1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. グルメ

チョコレート New Wave |Theme #2 Ethical

Hanako.tokyo / 2023年2月3日 14時50分

チョコレート New Wave |Theme #2 Ethical

2023年注目のチョコレートについて、テーマごとにスペシャリストに聞いてみました。
環境に配慮したサステナブルなチョコレートがある。カカオ栽培法、捨ててきたものもおいしく変化させてしまう手法、人も地球も笑顔にする至高の品を紹介。

環境配慮やカカオ生産国を応援するムードが活発化。

カカオ豆の生産国の多くが温暖化や自然環境破壊に直面していることもあり、ビーントゥバーにおけるSDGsの取り組みは飛躍的に進んでいる。「ONE BAR ONE TREEをスローガンに掲げる〈ORIGINAL BEANS〉、持続可能なビジネスモデルがグッドデザイン賞を受賞した〈FuWan Chocolate〉、関わるすべての人やものが育っていくレイズトレードを実践する〈Noel Verde〉。それぞれ、スタイルが違っても目指す方向性は同じです」(札谷さん)
また、大手企業の意識向上も目覚ましく、「コンビニでも購入できる『明治 ザ・チョコレート』や、プラ利用を廃止し、パッケージに再生紙を取り入れた〈ラ・メゾン・デュ・ショコラ〉のように、地球環境に配慮した取り組みがさらに進む予感です」(市川さん)

1.〈 GOOD NATURE MARKET 〉のカカオ煎茶

「製造過程で出るカカオハスクを廃棄せず有効活用」
チョコレート作りの過程で捨てられてしまうカカオハスク(カカオ豆の皮)をブレンドしたサステナブルな煎茶。お茶を淹れる際、通常は渋みを抑えるため湯冷ましを使うが、これは熱々のお湯を注いでも渋みの少ない優しい口あたり。864円。住所:京都府京都市下京区稲荷町318番6 GOOD NATURE STATION 1F TEL:075-352-3712 営業時間:10:00~20:00 不定休
Selected by Ichikawa

2.〈 Fu Wan Chocolate 〉のサクラエビ

「台湾産カカオと食材で地域を盛り上げる」
台湾発の〈Fu Wan Chocolate〉は独特なフレーバーが人気。サクラエビとアーモンドを使った一枚は、一風変わった見た目はもちろん、箱を開けると広がる華やかなサクラエビの香りが「チョコレートなの!?」とインパクト大。アルコールとも相性抜群。酒の肴として購入する人も多い。1,728円。https://t-sav.com/brand/fuwanchocolate/
Selected by Satsutani

3.〈 NoelVerde 〉のSTRAWBERRY WHITE, BANANA

「日本人による、未来へ繋げるエクアドルのカカオ」
エクアドルでカカオ農業からチョコレート製造まで行う〈No
el Verde〉。オーナーの高橋力榮(りきえい)さんが現地に渡って14年、地球を幸せにするチョコレートを作り続けている。フルーツから砂糖や牛乳まで、素材はすべてエクアドル産というこだわりも。STRAWBERRY WHITE 1,404円、BANANA 1,188円。https://www.noelverde.com/
Selected by Satsutani

4.〈 ORIGINAL BEANS 〉のファムドヴィルンガ55%

「オランダを拠点にサステナビリティを追求」
コンゴ民主共和国東部に位置するヴィルンガ国立公園。このヴィルンガエリアでは女性が働く環境づくりに力を入れており、就労支援としてカカオの発酵や乾燥のトレーニングなども行っている。誕生したミルクチョコレートは、ローストナッツやカプチーノのような女性らしい優しい味わいが魅力。1,296円。https://t-sav.com/brand/originalbeans/
Selected by Satsutani

5.〈 ラ・メゾン・デュ・ショコラ 〉のボンボン・ドゥ・ショコラ

「環境配慮への取り組みは他ブランドの指標に」
1977年創業の人気ショコラトリー〈ラ・メゾン・デュ・ショコラ〉。「味覚だけでなく、地球にも良い影響を与えるべき」の信念のもと作り出されるチョコレートの中でもヴィーガンコレクションは秀逸。オレンジ、パッションフルーツ、フランボワーズ、レモン、カシスの5つの味が堪能できる。各種1粒432円。https://www.lamaisonduchocolat.co.jp/
Selected by Ichikawa

6.〈 明治 〉の明治 ザ・チョコレート ペルーカカオ70%

「コンビニでエシカルを叶えた企業力に拍手」
〈明治〉のスペシャリティとして誕生した「明治 ザ・チョコレート」。各国の生産農家と一緒に持続可能なカカオ栽培で生み出した明治サステナブルカカオ豆、香料不使用、香味を楽しめるひと口サイズなど、細部までこだわり抜いて生み出された商品。オープン価格。https://www.meiji.co.jp/products/brand/the-chocolate/
Selected by Ichikawa

札谷 加奈子 トモエサヴール代表、チョコレートバイヤー

さつたに・かなこ/25年にわたり高品質なチョコレートの魅力を伝える活動を行う。インターナショナルチョコレートアワード審査員(2014年~現在)など各国の審査にも携る。

市川 歩美 チョコレートジャーナリスト

いちかわ・あゆみ/2003年にスタートした、日本初のチョコレート情報専門ブログで注目を集める。国内外のカカオ生産地を取材し、有名店との商品開発や監修も多数。

photo : Tsutomu Hara illustration : Maori Sakai styling : Yuko Magata text :Mayu Yamamoto

No. 1217



2023年、スイーツ流行予測。/京本大我 (SixTONES) 2023年01月27日 発売号

Hanakoの看板特集のひとつ、「スイーツ」号が今年も登場! ピスタチオスイーツやマリトッツォなど、数々のトレンドが生まれた2022年を経て、予約争奪戦のデザートコースの店、フィナンシェブーム、バニラ専門店や発酵スイーツの登場…など、2023年のスイーツ界を彩るトレンド情報を網羅しました。もうすぐ迎えるバレンタインに向けた最新チョコレート情報や、いま話題をさらう焼き菓子情報もみっちりと。スイーツファンなら保存版の1冊でお届けします。



もっと読む

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください