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【京都・五条】鴨川のほとりに佇む〈Genji Kyoto〉にステイ。

Hanako.tokyo / 2022年12月12日 15時0分

【京都・五条】鴨川のほとりに佇む〈Genji Kyoto〉にステイ。

2022年4月に京都・五条にオープンした〈Genji Kyoto (源氏京都)〉は、祇園、先斗町、四条通り、錦市場、京都駅なども徒歩20分圏内に位置しています。「源氏物語」と古い「町家」、2つの世界観を建築にも取り入れるなど、日本の建築美と西洋の建築が融合するプレミアムなホテルをご紹介します。

「源氏物語」と「旧花街」の世界観を建築にも存分に取り入れたラグジュアリーなホテル。 

日本の町家や寺院の修復を手がけてきた建築家のジェフリー・ムーサス氏が、この敷地にあった町家のイメージをベースに「源氏物語」からインスピレーションを受けてデザイン。視覚的には和風に見えますが、西洋的なエッセンスも取り入れた建築になっています。

エントランスまでの長さが京都らしい。突き当たりには手水鉢の水が流れる音がする。

ホテルの裏側。静かに流れる鴨川がこんなにも近い。

ホテルの裏に回ると、建物が京都の街の中に溶け込んでいるのがわかる。

ロビーの壁面は、コンクリートの打ちっぱなしの部分もあるのですが、よく見ると「杉板型枠(すぎいたかたわく)」という技法で新材にも木質感を残しています。杉板型枠とは、建物の内外装のコンクリートに、杉板の痕跡を化石のように残す日本ならではの技術なのだそう。

ロビー横の中庭、屋上のスカイ・フォレスト・ガーデンなど、各スイートルームのプライベート坪庭は、ガーデンデザイナーのマーク・ピーター・キーン氏が手がけています。

宇治川の流れを表すモダンな石庭。

2棟の建物が日本庭園をイメージした橋で結ばれています。

マーク・ピーター・キーンが作庭した「浮舟の庭」。

鮮やかな青紅葉が爽やか。

ロビーの窓には、和紙作家、堀木エリ子氏の大型和紙パネルを組み込んでいる。

橘の花をイメージした「たちばなテーブル」。

枯山水の中庭を見ながらカウンターでカクテルやおつまみなども楽しめる。

チェックインした際はウェルカムドリンクのスパークリングワインとカヌレをいただきながら、枯山水や和紙の照明やパネルなどを眺めてホッと一息。京都の職人さん手作りの家具が優雅な心地よさを与えてくれます。

ホテルにいながら京都らしさが体感できる贅沢な客室。

シティステューディオ。

館内には「源氏物語」にちなむ名前がつけられた客室が全19室。写真は町家側の「シティステューディオ」。瓦屋根の京町家や京都タワーなど郷愁漂う京都の街並みが眺められます。リビングエリアとベッドルーム、バスルームで構成され、どの部屋も琉球畳みが敷かれています。ウッディーで温かみのあるモダンなお部屋は、和室派も洋室派もゆったりと寛げます。

シャワーブースだけでなく広くて深めのバスタブが嬉しい。

数種類のボタニカルエキスを配合した、低刺激のアメニティ。

「ガーデンプレミアムダブル」。

どの部屋も少しずつ違う装飾が施され、静かな空間の中で坪庭や穏やかに流れる川や街並みを眺めて過ごせます。各客室には、オリジナルの玄関スツール、ソファとテーブル、たたみテーブル、設備の整ったライティングデスクがあり、すべて最高の快適さと機能性を実現するように設計されています。

「リバーバルコニースイート」。

琉球畳の敷かれたスペースには、デンマークのヴェルナー‧パントンのタタミ・チェアを採用。その他の家具は、インテリアデザイナーのトミタ・ジュン氏が手がけています。

大きめなバスタブでゆったりとお風呂に浸かったあとは、ベッドルームへ。
肌触りにもこだわった寝具を使用したベッドは、広々としたキングサイズ。包み込まれるような寝心地が深い眠りへと誘います。

