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料理家の樋口直哉さんと考えるお悩み解決②「下ごしらえと片付けが面倒!」

Hanako.tokyo / 2023年3月26日 13時29分

料理家の樋口直哉さんと考えるお悩み解決②「下ごしらえと片付けが面倒!」

料理が嫌いなわけではではないけど、苦手な"あの作業"や億劫な"あの工程"を思うと、つい腰が重くなってしまう…。そんな読者が抱える料理の悩みを、作家・料理家の樋口直哉さんが課題別に解決します!

お悩み「下ごしらえと 片付けを考えたら、 平日の夕飯は面倒に 拍車がかかる…」

Data of Hanako Lab.
Q・料理をする時に困っていることは?
後片付けが面倒…60・5‌% 食材の下ごしらえが面倒…23・7‌%
Q・調理にかかる時間は?
30分未満…34・2‌% 45分未満…31・6‌% 15分未満…10・5‌% 



“時短”するのは、調理工程ではなく片付けの方。

料理って、ほぼ下ごしらえと片付けだ。「苦手」という人のほとんどは、そこに調理工程を絡め、料理はマルチタスクで“複数のメニューを同時進行しないといけない”と思い込んでいる。
でも、ご飯を温めるほうれん草を茹でて器に盛るサーモンを焼き、ソースを仕上げる。これってすべてシングルタスク。
手順をきっちり整理すれば、20分で3品は可能。調理はフライパン1つを兼用すれば片付けだって簡単だ。

HOW TO COOK

<サーモンのフライパン焼き 大葉ソース>と<ほうれん草のおひたし>



サーモンのフライパン焼き 大葉ソース
〈 材料 〉1人分
サーモン…1切れ
塩…適量
バター…10g
しょう油…大さじ1/2
大葉(千切り)…5枚



ほうれん草のおひたし
〈 材料 〉1人分
ほうれん草…1/2束
炒りゴマ…適量
しょう油…適量



1.ほうれん草は5㎝幅に切り、根元は半分に切る。水でよく洗い、水気がついたままフライパンに入れる。蓋をして中火にかけ、蓋から蒸気が出てきたら弱火に落とし、30秒加熱。

切ってから茹でても味は変わらない。



2.蓋を開けて冷水に取る。やさしく水気を切って、食べる分だけ器に盛り付け、炒りゴマを振る。しょう油は食べる直前に適量かける。

しょう油をかけなければ作り置きも可能。



3.サーモンは薄く塩を振る。ほうれん草を茹でたフライパンの水気を拭き取ったら、オリーブオイル小さじ1(分量外)を入れ、サーモンを皮目から中火で焼く。

皮が急激に縮まないようコールドスタート。



4.焼き色がついたら裏返し、バターを加える。バターが溶けたら火を止め、しょう油を加える。大葉をちぎって入れ、軽くなじませたら皿に盛り付け、ソースをかける。

身はここでゆっくり火入れする。

完成!

バターしょう油がきいた大葉ソースは肉にも応用が利くので、覚えておくと便利。ほうれん草は多めに茹でて、翌日以降はゴマ和えやポン酢で味変して副菜に。

POINT

ほうれん草を茹でたフライパンをそのまま使うことで、洗い物を減らす!

photo : Kiyuu Kobayashi text & edit : Yoshie Chokki樋口直哉

ひぐち・なおや/服部栄養専門学校卒業後、フランス料理の道へ。2005年には小説家としてもデビュー。最新刊『もっとおいしく作れたら』(マガジンハウス新書)ほか、著書多数。

No. 1215



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