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聞き手の心を掴む!オンライン会議での進行役の「話し方」と「映り方」

Hanako.tokyo / 2022年12月6日 12時0分

聞き手の心を掴む!オンライン会議での進行役の「話し方」と「映り方」

Hanakoのイベントで司会をするなど、人前で話す機会の多いハナコラボ プロデューサー・土屋志織が、アナウンススクール〈テレビ朝日アスク〉に入門。果たして、憧れのアナウンサーのような話し方になれるのか…?全4回、短期集中連載でお届けします。

今回、担当する先生は…

寺崎貴司さん。

テレビ朝日アナウンサー、テレビ朝日アスクのゼネラルマネージャー兼校長を務める寺崎貴司さん。第2回は、土屋司会のオンラインイベント「Hanako SPECIAL SWEETS FES」を改めて振り返り。オンライン会議でも使える、進行役の話し方と映り方について学びます。

「Hanako SPECIAL SWEETS FES」の振り返り!土屋の改善点とは…?

映像を流しながらチェックしていく。

寺崎さんの的確な指摘に土屋も納得の連続。

「土屋さんは声もしっかり出ているし、明るく元気のある楽しい話し方。ただ、少し強過ぎる部分がある。やわらかい印象をプラスし、気になる点を改善していけば、より聞きやすく、親しみやすい話し方になります」と寺崎さん。具体的にどこを改善していけばいいのか、映像を観ながら振り返っていきます。まずは、話し方から。



【1】“しゃべり”が全部つながっている
対面、オンラインに関わらず、イベントでは「みなさまこんばんは」と視聴者に投げかけたら、少しリアクション待ちをすること。挨拶後の1拍は大切です。「アナウンサーがニュースを伝えるときに『こんにちは、お昼のニュースです』の後に間を空けるのも同じ。聞き手に聞くという心構えの準備の時間を与えないと聞き手が置いてきぼりにされてしまいます。土屋さんはずっと文章をつなげて話すので、少しずつ間を空けて、しっかり相手の心をつかみましょう」(寺崎さん)。


【2】文末「〜です」「〜ます」が持ち上がる
かわいらしい印象を与えるためダメではないが、全ての文末が持ち上がると視聴者は聞いていてしんどい。特にメイン進行の土屋がゲストと同じようにクセのある話し方をするとなおさら。文末を下げるよう常に意識しましょう。「元気よくと思っていたのですが、それが逆に不自然になっていたのかも。少し子どもっぽいなと感じました」(土屋)。「土屋さんは大丈夫ですが『〜は』『〜で』の助詞が持ち上がる人もいるので要注意です」(寺崎さん)。


【3】「させていただきます」の使い方
新人アナウンサーでも多いという、丁寧過ぎる言い方。間違った日本語ではないが、やたら使うとまわりくどい印象に。例えば「ご紹介させていただきます」は「ご紹介します」のほうがすっきりしてGOOD。


【4】自分で自分に「はい」と相槌を打つクセ
「はい!ということで〜」など、自分で調子をとることでテンポがよくなるが、毎回、こういった言い回しが出てくると、気になる。「司会が話を一人でどんどん進めている印象になりますから、気をつけましょう」(寺崎さん)。


【5】食リポのボキャブラリー問題
「すごい」「なんか」「おいしい」の繰り返しだと「結局、何だったんだろう…」となる。「すごい」「やばい」は便利な言葉ですが「(すごい)まずいのか」「(すごい)うまいのか」言ってもらわないと結局何も伝わらない。本当にそう思ったときは使っていいけど、使い過ぎると価値が下がってしまうので危険です。これはもうボキャブラリーを増やすか、感性を磨くしかありません」(寺崎さん)。

「恥ずかしい…」と思わず笑いが止まらない土屋。

ノートにはメモがびっしり!

話し方の次は、映り方。見せ方を工夫するだけで、ぐっとクオリティの高いものに。



【6】カメラを見ていない
オンラインでは、とにかくカメラを見ることが大切。カメラではない場所に視線が向かうと「この人はどこを見て話しているのだろう」という疎外感を視聴者に与えます。ちなみに、このときのイベントでカンペを出した場所は、カメラの横。「カンペを見ているので目線がずっと斜め下。視聴者への語りかけという点で目線はかなり大切です。そして、同じ空間にいる他の出演者のほうを見ながら話すのもポイント。相手の方は土屋さんを見ているのに土屋さんは見ていないから、アイコンタクトがとれていないことに」(寺崎さん)。


【7】マスクがずれすぎ!
冒頭から、マスクを直しながら話す土屋。「実は配信中、コメントでマスクについての指摘が多かったんです」(土屋)。「マスクに目がいってしまい、内容が頭に入ってきませんよね。最低限、直していただきたい点です」(寺崎さん)。

振り返ってみて「その通りすぎて何も言えません(笑)」とヘコむ土屋。「ここを直せば印象が変わってくるなということがだいぶわかってきたと思います。とはいえ、話し方はやはり気にし過ぎてしまうと恐る恐るになってしまいおもしろくないため、土屋さんらしい元気な話し方はそのままで。私の話は半分程度に聞きつつ、指摘した部分を少し意識してくれればよくなると思いますよ」(寺崎さん)。

反省をふまえて、司会に再挑戦!

パソコンの高さ、左右のライトまでばっちりなパソコン台。自宅で再現したい!

最後にほめられて、ひと安心。

改善点がわかったところで、次のステップへ。教室のとなりにあるスタジオで、改めて「Hanako SPECIAL SWEETS FES」の台本読みをします。土屋は設置してあるパソコンに向かって話し、寺崎さんは教室で映される土屋の映像を観てチェックします。
まずは緊張の1回目。「初っ端『みなさんこんばんは。Hanako編集部の土屋です』という間に3回も台本に視線を落とすのはもったいない。その程度であれば暗記しましょう。でも、間の空け方や文末の持ち上げはだいぶ改善されましたね」(寺崎さん)。
視線を意識しながら2回目。「イベントのときよりアピール度がかなり高くなりましたよね!これです、これ!」の寺崎さんの一声に、ほっとする土屋。これにて、2回目の講座は終了です。

最後に記念撮影。

「1番は間がよくなりましたね。自己紹介も前を見ていてアピールできていますし、何より一生懸命の気持ちの込め方は相変わらず上手。視聴者が聞きやすいピシッピシッとした話し方ですし、課題だったやわらかさも出ています。オンラインイベントはテレビとは違い、カメラの台数が限られたり、フロアディレクターがいなかったりと、全て一人で進行しないといけないので大変だと思いますが、視聴者にとってはどれも動画コンテンツに変わりない。今回、指摘したことを意識するだけで視聴者の心はきっと掴めますよ」(寺崎さん)。「話し方はもちろん、見せ方も意識するだけで全然違うことがわかりました。とはいえ、カメラ目線で話すのはやはりむずかしい…。アナウンサーって本当にすごいです!今後も月1でオンラインイベントはあるので、早速活かしていきたいと思います」(土屋)。次回はリアルイベントでの司会について学びます。

〈テレビ朝日アスク〉

東京都港区六本木7-18-23EX 六本木ビル6F
03-3401-1010
公式サイトはこちら

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