一度は食べたい、沖縄そばの名店5店を厳選。
Hanako.tokyo / 2023年3月31日 17時12分
沖縄そばは、地域や店によってさまざまな違いがあり、食べ比べマニアがいるほど。編集部が、一度は食べたい沖縄そばの名店を5軒ピックアップしました。2月28日発売1218号「沖縄」特集よりお届け。
地元民も旅人も虜になる、その深淵なる魅力とは?
沖縄そばはラーメンや日本そばと同様に、世界に通用する日本料理だと思っていると語る〈STAND EIBUN〉の中村栄文さん。
「麺、だし、具という3つの要素がありますが、だしのベースは豚と鰹が基本。多くのウチナーンチュがこだわるのは麺だと思います。例えば北のやんばるのほうは、スあぶーチカー(塩漬け豚)の炙りがよく合う太めの平麺でうどん寄り。いっぽう、南部は細くてストレートでコシがある。首里そばは独特で、太さも長さもバラバラでだしがよく絡むんです。八重山そばは丸麺だし、手揉み系ちぢれ麺もいい。最近人気のもっちりとした生麺は一度食べるとハマってしまうおいしさがありますが、沖縄らしさというと茹で麺かな」
と話が止まらない様子からも、沖縄そばの奥深さが伝わってくる。ぜひ食べ比べてみて。
![_DSC5587](https://img.hanako.tokyo/2023/03/14155825/DSC5587-300x300.jpg)
「お気に入りそばを見つけてください」と中村さん。
1. STAND EIBUN「新しい沖縄そば文化を発信する、そば界のホープ」
三枚肉、軟骨ソーキ、炙り軟骨ソーキ、まかない肉がのった、1号店で一番人気の「BUNBUN」そばは1,050円。待ち表記帳制。
限定品の企画やそば以外のメニューも提供予定。
2号店の目玉は「アーサーそば」980円。
2号店の内外観内は、ぐっとスタイリッシュな雰囲気に。
豚骨をじっくり煮込んで昆布とかつお節と合わせた無化調のスープが自慢。5種類から選べる麺や14種類ものトッピングなど、自分好みを追求できるのも人気。行列ができる1号店の近くにオープンした2号店がこちら。
住所:沖縄県那覇市壺屋1-1-18 │ 地図
電話番号:080-7178-1187
営業時間:11:00〜17:00(売り切れ次第終了)
定休日:水曜
席数:14席
2.麺家 丸翔「こだわりの生麺に惹かれる一杯」
本ソーキ、軟骨ソーキ、三枚肉を1日以上塩漬けして炙ったスーチカーと、3種類の肉が楽しめる「丸翔そば」(並)900円。透明なスープを味わった後は肉をトッピングして、その旨味が加わったスープの味を楽しめるのも魅力。
「毎朝心をこめて生麺を作ってます!」と、店主の渡嘉敷さん。
お店はうるま市にあり。
宮古島産の鰹のだしと独自にブレンドした塩で作るスープは体に染みわたるやさしい味わい。まずはその純粋な味を堪能してほしいと、肉類はのせずに別皿で提供。スープによく絡む自家製生麺が格別!
住所:沖縄県うるま市勝連平敷屋430-2 │ 地図
電話番号:098-978-8922
営業時間:11:00〜15:00(売り切れ次第終了)
定休日:木、第2・4金曜
席数:48席
3. 首里そば「ストレートの美しい手打ち麺と、透明なスープが織りなす逸品」
「首里そば」(中)500円は、ほどよい甘みが魅力の厚めのロース肉、三枚肉、沖縄かまぼこのシンプルなトッピング。針生姜が爽やか。
首里の静かな住宅街に位置。
店内は、古民家のようなぬくもりあふれる空間。
1993年に閉店した伝説の沖縄そば店〈さくら屋〉が大好きだった店主が、その技術を継承。直伝の手打ち麺はコシが強く噛み応えたっぷりで、まさに唯一無二。鰹だしのスープはすっきり上品な口あたりで、後を引くおいしさ。
住所:沖縄県那覇市首里赤田町1-7 │ 地図
電話番号:098-884-0556
営業時間:11:30〜14:00(売り切れ次第終了)
定休日:木、日曜
席数:34席
4. 幸ちゃんそば「故郷・伊平屋島の食材を使用。家庭の味から生まれたそば」
軟骨ソーキを一夜漬けして炙るという店主の発想から誕生。表はカリッ、中はトロトロで食べ応え抜群の肉をのせた「スージィカーそば」800円。伊平屋島産もずく麺はコシのある食感とつるっとした喉越しがたまらない。
沖縄を感じる外観。
「伊平屋島産もずくも入ってます」と、店主の名嘉幸子さん。
伊平屋島出身の店主が、2015年に開店。もともと自宅で客人に振る舞っていた沖縄そばが好評で、本島中のそば店を食べ歩いて研究し、完成した味。豚・鶏・鰹からとったスープは、すっきりしていながら深い旨味。
住所:沖縄県名護市大南2-11-3 │ 地図
電話番号:0980-43-5352
営業時間:10:00〜16:00(売り切れ次第終了)
定休日:月曜
席数:55席
5. 高江洲そば「元祖ゆしどうふそばは、創業以来五十余年変わらぬ味」
トロトロのゆしどうふとモチモチのちぢれ平麺を交互にいただく至福。噛むほどに旨味が増す軟骨ソーキは、塩味で8時間ていねいに炊いたもの。じゅわっとだしが染み出す昆布も決め手。「ゆしどうふそば」(大)700円。
赤い看板が目印。
「母から継いだ元祖を味わってください!」と店主の高江洲福枝さん。
創業当初に、常連客の要望からゆしどうふそばが誕生。2代目が継いだ今もレシピは変わらず、元祖の味を堪能できる。なめらかな口どけのゆしどうふと昆布だし、塩味を活かしたスープが絶妙。
住所:沖縄県浦添市伊祖3-36-1 │ 地図
電話番号:098-878-4201
営業時間:10:00〜16:00(売り切れ次第終了)
定休日:日、木曜ほか不定休あり
席数:30席
No. 1218
![今行くべきベストスポット全網羅。沖縄・春の旅。/目黒蓮 (Snow Man)](https://img.hanako.tokyo/2023/02/21163012/2023-4910074070433-1-2.jpg)
沖縄・春の旅。/目黒蓮 (Snow Man) 2023年02月28日 発売号
沖縄と言えば、暑い夏がイメージ。でも、春の旅が実は最高なんです。太陽の光は、眩しくも優しく。美しい海は、海開きが始まったばかりで、ひとり占め。冬から春にかけて旬を迎える“沖縄の野菜”を満喫。最高気温は、25℃前後。街歩きも、世界自然遺産・やんばるの森ツアーをはじめとする大自然も快適に。いつもよりも、ちょっとだけ早い旅支度をして、涼しく楽しく、そして美味しい春の沖縄へ向かいませんか。
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