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最終回は憧れのナレーションに挑戦!映像を理解して、自分の心を沿わせていく

Hanako.tokyo / 2022年12月8日 12時0分

最終回は憧れのナレーションに挑戦!映像を理解して、自分の心を沿わせていく

Hanakoのイベントで司会をするなど、人前で話す機会の多いハナコラボ プロデューサー・土屋志織が、アナウンススクール〈テレビ朝日アスク〉に入門。果たして、憧れのアナウンサーのような話し方になれるのか…?全4回、短期集中連載でお届けします。

今回、担当する先生は…

川瀬眞由美さん。

第1回、第3回に引き続き教えてくださったのは、元テレビ朝日アナウンサー、テレビ朝日アスクの取締役を務める川瀬眞由美さん。第4回は、いま幅広い世代の方に人気だというナレーションについて。ジャンルの違う2種類の台本を通して、魅力を深掘りします。

ドキュメンタリー番組の「アバン」に挑戦

左から映像の説明、読むタイミングを知らせるタイムコード、台本。

まずは映像を観て内容を把握。

1つ目の題材は、川瀬さんがアナウンサー人生の最後に担当したというドキュメンタリー番組に、アレンジを加えたもの。日本中の美しい風景と祭りを集めて、そこに生きる人たちの生活や想いを伝えるシリーズ。その冒頭に流れる、番組中の春夏秋冬の映像をまとめた大切なオープニング「アバン」を担当します。
まずは、映像をひと通り確認。「頭に一生懸命映像を入れてみたけど、緊張して映像とナレーションがずれてしまいそう」(土屋)。「このナレーションの場合は、時間以内に読めなくても邪魔にならないので長さは気にしなくてOK。1番の課題は、この番組の世界観を表現すること。スケールの大きい番組なので、こそこそ読んでしまうと映像に負けてしまいます。映像と内容に自分の心を沿わせていきましょう。しっかりとした発声と発音、内容に対する想像力、表現力が求められます」(川瀬さん)。

映像と原稿の両方が見えるくらい、画面の近くにいくと練習しやすい。

内容を頭に入れたところで、早速、読む練習。読むタイミングは台本に書いてあるタイムコードを参考にしますが、今回は先生の合図を頼りに進めていきます。「文字を追うのに精一杯なので、まずはどの映像に自分の声がのるのかを意識してもらいつつ、BGMにも耳をすましてみて」(川瀬さん)。
次は、表現力をつけるべく内容を深掘り。例えば「春の祭りは願いの祭り」であれば、手を合わせて心から祈ってみるなど、春夏秋冬それぞれに込められた意味や感情を自分の中に共有すること。そうすれば、自然と音になってきます。

どきどきの本番。自分の声がのった映像に感動!

マイクに乗るように、声はしっかり出します。

最後は川瀬さんがナレーションを披露。土屋と比較すると、圧倒的に声の大きさが違うことがわかる。

あまりの素晴らしさに「テレビを観ているみたい」と思わず手を合わせる土屋。

表現力を磨いたら、収録ブースに移動し声を録音します。「さ行と締めの『四季祭彩、日本の祭りを旅しました』が弱かったのが反省…悔しい!」(土屋)「読んでいくうちの集中力のブレですね。これは短いですが、2時間の番組だとリハーサル合わせて4時間あるときも。ほとんどは最後がクライマックスなので、最初に力を入れすぎるとへとへとになってしまいますし、パワーバランスは大切。慣れていけば楽しくなりますよ」(川瀬さん)。

気分はアナウンサー!?ニュース原稿読みに挑戦

果物の読みに苦戦!

映像を画像に置き換えたボード。

ボードを指差しながら説明。

2つ目の題材は、収穫直前の果物が相次いで盗まれるというニュース。ポイントは、いままでとは違い、あまり強弱や緩急はつけず、相手にしっかり伝えること。「巨峰」や「スモモ」など、読みにくい単語には要注意です。そしてナレーション同様、ニュースも内容をしっかり把握することが大切。「よく『悲しいニュースは悲しそうに読むべきですか?』と質問をいただくのですが、内容を理解し、それをしっかり伝えたいという想いがあれば自然と声の出し方も変わってきます。はじめから表情や声を作って読んでしまうと嘘っぽい感じに」(川瀬さん)。
ひと通り原稿の文章を練習したら、次は、ニュースの内容を写真で示したボードを指さしながら読んでみます。「一つずつ説明しながら視聴者に語りかけるという組み立てができれば、自然な話し方になる」という川瀬さんのアドバイスのもと、繰り返し声に出して練習します。
ちなみに、最初の挨拶「こんにちは」は本来、言葉と動きを一緒にやってしまうと雑な印象になるが、ニュースの場合、挨拶後にお辞儀をすると微妙な間が空いてしまうため、ほとんどのアナウンサーは顔が写った瞬間に挨拶を言いながら顔を下げているそう。

スタジオで本番!上半身の見え方も意識して

服装、髪型、アクセサリーなど、身なりを気にすることも大切。

心なしか、第1回のときより堂々として見える。

何度も練習して体に叩き込んだところで、スタジオに移動して本番。「とてもよくなりましたね。強いて言うなら、上半身を動かすクセがまた出ていたので気を付けること。バストショットで映る場合、ペンダントヘッドがずれているだけでも視聴者の気が散ってしまうので配慮が必要なんです」(川瀬さん)。「知らなかったです!姿勢が崩れるのは永遠の課題…これから体幹を鍛えます」(土屋)

あっという間の全4回が終了!

「あっという間の全4回。声の仕事はとても奥が深く、知らないことばかりでとても楽しかったです。いままで人前で話す機会はありましたが、こんなにも反省点が多いとは…。恥ずかしい場面もたくさんありましたが、今後のためにどんどんいかしていければと思います」(土屋)。

土屋のように仕事で司会をする方はもちろん、ジャンル問わず声の出すことに興味のある方は、ぜひ〈テレビ朝日アスク〉をチェックしてみて。

〈テレビ朝日アスク〉

東京都港区六本木7-18-23EX 六本木ビル6F
03-3401-1010
公式サイトはこちら

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