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【名古屋】重要文化財に触れる、泊まる〈THE TOWER HOTEL NAGOYA〉。

Hanako.tokyo / 2022年12月15日 12時0分

【名古屋】重要文化財に触れる、泊まる〈THE TOWER HOTEL NAGOYA〉。

1954年に日本で最初に完成した高さ180メートルの集約電波塔「名古屋テレビ塔」は、名古屋のシンボルとして約半世紀以上、 地元の人々に愛されてきました。そんな歴史あるテレビ塔の中に、都市型オーベルジュとしてローカライズされた ホテル〈THE TOWER HOTEL NAGOYA〉が誕生。「世界初の泊まれるテレビ塔」として話題のホテルをレポートします。

名古屋のランドマークタワー〈THE TOWER HOTEL NAGOYA〉。

〈THE TOWER HOTEL NAGOYA〉のコンセプトは「ローカライジング」。

名古屋が誇る繁華街、栄エリアにある〈THE TOWER HOTEL NAGOYA〉(重要文化財)は、「名古屋テレビ塔」の一部を改装し、2020年10月1日にレストランを兼ね備えたスモールラグジュアリーなホテルとしてオープンしました。

カフェ〈Farm&〉。

1階はカフェ〈Farm&〉、2階はランチやアフタヌーンティーを楽しめるレストラン&バンケット〈lily〉、4階と5階は〈THE TOWER HOTEL NGOYA〉のゲストルームとディナーを楽しめるレストラン〈glycine〉となっており、名古屋近郊で育まれた伝統文化、アートやクラフト、地産地消の食材などを国内外に発信。世界のセレブお墨付きの「スモール・ラグジュアリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド」に選ばれており、一度は泊まってみたい憧れのホテルとして人気が高まっています。

地域で育まれた文化・伝統・食材・アート・クラフトなども世界に発信。

フロントには杉戸 洋氏によるモザイクタイルのアートが。焼き物やタイルが有名な名古屋ならでは。

「スモール・ラグジュアリー・ホテル・オブ・ザ・ワールド」の称号を受賞したホテル。

常滑焼などここでしか買えないアート作品もある。

エレベーターに乗って4階へ。同フロアには、レセプションとレストラン〈glycine〉があります。ロビーにはタワーのオブジェや地元アーティストによる、アート雑貨やオリジナルのタワーグッズを販売。

鷲尾 友公氏デザインのグラス。

オリジナルキーホルダー。

オリジナルエコバッグ。

ブルーが美しい常滑焼。

地産地消の滋味が溶け合う郷土料理が味わえるレストラン〈glycine〉。

愛知県の伝統工芸、水引きで飾られている。

フロントと同じフロアにある〈glycine〉は、東海三県の海山川の恵みを贅沢に用い、郷土の歴史・文化も取り入れた「レジョナール・キュイジーヌ」が味わえるレストランです。地元作家のテーブルウェアやインテリアが彩る上質な空間は、特別な日はもちろん、普段の日でも来たくなるような温もりを感じます。

「一口のお楽しみ」は、スペシャリテ・フォアグラプリンと季節のアミューズ。揚げたてのチュロスはビーツを使用。さっくりもっちりとした食感が楽しめます。鱈のリエットに鱒子を添えたモナカ、そして鰤のタルタルを昆布のサブレーに乗せたもの。どれも小ぶりながらインパクトの強い味わい。

前菜は「カリフラワーの冷製スープ」。カリフラワーの他に、ロマネスコやオマール海老、天使の海老、伊勢赤鶏など、東海の食材を贅沢に使用したスープ。

魚料理は「鱸のポワレ マイヤーレモン・ブロッコリーのギモーヴ」。

メインは「飛騨牛すね肉の赤ワイン煮込み 茸」。

テラリウムのように美しいスープ。

コンディメントは、バターとオリーブオイルの他にナッツやスパイスで作ったデュカも楽しめる。

マイヤーレモンのフレッシュな酸味とほろ苦さが鱸とよく合う。

濃厚な味のワイン煮込みにフォームミルクが合わさってまろやかな味わい。

デザートは「テリーヌ・オ・ショコラ」。

マカロンやマドレーヌ、フィナンシェ、メレンゲクッキーなど「ミニャルディーズ」を一皿分、好きなだけいただける。

おいしい料理をいただいた後は、ワゴンで提供される「ミニャルディーズ」を好きなだけいただけます。ミニャルディーズとは“mignardises”と綴るフランス語で、食事の最後にお茶と一緒に出てくるミニサイズのお菓子のことです。食事が終わった後も幸福感に包まれて、ずっと笑顔でいられる素晴らしいレストランでした。

