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鎌倉〈POMPON PANTRY〉の立道嶺央さんへ会いに/第50回 なかしましほの散歩のレシピ

Hanako.tokyo / 2022年10月22日 12時55分

鎌倉〈POMPON PANTRY〉の立道嶺央さんへ会いに/第50回 なかしましほの散歩のレシピ

料理家・なかしましほさんが、気になるお店とその方に会いに行く本誌連載「散歩のレシピ」。今回は〈POMPON CAKES BLVD.〉から徒歩30秒! 焼菓子やオリジナルのワークウェアなどを販売する〈POMPON PANTRY〉へ訪れました。

鎌倉の人気ケーキ店、〈POMPON CAKES BLVD.〉が数軒先に、もう一つのお店、〈POMPON PANTRY〉をオープンしたのは2018年のことでした。〈POMPON CAKES BLVD.〉近くのお寿司屋さんだった店が空いている話をオーナーの立道嶺央さんが聞いたことから始まります。「何をするか決まっていなかったけど『実験場のように』使ってみたくて」とその物件をすぐに借り、量り売りのコーヒー豆やナッツ、ドライフルーツなど、セレクトされた食材たちを並べたパントリー(食品庫)をスタートさせました。

カウンターの向こうは焼菓子の工房になっている。

クッキーのアソートなどはオンラインでも販売。(https://pomponcakes.stores.jp/)

お店に入れば、瓶に入ったクッキーたちが目につきます。毎日10種類前後がお店奥のオーブンで焼かれているクッキーは、子どもたちが買えるようにと、量り売りで1枚からでも販売。私の一番のお気に入りは「アーモンドクッキー」。アーモンドの旨味が凝縮されていて、ほかにはないおいしさ! 1枚ではやめられないのが悩みです。

気に入ったクッキーを指定して、1枚ずつからでも購入可能。親子で来るお客さんも多い。

今はクッキーや調理道具をはじめ、オリジナルのワークウェアブランド「I'mCaker」など、新しい分野にも挑戦して、世界をどんどん広げています。
「I'mCaker」はエプロンやワークパンツ、Tシャツ、エコバッグなどのアパレル。店頭のリーフレットにある「大量生産せず、必要とされている分だけひとつひとつ丁寧に自分たちの手で作る」という言葉通り、デザインは立道さん、縫製はスタッフさんが担当。なんと全工程をPOMPONさんで作っているのです。エプロンを身につけたスタッフさん、「バターのしみができてしまって」とちょっぴり恥ずかしそうですが、いい具合に使い込まれていて、エプロンがなじんでいます。
ただ物を買って終わりじゃない。お店の人と「やっと涼しくなりましたね」なんて世間話をしたり、お客さんはスタッフとコミュニケーションして物を買うという、ずっと大事にしたいものがある〈POMPON PANTRY〉。そこはなつかしの商店そのもの。だからとっても惹かれるのです。

お菓子があり、ウェアがあり、独自の世界観へ。

「I’m Caker」の文字をあしらったエプロン7,920円。文字はシルクスクリーンでプリントされたもの。コットン製なので、気軽に水洗いができて便利。

オーナーセレクトの道具。泡立て器など、〈POMPON CAKES BLVD.〉の店内でも活躍しているキッチン道具を中心に、使いやすいものをセレクトして販売。機能的だけれど、見た目はシンプルですっきり。

大小のガラスのジャーに入れられたクッキーは、子どもたちの人気者。好きな味を好きなだけ選んで買えるのもうれしい。アメリカのグローサリーの雰囲気。

〈ソニー〉のカセットデッキはお店の音楽用として購入。70年代、80年代の洋楽のポップスや頂き物の80年代のシティポップスのカセットをかけることが多い。

やさしい色合いの3色のトートバッグはオリジナル。高密度で織られた生地は薄手なのに丈夫。ショッピングバッグとしても汎用性が高い。マチなし。グレー、ピンク、水色の3色。各3,520円。

お菓子の道具も販売。クリームの絞り袋、口金、クッキー型などなど、お菓子作りが好きな人にはありがたい。スタッフのお母様が落ち綿で作ったエコたわし660円も人気のアイテム。

今回訪れたのは、鎌倉〈POMPON PANTRY〉



〈POMPON PANTRY〉/ポンポン パントリー
住所:神奈川県鎌倉市常盤355-9│地図
TEL:0467-67-5382
営業時間:11:00〜18:00
定休日:月、最終日曜
〈POMPON CAKES BLVD.〉から徒歩30秒! 焼菓子やオリジナルのワークウェアなどを販売。アメリカの田舎にあるような外観。

Text なかしましほ

出版社勤務の後、ベトナム料理店などを経て料理家に。2006年に〈foodmood〉をオープン。体によい素材のお菓子が評判に。著書に『たのしいあんこの本』(主婦と生活社)が。

Photo 長野陽一

ながの・よういち/日本の島を撮り続ける写真家。書籍、広告、CMでも活躍。独特の世界観の料理写真にはファンが多い。食べ物をまとめた本として『長野陽一の美味しいポートレイト』がある。

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