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伊香保温泉with滝沢カレン

Hanako.tokyo / 2023年1月30日 21時0分

伊香保温泉with滝沢カレン

選ぶ時から、旅は始まっています。
体が季節の変わり目変わり目に、ふと話しかけてくる時があります。
この季節の変化を違った場所で眺めてみたいな、と。

そんな時が私の旅時だと思います。
なかなか聞き逃してしまいがちな自分の言葉ですが、ふと風を感じた時に聞こえてきます。
そんな時は、自分の言葉を無視しないで叶えてあげます。
もちろんしょっちゅうそんなわがまま言ってたら我慢させますが。

でもせっかく日本にいるのだから、春夏秋冬はいろんな角度から見てみたい。
きっとまだまだ知らない温泉宿、気付けていない温泉宿はたくさんあると思うんです。
ずっとずっと海外旅行一筋の私からしたら、日本の温泉を冒険するのは新たな幸せです。

少しの距離で、私に想像を絶する異空間を与えてくれる温泉宿は
まだまだ知らぬ地がたくさんあります。
北海道で、雪の季節に浸りながら温泉も入ってみたいですし、
大分の別府温泉で温泉の底力も教えてもらいたいな、とよく考えるようになりました。

まだまだ知りたい地ばかりです。
これから、少しずつ日本の魅力を教えてくれる温泉宿を探って行こうと思います。

休みが取れれば海外旅行に行っていたという滝沢カレンさんは、この数年で国内の魅力を再発見。もともと好きだった温泉巡りも、以前より頻繁になったという。

「お風呂好きだった家族の影響で、幼少期から銭湯や温泉にはよく行っていました。自分で計画して行くようになったのは高校生の頃。誰かと一緒にお湯に浸かると、なぜだか本音が話せるんですよね。星空を眺めて入る露天風呂では、いいBGMがかかっているお店みたいに自分がカッコ良くなったような感じになってポエムなことも言えちゃいます。昔、母と入った時には、いつもはできない恥ずかしい話ができて特別な時間でした」

宿やお土産屋さん、食事どころも友人には任せず自分で選んで計画しておきたいという滝沢さん。
小さなエリアにまとまった伊香保のような温泉地は「魔法の国」のように感じられるそう。「人生一回きりだから、一度の旅で楽しみ切れるところがいいんです。着いたら車には乗らず、歩いたり、自転車に乗ったり。その土地の空気を吸って過ごします」

滝沢さんが温泉に行くのは〝疲れ切る前〟。

「季節の変わり目を感じた時に新しい景色を見たくなって、温泉に行きます。たとえばお正月休みではなく、ハードスケジュールになる前の11月くらい。
『いま違う景色を自分に見せておいたら、次の季節も走り切れるな』という感じですね。そうすると温泉がパワーをくれて、365日疲れ知らずなんですよ」

滝沢 カレン/たきざわ・かれん
1992年生まれ、東京都出身のモデル。ファッション誌や広告、テレビドラマのほか、バラエティ番組を中心に、独自のキャラクターで人気を集める。
次に訪れたいのは、秘境にある温泉や雪国の露天風呂、空に浮いているような気分になれる場所。

photo : Kotori Kawashima hair & make : Rika Sagawa illustration : Mami Tsujimoto text : Kahoko Nishimura文・滝沢カレン

No. 1214



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