〈Glycine(グリッシーヌ)〉
052-953-4454
朝食 7:00〜10:00 (9:00LO)※宿泊者のみ、ディナー18:00〜22:00(19:30LO)

アートな空間の中で名古屋の街が一望できる「ゲストルーム」。

瀧本 幹也氏コラボアート「パークビューコーナースイート」。

モルタルやタイル、そして構造材である鉄骨のあるゲストルームは、この場所でしか出会えない「歴史」の香りと、モダンテイストな空間の中で過ごせます。ベッドは地元愛知で誕生したエアウィーヴを採用。素材の高反発特性による寝返りの良さと、体圧分散により身体への負担が少なく心地よく眠れます。

「フォレストビューダブルルーム」からの景色。

ゲストルームにも鉄骨があることで、ここがタワーの中なのだということを常に感じて過ごせます。そして、窓の外は緑豊かなセントラルパーク。名古屋らしい景色が一望できます。

森北 伸氏 コラボアート「フォレストビューツインルーム」。

白澤 真生氏コラボアート「フォレストビューダブルルーム」。

渡部 裕子氏コラボアート「パークビューダブルルーム」。

「パークテラススイート」。

感性に浸る、泊まれる「ギャラリールーム」は一日一室限定。
ホテルの一室をギャラリー化した、「美しいものたち」と対峙するためのシンプルな空間には、テレビもソファもありません。この部屋にあるのは、地元アーティスト達による作品と寝具、バス・サニタリー空間のみ。展示する作品は、ホテルのコンセプトに基づき、東海エリアに縁のあるアーティスト達が企画展を開催されるユニークなお部屋です。作品の世界観にどっぷりと浸りたい人にピッタリ。

壁面いっぱいに描かれたコラボアートに癒される「フォレストビューダブル」。

鷲尾友公さんのパズル。

冷蔵庫の中には名古屋の地ビールやおしゃれなドリンクが。

大きな女性の身体を山に見立てて描いた壁画は、鷲尾 友公氏のコラボルーム。子どものころ、実家の窓から見える山を眺めながら、山の向こうには何があるんだろうと不思議に思っていた記憶がモチーフ。ゆったりと流れる時間も感じられ、気がつくとふんわりと癒されてきます。

アーバンシックなモザイクタイルのシャワールーム。

客室には、ナチュラルコスメが人気の〈Forganics〉とコラボした、100%天然由来のアメニティグッズ。

ステイに必要なアメニティが揃う。

着心地にこだわったナイトウェア。

館内にはジムも備わっている。

館内にはホテルゲスト専用の展望サロンがあり、久屋大通公園を眼下に見下ろし、栄の夜景を一望できる特別な空間で過ごせます。

すべてのお部屋のプランに朝食がついています。朝の爽やかな景色が広がるパークビューのレストランで、東海三県の食材を使用した、贅沢な和朝食に舌鼓。ゆったりと流れる時間を最後まで満喫することができます。

ここでしか買えない「ミニャルディーズ缶」をお土産に。

同ホテルでは、「ミニャルディーズ」の詰め合わせ缶も販売しています。製造しているのは2021年に伏見区にオープンした本格フランス洋菓子店〈パティスリーパッシュ〉。新しい名古屋土産としてもおすすめ。

この地域で育まれた文化・伝統・食材・アート・クラフトなど、〈THE TOWER HOTEL NAGOYA〉でしか体験できない、五感を刺激されるラグジュアリーなステイを楽しんでみては?

〈THE TOWER HOTEL NAGOYA(ザ・タワーホテル ナゴヤ)〉
愛知県名古屋市中区錦3-6−15先
052-953-4450

葉月 遊 フリーライター、カメラ、デザイン

雑誌やWebで執筆。昭和レトロやアンティークなど、ノスタルジックなものが好き。

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