1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. グルメ

名物店主から、ネパール茶葉まで。毎日通いたい、いま注目のティースタンドとは?

Hanako.tokyo / 2022年10月6日 18時30分

名物店主から、ネパール茶葉まで。毎日通いたい、いま注目のティースタンドとは?

街のあちこちに本格的なお茶が飲める気軽なお店が増加中。 今や、ティースタンドはデイリーなスポットになっています。 お茶を介せば店主との会話も弾んで、毎日でも通いたくなる! いま注目の6軒をチェックして。9月28日(水)発売Hanako1213号「新しいニッポンのお茶。」特集よりお届けします。

1.〈CHIYA BA〉fromヒマラヤtoトーキョー

チャイはカルダモンやフレッシュな生姜など爽やかな香りが効いている。

発酵の少ない「ヒマラヤンホワイト」700円がシグネチャー。アロマが広がる大きなカップで。

茶葉は店頭やウェブでの販売も。

レストランでの仕込みの合間に、店頭で休憩するアディカリさん。

ネパール出身の店主、アディカリ・カンチャンさんは、ヒマラヤ地方の標高2,300mにある農園でお茶のおいしさに出会った。「カトマンズから2日かかるような極地ですが、ダージリンにも近く、お茶の栽培に適した土地として注目されています。ゆっくりと時間をかけて作られるお茶を日本に広め、母国にも貢献できたら」とアディカリさん。日照時間が短く肥沃な大地で育ったお茶は甘みがあり、野生味も感じられる。ネパールというとスパイスチャイを一番に思い浮かべるけれど、ここではまずシングルオリジンのストレートを味わおう。

〈CHIYA BA〉/チャバ
住所:東京都目黒区上目黒2-45-12│地図
TEL:03-6388-5249
営業時間:9:00〜19:00
定休日:月曜
席数:20

2.〈ヽ-TEN-〉日本で一番小さいお店

これまでもスイカや大葉など季節の食材を合わせてきた。これに炭酸を加えたスパークリングティーも。

この日のブレンドティーは、柿と秋冬番茶600円。ほのかな甘みと香りが加わっている。

茶箱の機能美を集約した設え。

のれんが目印。季節のお茶のコースも開始。

下北沢の街角にポツンと現れた、1坪強のカジュアルな“茶室”。店主の青木真吾さんは前職の日本料理店で日本茶の奥深さに触れ、身近な所でその楽しみ方を伝えられるスタンド式の店を開いた。煎茶や抹茶など丁寧に淹れられた一杯を立ち飲みで気軽にいただける。店名の意味を聞くと、「通勤前、昼食後、帰宅前など、一休みできるヽ(読点)のような存在になりたくて」と青木さん。面白いのは、季節のブレンドティーだ。果物やハーブを漬け込んだり煮出したりして、日本茶の味を引き立てている。

〈ヽ-TEN-〉/てん
住所:東京都世田谷区北沢2-19-2│地図
TEL:03-6453-2168
営業時間:12:00〜17:00、18:00〜終電
定休日:不定休
席数:スタンディング4人ほど

3.〈a drop. kuramae〉茶人・べったなさんに会う

今のおすすめは宮崎〈門田製茶〉の釡炒り茶。飲み比べ80分2,000円のほか販売も。

優しく抽出する茶器を使用。

「街中にお茶の空き缶が転がるくらいに、日本茶が親しまれるのが夢」と限定で作ったアイテム。

お茶業界の仲間から「べったなさん」と親しまれる名物店主、田邊瞭さんは、全国の農家を巡り、作り手や味わいの魅力を紹介する“茶人”だ。メニューは飲み比べのみで、お客に合わせた6杯を提供。「お茶に興味を持った人の“2歩目”を作りたい」と、素材由来の自然な味、製茶や合組(ごうぐみ)の職人技が光るものなど、奥深さを知れる構成に。ウェブで予約推奨。

〈a drop. kuramae〉/ア ドロップ クラマエ
住所:東京都台東区蔵前4-14-11 204│地図
営業時間:Instagram:@adrop_kuramaeで要確認
定休日:不定休
席数:スタンディング4人ほど

4.〈uRn. chAi&TeA〉さりげなくハイクオリティ

スパイスをしっかり煮出した後、生姜と黒糖で作ったシロップで甘みをつけ、ベースに。

アイスティー450円も一杯ずつ丁寧に淹れる。

鈴木環さんの器や〈ルイスポールセン〉のランプなどインテリアも上質。

紅茶専門店〈ウーフ〉が特別にブレンドした紅茶&ハーブティーや、銅鍋で煮出すチャイなど、気軽な雰囲気の店内で本格的なお茶がいただける。中でもチャイはバリエーション豊富。茶葉はウバ&アッサム、ルイボスティー、ほうじ茶のほか、太田哲雄さんのアマゾンカカオと組み合わせたものも。濃厚な自家製チャイベースには、プラントベースのミルクを合わせるとスパイス感が強まるという新発見も。

〈uRn. chAi&TeA〉/アーン チャイアンドティー
住所:東京都渋谷区恵比寿1-22-23│地図
TEL:080-9179-8317
営業時間:9:30〜20:00
定休日:なし
席数:20

5.〈VERT〉パティシエが日本茶にハマったら

シャインマスカットに〈東坂茶園〉の「露光」を合わせた羊羹。内容はひと月ごとに変わり、7品6杯で12,000円。

始まりの一杯は、だしのように旨味がある玉露から。

目の前でお茶を淹れ、スイーツを仕上げる。

若きパティシエ、田中俊大さんが日本茶スイーツコースの店を始めた。田中さんは数々の名店で腕を磨き、日本茶スタンド〈INARI TEA〉のスイーツを監修。そこで初めて日本茶のおいしさを知り、たった4年で200品種はある茶葉の知識を蓄えた。スイーツに使うお茶はそれぞれ品を変え、茶葉からレシピを考えることも。

〈VERT〉/ヴェール
住所:東京都新宿区津久戸町3-19 DeLCCS神楽坂津久戸町2F-A│地図
営業時間:12:00〜、15:30〜の二部制、夜茶会(土日のみ)19:00〜21:00
定休日:不定休
席数:カウンターのみ5席

6.〈norm tea house〉フリースタイル・ドリップ

古道具が好きだという長谷川さんが使う茶道具も見どころ。古民家を改装した店内のあちこちに置いてある。

この日の紅茶は、熊本産のみねかおり。お茶菓子セットで1,000円。

茶葉を粉砕してエスプレッソに。

元バリスタの店主、長谷川愛さんのレシピは、型にはまらず自由。ミルクに茶葉を浸して“水出し”のように抽出したり、エスプレッソメーカーを使ってラテ用のベースを作ったり。小規模生産の農家を訪れて集めた茶葉の味わいや芳しさを伝えるべく、ストレートティーはホットでもアイスでもワイングラスで提供。難しく考えず、「おいしいのが一番」という基本に戻れる。

〈norm tea house〉/ノーム ティー ハウス
住所:東京都台東区三筋1-11-8│地図
営業時間:11:00〜18:00
営業日:土〜月のみ(10月現在)
席数:スタンディング5人ほど

(Hanako1213号掲載/photo : Taro Ota text : Kahoko Nishimura)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください