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【名護・本部・今帰仁】豊かな自然に包まれながら 肌で感じる沖縄の原風景。 (前編)

Hanako.tokyo / 2023年4月8日 15時41分

【名護・本部・今帰仁】豊かな自然に包まれながら 肌で感じる沖縄の原風景。 (前編)

やんばるの玄関口と称される名護、歴史的な城を有する今帰仁、のどかな空気感が魅力の本部。本部半島は、知るほどに引き寄せられる場所。

AREA ACCESS

本部町、今帰仁村、名護市は山地が多く、豊かな自然が魅力。〈沖縄美ら海水族館〉や〈海洋博公園〉などの観光地もある。那覇空港から高速バスで名護バスターミナルまで約1時間45分、車で一般道だと約2時間、高速だと約1時間15分。

Navigator 満名匠吾 〈満味〉店主

まんな・しょうご/沖縄県北部の本部町出身。大阪や東京の飲食店で修業した後、琉球在来豚の流れをくむやんばる島豚を提供する〈満味〉を2003年、名護にオープン。

深い森と青い海、それに育まれた食を満喫。

名護市より北部をさすやんばるは「山々が連なり、鬱蒼とした森が広がる地域」を意味する言葉。沖縄古来の豚食文化を継承する店〈満味〉を営む満名匠吾さんは、自らを「やんばら〜」と称する。
「田舎ものという意味もありますが、私は誇りを持って名刺にも記載しています。名護・本部・今帰仁のあたりには田んぼも塩田も畑もあって、多くの畑人や海人が活躍している。静かなビーチも、世界的に珍しい動植物の宝庫である亜熱帯の森もある。世界中のどこにもない素晴らしい地域なんです」

深い自然と密な関わり方をしてきたこの地では、自然に寄り添った信仰や独自の文化を体感できることこそが観光資源なのだ。
「地域独自の風土による多様性こそが沖縄らしさ。名護は昔から船を停めやすく、どこにでもアプローチしやすいという交通の要所でしたが、今は土地開発によって山と海の生態系が崩れていくという問題も深刻化しています。雄大で美しい景色を眺め、おいしいものを食べながらやんばるの魅力を体感することで、自然との関わり方や食文化を考え直すきっかけになったらいいなと願っています」

島豚七輪焼 満味(しまぶたしちりんやき まんみ)

のびのびと育った〈我那覇畜産〉の豚は、脂身が美味。野菜や調味料もすべてやんばる産。



おいしいやんばる島豚を通じてやんばるの風土や文化を伝える。

「足跡以外はすべて食べられる」といわれるように、命をひとかけらも無駄にせずにいただく豚食は、沖縄の伝統的な食文化。〈満味〉はベストなタイミングで提供すべく、畜産場や食肉処理場に近いこの地に店を構え、自然への畏敬の念と知恵と技が凝縮された豚食を現代に伝え続けている。昔ながらの食べ方から、世界中の豚肉料理にインスピレーションを得た新しい味まで、丹念で繊細な技術によって最高の味を提供。

炭と七輪による赤外線熱で焼いている。「最高の味わい方をご紹介しています」

手前から、ガツ刺し650円、ヒレタタキ690円。泡盛のラインナップも見事なのでぜひ。

住所:沖縄県名護市伊差川251
営業時間:17:00〜21:00LO
定休日:日月休
席数:約55席
TEL:0980-53-5383

もとぶ町営市場



新旧の文化が入り交じり、あたたかな人が集うレトロ空間。

港町として栄えた渡久地(とぐち)にある小さな公設市場。昔ながらの鮮魚店や精肉店、八百屋さんなどのほか、島ぞうり店やお弁当屋さん、コーヒーショップ、アパレルショップなど、40店舗以上が並ぶ。市場の雰囲気に惹かれて、若い人たちが個性豊かな店を始めることも増え、さまざまな世代が行き交っているのが魅力。建物内の中心には、買ったものを食べたりひと休みしたりできるフリースペース「ゆくい処」があるのもうれしい。

染織家の真栄城興和(まえしろおきかず)さんが琉球藍商品を販売する〈オキナワブルース商店〉。藍染体験も。

〈Ai&Dai designs〉に併設する〈BLACK LIVES MATTER COFFEE〉。

やちむんの工房〈mug〉やシーサー専門店も。

〈市場豆花店〉の豆花は500円〜。

住所:沖縄県国頭郡本部町渡久地4
営業時間:店舗による
定休日:店舗による
http://motobu.main.jp/

photo : Chotaro Owan, Chizuru Atsuta text : Shiori Fujii

No. 1218



沖縄・春の旅。/目黒蓮 (Snow Man) 2023年02月28日 発売号

沖縄と言えば、暑い夏がイメージ。でも、春の旅が実は最高なんです。太陽の光は、眩しくも優しく。美しい海は、海開きが始まったばかりで、ひとり占め。冬から春にかけて旬を迎える“沖縄の野菜”を満喫。最高気温は、25℃前後。街歩きも、世界自然遺産・やんばるの森ツアーをはじめとする大自然も快適に。いつもよりも、ちょっとだけ早い旅支度をして、涼しく楽しく、そして美味しい春の沖縄へ向かいませんか。



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