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料理家・ 食育インストラクター/和田明日香の「私の最愛料理本。」

Hanako.tokyo / 2022年12月13日 18時13分

料理家・ 食育インストラクター/和田明日香の「私の最愛料理本。」

落合 務『「ラ・ベットラ」落合務のパーフェクトレシピ』は、料理家、そして主婦としても料理を作る際の指針になったお守りのような本です。

和田明日香 料理家・ 食育インストラクター

わだ・あすか/1987年、東京都生まれ。料理愛好家・平野レミの次男と結婚後、料理の世界へ。現在はメディアでのオリジナルレシピの紹介をはじめ、3児の母として食育をテーマに全国各地で講演活動も行う。著書に『10年かかって地味ごはん。』(主婦の友社)など。

MY BEST COOKBOOK:『「ラ・ベットラ」落合務のパーフェクトレシピ』落合 務

イタリア料理の名店〈ラ・ベットラ・ダ・オチアイ〉のオーナーシェフである落合さんが、パスタから前菜、メイン、ドルチェまで、基本のイタリア料理を解説。(講談社/1,760円)

「『さぁ、できた』『野菜たっぷりがいいでしょ』といったシェフの声が聞こえてきそうな文章が楽しい」と和田明日香さんが話すのは、イタリアンの巨匠・落合務さんによる一冊。料理家を志す前は料理についてまったくの無知だったからこそ、気遣いにあふれる内容が染みたのだそう。
「一般的なレシピ本は極力シンプルに構成される傾向にあるため、昔は『もうちょっと教えてほしいな』と感じることが多くて。一方こちらの本は、工程写真の枚数が多くて初心者でも再現しやすい。作り慣れている人も、いろんな場面で生きるイタリアンの基本が学べます」

なかでも衝撃を受けたのが『野菜とごまのアーリオ・オーリオ』。「サラダのように野菜がたっぷりで、しかもパスタにすりごまを使うの? という意外性もありました。オイル系のパスタソース作りでは、水分と油をしっかり混ぜ合わせる乳化という工程が必須。バターやチーズ、パスタの茹で汁を利用することが多いんですが、落合シェフは家庭によく置いてあるすりごまを使うことを提案していて、目から鱗でした!さじ加減が難しい乳化がすんなりできた驚きとともに『おすすめの野菜や分量は書いてあるけれど、せっかくなら残り野菜を使って冷蔵庫を掃除しちゃおう』という主婦に優しいメッセージにもぐっときて。分量にしばられない柔軟性や、作る人に寄り添う姿勢も学びましたね」

開くのは決まって、ゆとりがある週末。料理のプロになったいまは料理本を見ることはほとんどないが、「敬愛する落合シェフの本だからこそ、普段より手の込んだ特別な食卓にしたい日に本棚から出します」と和田さん。「作り終わって、シェフのレシピはやっぱり違うわぁ〜としみじみしながら食べる時間が至福です。私もこんな風にお料理を伝えていきたいですし、誰かのそんな存在になれたらうれしいですね」

MY FAVORITE RECIPE:野菜とごまのアーリオ・オーリオ

「炭水化物とともに野菜をたっぷり摂ることができるので、栄養バランスもよし。品数をたくさん作る時間がない日にも助かっています!」

photo : Kenya Abe hair & make : Yasunori Watanabe text : Wako Kaneshiro text & edit : Yoshie Chokki

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