お悩み解決③ 「包丁で刻む作業が苦手！」

料理が嫌いなわけではではないけど、苦手な"あの作業"や億劫な"あの工程"を思うと、つい腰が重くなってしまう…。そんな読者が抱える料理の悩みを、作家・料理家の樋口直哉さんが課題別に解決します！

お悩み「包丁で刻む作業が 苦手だから、つい 避けてしまう…」

Data of Hanako Lab.
Q・料理をする時に困っていることは?
いつも同じようなメニューになる…57・9‌%

料理って、課金ゲーム。大体のことは“課金”で解決できる。

食材を切る作業＝要スペースでもある。手狭な1人暮らしのキッチンに加え、苦手ならより億劫になってしまうのはすごくわかります（笑）。
でも料理って、実は課金ゲーム。冷凍野菜、調理キット、ブレンダー。課金額を惜しまなければ、ワープもグレードアップも可能なのは料理も同じ。
なんでも揃う今の時代こそ、“手間暇”も苦手作業もアウトソーシングすればいい。1人分の料理ならなおさらだ。

HOW TO COOK

＜キーマカレー＞と＜トマトサラダ＞

キーマカレー
〈 材料 〉2人分
合いびき肉…200g　
炒め玉ねぎ…180g　
カレールー…1/2箱　
サラダ油…小さじ1

トマトサラダ
〈 材料 〉
トマト…1個　
玉ねぎ…1/4個　
ポン酢…大さじ1

1.フライパンにサラダ油と合いびき肉を入れ、中火にかける。火が通ってきたら炒め玉ねぎを入れ、油となじませてから水100㎖を加える。

“炒め玉ねぎ”でも油が必要。

2.煮立ったら火を止め、カレールーを割り入れて溶かし、再び火にかけて混ぜながら弱火で約5分煮る。

3.玉ねぎをみじん切りにし、水でさらした後、キッチンペーパーで絞る。トマトは櫛形に切り、さらに半分に切る。ボウルに玉ねぎとポン酢を合わせ、先に混ぜる。なじんだらトマトを加えて混ぜる。

完成!

カレーに必要な玉ねぎ2個分を刻む作業をアウトソーシングすれば、コクたっぷりの味わいが15分で完成。冷凍のカット野菜を加えれば、よりボリュームアップ。

POINT

少量の玉ねぎのみじん切りなら、ぶんぶんチョッパーが便利。刃を外せば、そのままボウルとして活用できる。

photo : Kiyuu Kobayashi text & edit : Yoshie Chokki樋口直哉

ひぐち・なおや／服部栄養専門学校卒業後、フランス料理の道へ。2005年には小説家としてもデビュー。最新刊『もっとおいしく作れたら』（マガジンハウス新書）ほか、著書多数。

No. 1215

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