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【TEA】気軽に台湾茶を味わい、その魅力に触れる。

Hanako.tokyo / 2023年3月9日 15時49分

【TEA】気軽に台湾茶を味わい、その魅力に触れる。

気軽に旅に出られる日を、どれだけ待ちわびたことだろう。海外への渡航が緩和されたらすぐに出かけたかった、あの場所。ずっと会いたかった台湾へ。台湾茶が静かなブームの日本。本格的なサロンやカフェで思い思いの学びを体験。

日本でも台湾茶ブームが起こっているが、せっかくの台湾だ、茶館と呼ばれるティーサロンで学ぼう。最近は格式張らない店も増えており、台湾の若い世代も同様に茶文化を積極的に楽しんでいる。

台湾を代表する茶人・解致璋(ジェーチジャン)さんは「台湾茶の作法にはこれといった決まりはありません。茶葉や淹れ方の知識を学ぶよりも、大切なのは心を平静な状態に戻し、お茶と向き合う精神を持つこと」と話す。解さんが主宰する

〈清香齋二號院(チンシャンザイアーホウユェン)〉では、月に3回の茶会が行われており、事前に予約をすれば誰でも参加可能。

季節の花木に彩られた美しい空間で、まず自分が座りたいテーブルを選び、そこで淹れたてのお茶をいただく。30~40分したら別のテーブルへ移動し、最初とは異なる品種のお茶をいただくという流れで、3時間の茶会が終わる頃には、体の内側がじんわりと温まり、心が静かに満ち足りているのを感じるはずだ。

台湾茶の特徴のひとつとして覚えておきたいのが、同じ茶葉を少なくとも4~5煎は楽しむということ。子どもの頃から茶事に親しんできた三姉妹が営む

〈無事生活(ウーシーシェンフォー)〉で出された宜蘭(イーラン)産の白茶を口にすると、一煎目は干し梅のようなほのかな甘みが感じられ、二煎目はぐっと味が濃厚に、三煎目はうって変わってまろやかに味が変化。「台湾茶は覚えるものではなく、心を鎮めて感じるものです」と言う店主のおだやかな笑顔にも心がなごむ。
ほかにもお茶とともに料理やデザートとのペアリングが楽しめる

〈13hill(ワンスリーヒル)〉や、台湾茶を使ったティーカクテルも評判の

〈ASABAN TEA(アサバンティー)〉、可愛らしい“茶食”にときめく

〈小隠茶庵(シャオインチャーアンドン)〉など、癒しともてなしの台湾茶の精神を、新しいかたちで伝える店に訪れるのもおすすめだ。

知っておきたい台湾茶の作法。

STEP1:淹れたてのお茶を飲む

STEP2:香りを嗅ぐ

STEP3:茶葉を眺めて、想像をふくらませる

台湾茶は温度も味わいのひとつ。まず、淹れたてのお茶を飲み、その後に香りを嗅ぐ。お茶の種類によって、見た目や香りにもさまざまな特徴があるので、茶葉を眺めながら、どんな場所で育ってきたのか想像をふくらませるのも一興。私語は極力慎むのがマナー。

台湾茶席の第一人者として知られる、解致璋さんが主宰するティーサロン。優雅に台湾茶の世界を堪能することができる。解さんの直弟子による茶席体験は要予約で2,950元。



清香齋二號院(チンシャンザイアーホウユェン)
住所:台北市中正區杭州南路一段71巷2號
営業時間:14:00~17:00(開催は月に3日のみ)
席数:20席
※予約はWebから。日本語不可。
WEBサイトはこちら

非日常空間でティーペアリングを。

シンガポール出身のYenさんと台湾出身のKatiaさん夫妻が期間限定で始めた、料理やデザートにお茶を合わせるティーペアリングの店。アフタヌーンティーは2,500元から。予約は毎月10日に受け付けている。



13hill
住所:非公開 
営業時間:予約状況によって異なる 
席数:14席 
TEL:なし │ 中山
※予約はInstagram(@13hill_taipei)から。

バーカウンターのような茶席。

コーヒー店の上階にある秘密の空間。台北に生まれ、京都の大学で学んだ店主が淹れる台湾茶やティーカクテルで心地よい時間を。みたらし団子(80元)も人気。



ASABAN TEA
住所:台北市大同區歸綏街218-1號4樓 
営業時間:13:00~19:00、20:00~24:00(2時間制) 
定休日:水木休
席数:5席 
TEL:なし │ 大同
※予約はInstagram(@asabantea)から。

五感で味わう自然栽培の台湾茶。

三姉妹で営む、お茶と花と印刷の店。1階には5畳ほどのティースペースがあり、事前予約で茶席体験も可能(2人で2,500元)。自然農法で育てられた台湾茶を楽しみたい。



無事生活
住所:台北市信義區吳興街461號
営業時間:14:00~20:00
定休日:月火休
TEL:02-2720-5070 │ 信義
※予約はInstagram(@caketrees_letterpressteahouse)から

〝映える茶席〟に台湾女子も夢中。

「レトロモダンな空間で台湾茶をお洒落に楽しめる」とインフルエンサーのあいだで話題に。しそ梅や金木犀の餅菓子など、8種の“日替わり茶食”から3つを選べるセットは200元。
お茶は常時17種前後を用意している。信義に姉妹店も。



小隠茶庵 東門店(シャオインチャーアンドンメンディエン)
住所:台北市中正區杭州南路一段143巷12-1號
営業時間:11:00~19:00
定休日:無休
席数:10席
TEL:02-2343-5859 │ 中正

photo : Norio Kidera, Wakako Gomi model : Lin Hsin Yu
text : Keiko Kodera coordination : Chien Tsuiwen cooperation : Taiwan Visitors Association, Tokyo Office

No. 1217



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