お部屋にはミニバー、ミネラルウォーター、コーヒー、紅茶、日本茶、テレビ、 BOSEブルートゥーススピーカー、 放射冷房システムに床暖房、アメニティ一式、バスローブとスリッパが備わっています。また、ナイトウエア、浴衣、スチーマー、シャワーチェア、ノンフェザー枕、羊毛ブランケット、アダプター、アラーム時計、ヨガマット、追加のタオル、ピローなども貸出あり。セルフランドリーも利用できます。

鴨川の風に吹かれながら穏やかな山並みを一望できる「スカイ・フォレスト・ガーデン」。

屋上にある「スカイ·フォレスト·ガーデン(天空·森のガーデン)」は、鴨川や東山まで一望できます。源氏物語に出てきた植物を植え、物語の繊細さや複雑さ、そして情熱を表現しています。そんな素敵なテラスで、心ゆくままに京都時間を過ごすのも素敵。

穏やかな山並みを眺めながらお酒を楽しむこともできる。

清水寺もすぐそこに見え、8月16日に『京都五山送り火』も眺められたそう。

宿泊者は誰でも利用できるガーデン。

「源氏物語」と古い町家が残る旧花街を歩く。

ホテル周辺には、戦前の遊郭建築が残っている。

「源融 河原院跡」。

京都の銭湯文化を守る聖地〈サウナの梅湯〉も近い。

夜は堀木エリ子氏の大型和紙パネルの柄が、外に見える。

五条は伝統的な置屋やお茶屋だった建物が今もなお残っており、レトロな建物を見つけながら散歩するのも楽しみ方の一つ。
古い建物の面影を残しつつ、カフェやレストラン、バーなどクリエイティブなお店へと変化しており、京都でも注目のスポットとなっています。また、同ホテルにはゲスト・エクスペリエンス・アンバサダーが常駐。観光やコースの提案、お店の予約なども相談にのってくれます。

食事や軽食はダイニングやスカイフォレストガーデン、お部屋でも味わえる。

軽食や食事はダイニングはもちろん、スカイフォレストガーデンやお部屋にも運んでもらえます。メニューは、丼ものやハンバーガーをはじめ、ベジタリアンにも対応したフードメニューもあります。近くにグルメスポットも点在しており、ゲスト・エクスペリエンス・アンバサダーに相談すれば、予算や好みに合ったお店を紹介してもらえます。

ボリューミーなハンバーガー。

丼ものは「お肉の丼」と「お魚の丼」から選べる。

京都らしいデザートも味わえる。

コンチネンタルブレックファーストやしっかり味わう和洋食のブレックファーストが選べる。

朝食はコンチネンタルブレックファースト、洋朝食、和朝食、さらにベジタリアンのアラカルトもあり。今回は、焼きたてのクロワッサンや平飼い卵の目玉焼きが味わえる「洋風ブレックファースト」を選択。京野菜のサラダやスープなど、朝から地元の食材もたっぷり味わいました。

天気の良い日は、鴨川に集う鴨やサギを眺めながら、テラスでのんびりと朝食を味わうのもおすすめ。

和食メニューはそのときによって内容が変わりますが、日本の伝統的な料理を提供。チェックアウトが正午なので、鴨川の景色を眺めながらじっくりと味わえます。

〈Genji Kyoto〉は、観光地をあっちこっち巡る忙しい旅ではなく、リトリートステイを楽しみたい人におすすめ。
まだまだ知られていない、五条界隈の魅力を発見しにいってみてはいかが?

〈Genji Kyoto (源氏京都) 〉
京都府京都市下京区波止土濃町 362-3
075-365-3001
公式サイト

葉月 遊 フリーライター、カメラ、デザイン

雑誌やWebで執筆。昭和レトロやアンティークなど、ノスタルジックなものが好き。

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