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【MY FAVORITE】台湾の著名人に聞いた いま気になるスポットへ。 (後編)

Hanako.tokyo / 2023年3月13日 15時51分

【MY FAVORITE】台湾の著名人に聞いた いま気になるスポットへ。 (後編)

気軽に旅に出られる日を、どれだけ待ちわびたことだろう。海外への渡航が緩和されたらすぐに出かけたかった、あの場所。ずっと会いたかった台湾へ。台湾のいまの魅力を知るには“生の声”を聞くのが一番。現地のカルチャーに精通した編集者やクリエイター、インフルエンサーにおすすめのスポットをリサーチしたら、またひとつ、台湾の新しい魅力が見えてきた。

その一口でまた来たくなる。市場の知る人ぞ知る店。

士東市場に行く目的は、食材を買いに行くというよりも、ここの麺と言わしめる店。「特に内臓類の調理が完璧で、臭みなどまったく感じません」と、料理家のBizetさん。太めの米粉湯と内臓類の料理と一緒に、油揚げやゆで野菜を注文する人が多い。「それが私のとっておきのブランチです」

創業して四十余年、親子三代で経営する米粉湯専門店。米粉湯のほか、16種類のおかずがある。麺は50元〜。



士東市場二樓米粉湯
住所:台北市士林區士東路100號 士東市場2F │ 士林
営業時間:7:00〜15:00
定休日:月木休
席数:30席
TEL:02-2834-1327

Bizet 料理家

ビゼー/元編集者。同業者の間で評判の良い家庭料理がきっかけで、料理本のベストセラー作家になった。著書に『家酒場』『小聚會』がある。

伝統の味と会話が、何よりのごちそう。

「台湾らしい味といえば、食べ物そのものの味だけではなく、その店で出会う人々との交流や、街全体の雰囲気が含まれると思います」。Graceさんのおすすめは、下町の老舗の麺店。乾麺とクリアスープのビーフンが看板メニューだが「ほかも外れはない」とのこと。オーダーを紙に書いて出す方式で、言葉の心配はない。

創業して80年余り、現在は三代目が店を切り盛りする。多様なおかずが人気。食べる人数で量の調整をしてくれるので一人でも安心。



賣麵炎仔 金泉小吃店
住所:台北市大同區安西街106號 │ 大同
営業時間:8:00〜15:00
定休日:日休
席数:30席
TEL:02-2557-7087

Grace PR

グレース/フリーランスのマーケターとして、台湾のトレンドを牽引。料理や暮らしについて積極的に発信する。Instagram:@myplace_cooking

住宅街に現れたアイコニックな建築が目印。

新興住宅街の界隈に、印鑑をイメージした建築の書道美術館が出現する。「都会にありながら、建物と自然が一体化し広大な風景が広がります。展示はCGと融合させるなど斬新で、書道の既存のイメージが覆されます」と施さん。現代書道に興味がある人以外にも、その大胆な外観が評判を呼び、エリアのシンボルに。

2021年オープン。建物は〈潘天壹建築士事務所〉によるもので、台湾の数々の建築賞を受賞した。桃園MRT領航駅下車。



橫山書法藝術館
住所:桃園市大園區大仁路100號 │ 桃園
営業時間:9:30〜17:00
定休日:火休
TEL:03-2876176

施清元 カメラマン

スー・チンユアン/ディレクターとして 4年間飲食店のオープンを手がけ、企業の日本進出に尽力。著書に『日本老舗居酒屋、乾杯』がある。

期待のコールハース建築、その姿は火鍋の中身のよう?

名建築家による設計だが、「外観がつみれ、米血(ミー・シェ)、押し豆腐など、まるで台湾でおなじみの鍋の具のみたい」だと、ネット上では論争が。今では台湾のエンターテインメント、夜市のある士林に相応しい存在かもしれない、と納得する人も多い。夜市と共に台湾の新名所となっている。

あの建築家レム・コールハースがデザインを手がけ、昨年の夏にオープンした劇場。建物のスケール感だけでなく、ステージの大きさも台湾一。



台北表演藝術中心
住所:台北市士林區劍潭路1號 │ 士林
TEL:02-7756-3888

王安蕾 映像クリエイター

ワン・アンレイ/台北出身。コスメとグルメに精通するほか、独特な世界観の写真でSNSでは絶大な人気を博している。Instagram:@bgirl_anlei

書店のコンセプトは宇宙に持っていきたい本。

台湾グラフィックデザインの重鎮である葉忠宜(ヨウチュウギ)さんとデザイナーの張軒豪(チョウケンゴウ)さんが手を組んでつくりあげた書店。そのため、店の大半はアート関連の分野の本が占める。予約制の個人読書スペースも用意。「自分の世界に浸って心を休めることができます。デザイン好きにはおすすめ」

