、野沢菜発祥の地としても知られる〈健命寺〉での瞑想がプログラムに組み込まれているが、その時の天候や要望で臨機応変に他のアクティビティに変更可能。
この日は、早起きして山菜たっぷりの朝食を食べて、SUP体験をすべく北竜湖へ向かう。
朝食は〈七良兵衛珈琲〉のお店で。
いざ、大自然の真ん中でSUP体験。ガイドの方がパドルの使い方などをしっかりレクチャーしてくれるので初心者もウェルカム。
湖上で穏やかな浮遊感の中で行うSUPは、鳥の鳴き声や風の音などが心地よく、自然と心が解放される。今回はSUPのみだが、サウナも体験できる。
サウナ&サップ 10,000円(4名以上)、サップ 5,000円、サウナ 7,000円(4名以上貸切のみ)。※移動は別途電動自転車、タクシーなど。
たくさん遊んだら野沢温泉でリフレッシュ。
野沢温泉のシンボルとも言われる「大湯」。
ツウもおすすめする「滝の湯」。
「ふるさとの湯」は、温泉もシャワーも完備している日帰り入浴施設。※入場料が必要。
外湯は、村民の大切な共有財産なので、エチケットを守って入浴しよう。
身体を動かして汗をかいたら、温泉でリフレッシュ!野沢温泉街には13カ所の外湯があり、どこも自由に入浴可能。それぞれの温泉によって温度も効能も異なるため、たくさん回って自分のお気に入りの温泉を見つけてみるのも。
〈LIFE FARMING CAMP〉
2022年6月1日~10月31日
1泊2日 50,000円。地元シェフと一緒に作るディナー付、70,000円。※6名以上から。記載料金は1人あたり。
公式サイト
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