＋りんごで格上げ！鶏もも肉と長ねぎ｜細川芙美のおうちレシピ、よそいきレシピ

フードデザイナー・細川芙美さんの連載がリニューアル！今日は自分のために作る日、今日は誰かのために作る日…。「誰が食べる」をテーマに、同じ食材を使って2パターンのレシピを紹介します。

今回のテーマ食材：鶏もも肉、長ねぎ（りんご）

調理しやすい鶏もも肉と長ねぎ。レパートリーが増えれば、うちでもよそでも重宝します。今回はアレンジのエッセンスに加えて、りんごを使ったうちよそレシピをお届けします。

【おうちレシピ】3STEPで完成！鶏もも肉のりんごコチュジャン和え

材料（2人分）
長ねぎ…1/2本
りんご…1/4個
鶏もも肉…1枚
塩・胡椒…各少々
酒…大さじ１
コチュジャン…大さじ１と1/2
めんつゆ（4倍濃縮）…大さじ１
ごま油…大さじ1/2
白ゴマ…少々
サンチュ…お好みの量（おすすめは4枚）

STEP1：食材を切る

芯をとって3mm幅の薄切りにしてから…。

皮付きのまま千切りに。

筋と脂は取り除いて。

【1】長ねぎは斜め1cm幅に切り、りんごは千切りにして塩水にさらす。鶏もも肉は一口サイズに切り、塩・胡椒を振る。

STEP2：レンジで簡単調理

酒でしっとり仕上げる。

全体によくなじませて。

ねぎでフタをするイメージ。

【2】耐熱容器に鶏もも肉と酒を入れたらよく和え、長ねぎを加えてラップ。電子レンジで600w、5分加熱したら一度取り出し、全体を返したら再度1分加熱する。

STEP3：仕上げ

ぐるりと天地を返して。

味付け。

りんごは食感を楽しむ後入れ。

【3】耐熱容器にコチュジャン、めんつゆ、りんご、ごま油を入れてよく和える。仕上げに白ごまを散らして。

「鶏もも肉のりんごコチュジャン和え」の完成

電子レンジで調理すれば、洗い物も少なくて楽ちん！冷めると味が染みてさらにおいしくなるので、少し寝かせるのがおすすめです。お弁当のおかずにも。めんつゆとごま油が入っているから、ご飯との相性も良し。

【よそいきレシピ】4STEPで完成！すりおろしりんごの油淋鶏風サラダ

材料（2〜4人分）
長ねぎ…1/2本
塩…少々
水菜…1/2束
大葉…3枚
にんにく…1片
りんご…1/4個
酢…大さじ2
ごま油…適量
鶏もも肉…1枚

※細川MEMO
サラダの野菜は３種類以上あると手の込んだ見た目に仕上がります。今回は水菜、白髪ねぎ、大葉で風味もバッチリ！

STEP1：まずは下準備

ねぎは中まで切り込みを入れてから、外側と内側に分ける。

繊維に沿って細切りにして白髪ねぎに。

内側はみじん切り。

ごま油は少しずつ入れて混ぜ合わせて。

【1】長ねぎは外側の白い部分を白髪ねぎにして水にさらし、内側はみじん切りにして塩を振っておく。水菜は2cm幅のざく切り、大葉は千切りに。ボウルににんにくとりんごをすりおろし、酢、ごま油大さじ1を加えて混ぜ合わせる。

STEP2：焼く

焼く前に皮をピンと伸ばす。

押さえながら焼けばムラなく仕上がる。

余分な油はペーパーで拭き取ること。

皮はパリパリに。

【2】フライパンにごま油大さじ1/2を引いて中火にかけ、鶏もも肉を皮目から焼く。5分前後で皮がパリッとなったら返し、弱火にして反対面を3分焼く。

STEP3：漬ける

細長く切れば食べやすい。

皮目を上にして形を崩さず漬ける。

皮目にねぎをのせ、つけだれを2周回しかけて。

【3】2の鶏もも肉をフライパンから取り出したら食べやすい大きさに切り、1のにんにくとりんごに片面だけ漬ける。みじん切りにしたねぎを加えて。　※持ち寄りのときはこの状態で持っていき、現地で盛り付けて。

STEP4：仕上げ、よそいきの盛り付け

ばらさずに、塊のまま掴む。

全体にねぎが乗るよう整える。

どの方向からもサラダが取れるよう、まんべんなく盛り付け。

マリネ液を忘れずに。

【4】お皿に鶏もも肉、水菜、水気をよく切った白髪ねぎと大葉を盛り付けたら、りんごのマリネ液をかける。

「すりおろしりんごの油淋鶏風サラダ」の完成

どの方向から見ても正面になるよう、全体にまんべんなく、ランダムに盛り付ければ、取り分けるときにお皿を回す必要がありません。そして1番のポイントは、野菜をぐっと華やかにする、りんごの甘味が効いたタレ！そんな“隠しきれないほどおいしい”隠し味の効いたサラダ、ぜひみんなに自慢してみては？

photo：Miyu Yasuda細川 芙美 フードデザイナー

ロケ弁ブランドをはじめ、レシピ提供やメニューのプロデュースも手がける。著書『#ひとりじめ飯』（光文社）が発売中。Instagram：@humihosokawa