【真似したい、あの人のキッチン習慣。】#2 フードコーディネーター、料理家・こてらみや

キッチンをより快適に、効率良く使うために、すぐに取り入れられそうなことって？
料理のプロからインテリアに詳しいデザイナーまで、6名のキッチン習慣を紹介。

フードコーディネーター、料理家・こてらみや

レシピの制作からスタイリングまで、食の総合的なコーディネーターとして活躍。気取らないレシピに定評がある。著書に『料理がたのしくなる料理』（アノニマ・スタジオ）、『魔法のびん詰め』（三笠書房）など。

なんでも吊るす！天井も壁も、縦横無尽の収納術。

18年ほど前から使っているキッチンは、私の職業からすると小さめ。どうすれば使いやすくなるかを考えに考え、壁、天井、隙間などのあらゆるスペースを有効活用。引き出し式の棚を自作するなど工夫しています。いわゆる“見える収納”なので、気に入ったものしか買いません。便利グッズなどを使ってしまうと生活感が出すぎてしまうので、吊るしてあっても絵になるものを選ぶのがコツ。

キッチンは、使いながら「不便だな」 と思うところがあったら、そのままにせずに、使いやすくするにはどうしたらいいか？と考え、DIYで工夫。キッチングッズは「よく使うもの」「ときどき使うもの」「滅多に使わないもの」 に分けて置き場所を考え、配置換えをしていくうちに使いやすくなり、自分 のキッチンができあがっていきます。

MY RULE1．よく使うフライパンはコンロの横に吊るす。

使用頻度の高いフライパンは、コンロの横を定位置に。料理のときすぐに手に取れるし、使い終わって乾かしたあともすぐに吊るしてしまうことができます。

MY RULE2．お気に入りのガラスのケトルは吊るして収納。

ガラスのケトルは収納のためのスペースをとるし、コツンと当たって割れそうなので、吊るしています。ローリエやとうがらしは、収穫後しばらくは飾りながら使います。

MY RULE3．ペーパータオルは吊るして使う。

ペーパータオルはいつも同じ場所にあると探さなくていいし、あえて高いところに吊り下げることで、背伸びして腕を上げる動作をするので、いい運動になります。

illustration : Norihiko Shimada (PAPER) text : Chihiro Kurimoto