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家族の味を再現した豆花店〈榕美樹館〉。/秘密の台湾 REPORT no.25

Hanako.tokyo / 2023年1月22日 16時0分

家族の味を再現した豆花店〈榕美樹館〉。/秘密の台湾 REPORT no.25

カフェが並び若者でにぎわう赤峰街の一角にある〈榕美樹館〉。ここは美術館に来たかのような気分にさせてくれる豆花店なのだ。本誌連載『秘密の台湾』よりお届け。

お客さんの心を掴む、この店自慢の豆花とは?

季節の果物を使った豆花もオススメ。

「豆花が好きで、特に豆花屋台をやっていたおじが作る豆花が大好きでした。私の思い出の味なんです。そんなおいしい豆花を多くの人に食べてもらいたくて、おじの味を受け継ぎました。さらにこのお店を始めるまで他店と食べ比べるなど研究を重ね、納得のいくものに仕上げました」と、オーナーの張瑋純(チャンウェイチュン)さんが語る。

ピーナッツの異なる食感が楽しめると人気の豆花「花生花生」(ファーシェンファーシェン)100元。削ったピーナッツのトッピングは珍しい。

ショーケースに並んだ自家製のトッピング。素材の産地にもこだわり、全て台湾のものを使用。

ここはトッピングに特徴があり、添加物は一切使用していない。シンプルだからこそ素材にはこだわった。人気メニュー「花生花生」はわざわざ花生糖を削ったシェンチャオファングィピーナッツで、数量限定の「仙草粉粿」には、〈榕美樹館〉ならではのトッピングが。「私は一味違ったトッピングを作りたいと考えていました。甘く煮たピーナッツは定番のトッピングですが、あえて台湾の伝統菓子を削って組み合わせ、グラノーラのようなザクザクとした食感も楽しめるようになっています」。粉粿も豆花のトッピングでよく使われる、地瓜粉(キャッサバ粉)が原料のわらび餅に似たデザート。「一般的な粉粿は味がないものが多いのですが、仙草のデザートを食べていた時、ふと思いついたんです。健康にも良いとされている仙草を使えば、シンプルでヘルシーな粉粿ができるのではないかと」
さまざまな創意工夫がお客さんの心を掴み、店はいつもにぎわっている。

個展風に飾られた手書きのイラストが店内のアクセントに。シンプルだけど、どこか温かみが感じられる。

テラス席で目を引くのがこの竹細工のライト。台湾原住民「阿美族(アーメイ)」の若者が製作。

〈榕美樹館〉/雙連

〈ロンメイシューグアン〉
住所:台北市中山區民生西路66巷21號 │ 地図
TEL:02-2523-3459
営業時間:12:00〜20:00
定休日:月、火曜
席数:21席
MRT中山駅と雙連駅を結ぶ遊歩道沿いに位置し、一見、何のお店なのか分からないシンプルな外観に引き寄せられ、道ゆく人々が足を止める。

村田朋美 Navigator

むらた・ともみ/2022年より台湾へ語学留学中。日々の生活や大人の語学留学についてSNSやWebメディアで発信している。

※1元は約4.4円(2022年12月現在)、台湾の国際電話の国番号は886です。(Hanako1216号掲載/photo:Wakako Gomi text:Tomomi Murata coordination:Chen Tsui wen produce:Hanako.taiwan)

No. 1216



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