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中国の小麦粉料理「花巻」に挑戦!〜徳成祐衣の果てしなくギョーザな日々〜

Hanako.tokyo / 2022年10月12日 16時0分

中国の小麦粉料理「花巻」に挑戦!〜徳成祐衣の果てしなくギョーザな日々〜

〈クックパッド〉広報の徳成祐衣さんが、愛してやまない餃子の絶品おうちレシピやとっておきのお店を紹介する連載。第43回は、ずっと作ってみたかった中国の小麦粉料理「花巻(ホアジュアン)」を紹介します。

餃子を皮から作るようになってから、ずっと憧れていた中国の小麦粉料理があります。お花のように美しく華やかな形と、見るからにふわふわな風貌を兼ね備えている「花巻」。日本の中華料理店では蒸しパンとしてメニューに掲載されていることが多く、肉まんの皮のようなシンプルな味の料理です。
10月に入り、突如気温がぐっと下がり肌寒くなってきたので、あったかい水餃子を皮から作ろうとキッチンに立ったのですが、どういうわけかふわふわほっかほかの花巻で頭も心もいっぱいになってしまったので、これはチャンスと急遽変更。餃子をメインとしたホームパーティーなどをするときには、スープや色々なおかずも出すのでいつか花巻を添えてみたいと思っていたのです。いまから蒸し立てのおいしさが楽しみ!

小麦粉にドライイースト、グラニュー糖、粗塩を入れて混ぜ、そこにぬるま湯を数回に分けて加えていきます。餃子の皮作りと同じようにくるくると菜箸で混ぜていくと、どんどん生地がまとまります。そこに油を加えたら手でこね、打粉を振った台の上でこねていきます。

つるんと滑らかになったら一次発酵。餃子の場合は発酵時間は不要ですが、花巻は30分〜1時間ほど寝かせて発酵させます。すると生地がぷくぷくと膨らみました。

台の上に乗せて伸ばし、生地の表面に粗塩、油をのせ、折り返しながら全面に広げます。なんて面白い工程…!

手前から生地を巻いて整えたら、包丁で切っていきます。切った断面が上になるように2つを合わせたら潰して、伸ばして、ねじります。この一連の工程が花巻の美しい形を作っているようです。きっとプロの方がやると花巻の姿はもちろん、手捌きも美しいのでしょう。

成形が終わったら、二次発酵。その間に蒸し器を用意して、蒸したら完成です。
以前、ウー・ウェン先生と肉餅を作らせていただいたときに、生地に層ができるのは油のおかげであることを学びました。この花巻の美しい層もきっと、くるくると巻く前の工程で油を塗ったから…。小麦粉と水という基本の材料は餃子と同じなのに、油の働きであっという間に姿を変えていくおもしろさを作ってみて実感。

花巻は発酵時間はありますが、本当にシンプルで、あっという間。慣れてしまったらサクッと作れてしまいそうです。小麦粉料理と聞くと、なんとなく粉が散らかったり、洗い物が増えて大変なイメージを持たれる方が多いように思うのですが、中国の小麦粉料理はほとんどがボウルと台さえあればささっとできてしまうだけでなく、こねているうちに手も、ボウルもきれいになるので本当に楽。台もほとんど汚れません。特に秋冬は台所に立っていても汗が出ず、清々しい気持ちで料理ができる最高の季節です。臆せず挑戦してみてほしい!

蒸し立ての花巻をあったかいスープと一緒にいただく、この朝の幸せたるや。少しずつ喋れるようになってきた1歳の娘も「ふわふわ〜」と言いながら、食べてくれました。

作りたての日はそのまま、翌日はペルーの朝食の定番、チチャロンサンドに。またその翌日はセロリと卵を焼いたものを挟んでみました。頬張りながら夫と話をしていると、花巻をバンズとして餃子のタネを焼いたものを挟んでもおいしそうというアイディアが。確かに!

蒸してから冷凍し、食べたいときに蒸すこともできるのでストックにもおすすめ。肌寒い日に蒸し立てを食べる。この格別のおいしさをみなさんもぜひ。

過去の連載はこちら


徳成祐衣の果てしなくギョーザな日々。 一覧

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