昨年夏にオープン。宇宙旅行をイメージした内装を施して、唯一無二の書店空間をつくった。



重本書店 Weight Books
住所:台北市中山區南京東路二段138巷9號1樓 │ 中山
営業時間:14:00〜22:00(金土〜1:00)
定休日:火休
TEL:02-2517-0787

Karen 文房具店オーナー

カレン/デザイン事務所のクリエイティブディレクターであり、ティーサロン経営者でもある。ヴィンテージ文房具に夢中。Instagram:@adckaren

非日常空間に解き放たれた、暮らしのヒントが魅力。

まだ自粛を強いられていた2021年のころ、有名な茶室〈小慢〉のオーナーの息子、很勇敢(ハンヨウガン)さんが、潮州街にギャラリーをオープンしたといううれしいニュースが。白い室内では、日本、台湾などからセレクトされた器、皿、服など、ここでしか買えないプロダクトを展示・販売する。暮らしの新たな刺激に。

ギャラリーのある小さな3階建てのビルは、永康街界隈の文化を牽引する存在だ。展示方法にも暮らしのヒントが。



san galerie
住所:台北市大安區潮州街139號 │ 大安
営業時間:13:00〜20:00
定休日:不定休
TEL:なし
Instagram:@san__galerie

宋國臣 コピーライター

ゾン・グオゾン/数々の名コピーを手掛けたことで知られる。エッセイストとしても活躍。スイーツと雑誌が好き。Instagram:@remmy_sung

食をテーマにした、話題のおしゃれなよろず屋さん。

「私にとってここは、昔の台湾の集落でよく見かけたよろず屋さんのような存在。つい立ち寄ってしまいます」と潘さん。「店」というより、食品・雑貨、雑誌など、オーナー独自の目線でセレクトされた品々が展示されている感覚。イートインスペースも設置され、日・月・火曜には酒に合うおつまみも販売している。

昨年オープン。フードスタイリスト陳小曼(Slow Chen)さんが設立した保存食ブランド「LOUU」の初の実店舗。



Neighbour by LOUU
住所:台北市大安區忠孝東路三段217巷3弄3號1樓 │ 大安
営業時間:11:00〜19:00(金土〜1:00)
定休日:土休
席数:10
TEL:非公開

潘道怡 プロデューサー

パン・ダウイー/台湾で圧倒的な人気を誇ったデザイン誌『PPAPER』の元アートディレクター。台北のオフィスでもプライベートでも猫と一緒。

ホテルラッシュの台北で街を一望する大浴場が話題に。

2020年にオープンの〈MGH Mitsui Garden Hotel 台北忠孝〉は、MRT忠孝新生駅から30秒の場所にあるホテル。徒歩圏内に人気のイベントスペース〈華山1914文創園区〉もある。「なんといっても注目は最上階にある大浴場です」。客室のクオリティ、設備など、日系ホテルならではのホスピタリティが満載だ。

台湾のスイーツや工芸がテーマのコンセプトルームや、館内各所には台湾アーティストによる作品が展示されており、台湾の今を感じられる。



MGH Mitsui Garden Hotel 台北忠孝
住所:台北市大安區忠孝東路三段30號 │ 大安
部屋数:297室
料金:1人1泊約4,196元〜
TEL:02-2781-1131

銭翠雯 コーディネーター

チェン・ツイウウェン/台湾のテレビ局で日本を紹介する番組を制作したり、日本の雑誌で台湾を紹介するなど、両者のかけ橋として活躍。

photo :Sue Chang an model : Lin Hsin Yu text : Sue Chang an coordination : Chien Tsuiwen cooperation : Taiwan Visitors Association, Tokyo Office

No. 1217



2023年、スイーツ流行予測。/京本大我 (SixTONES) 2023年01月27日 発売号

Hanakoの看板特集のひとつ、「スイーツ」号が今年も登場! ピスタチオスイーツやマリトッツォなど、数々のトレンドが生まれた2022年を経て、予約争奪戦のデザートコースの店、フィナンシェブーム、バニラ専門店や発酵スイーツの登場…など、2023年のスイーツ界を彩るトレンド情報を網羅しました。もうすぐ迎えるバレンタインに向けた最新チョコレート情報や、いま話題をさらう焼き菓子情報もみっちりと。スイーツファンなら保存版の1冊でお届けします。



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