1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

クラフト、スイーツ、スパイス…沖縄土産、どれにする? 前編

Hanako.tokyo / 2023年3月31日 14時22分

クラフト、スイーツ、スパイス…沖縄土産、どれにする? 前編

旅の思い出は、形に残して余韻に浸ったり、周囲にお裾分けしたりしたいもの。お菓子にやちむん、泡盛まで。7人の沖縄通が推薦するお土産をテーマごとに一挙紹介! 2月28日発売1218号「沖縄」特集よりお届けします。

1. CRAFT「沖縄の風を感じる、洗練された手仕事を日常に」

〈よなは民具〉のクバの民具。与那国島に自生するクバの葉を使った生活道具。上から、鍋敷き(カブチ)と扇(クバ扇)。下の「ウブル」と呼ばれるカゴはフラワーアレンジやランプシェードにも活用可能。南風原町の〈ゆいまーる沖縄〉などで販売。

〈LEQUIO〉のリネンリゾートウェア。沖縄の琉球藍染めアイテムのほか、オリジナルリネンを使用した通年で着用できるファッションアイテムを提案。左は「EASY WIDE PANTS」、右は「Stitch OP」。那覇の百貨店〈デパートリウボウ〉などで販売。

藤本健の木の器。アカギやガジュマルなど沖縄産の木を中心に使い、欠けや割れもそのまま生かしたダイナミックで個性的な器を制作する。写真は左からアカギ、白漆のボウル。作品は那覇の〈GARB DOMINGO〉などで販売。

〈cicafu metal works〉の装身具。喜舎場智子と平澤尚子の二人で制作。左は真鍮とシルバーの「Wrap bracelet」。右は、伝統装飾品をアレンジした「オリジナル房指輪」。シーサーや鳩などの繊細なモチーフが魅力。展示会や問い合わせにて販売。

今村能章の陶器。「陶」にこだわり独特の造形と色彩を誇るアート性の高いカップを制作。中央はカカオから型取りしたグラス。那覇の〈LIQUID THE STORE〉で販売。左右はエスプレッソカップ。那覇の〈COFFEE potohoto〉などで販売。

おおやぶみよのガラス食器。読谷村を拠点に制作される、気泡を閉じ込めた自然な歪みが美しいガラスの器。左は「チビスピカグラス」、右は「スピカプレート」。作品は作家自らが主宰する読谷村のギャラリー〈HIZUKI〉などで販売。

古くから独自のものづくりが花開いてきた沖縄。ヨーロッパのテーブルウェアともなじむ洗練されたアイテムと出会うことも多いです。例えばしなやかで美しいおおやぶみよさんのガラス食器、そして藤本健さんの木の器は筆頭。素材のダイナミックさをそのまま生かす姿勢が素敵です。同様に自然の素材感が心地よいのが〈よなは民具〉。クバの葉でできたかごやうちわは眺めるだけでも涼やかです。一方ユニークなのが今村能章さんの陶器。高い造形力から繰り出される多くの顔を象ったグラスはインパクト大ですが、そこにはものづくりの過程で関わる多くの人々への敬意が詰まっています。
身に着けるものならば〈cicafu metal works〉の銀や真鍮の装身具を。どんなシーンにも合うインダストリアルな雰囲気で、琉球モチーフの房指輪も繊細で美しいです。そして今、気になっているのは〈LEQUIO〉のお洋服。琉球藍をはじめとする豊かな発色のリネンワンピースを着てみたいですね。
いずれも使うたびにどこかに南国の風を感じ、作り手の凜とした人柄が伝わってくるものばかり。どれも1点ものなので、出会えた暁にはぜひお土産として連れて帰ってほしいですね。

Selector…小池美紀 〈ハウ〉代表

こいけ・みき/インテリア、デザイン、建築、食、旅などを中心にPR・マーケティング業務を行う〈ハウ〉の代表。沖縄では〈LIQUID THE STORE〉のほか、数社の広報業務に携わっている。

2. SWEETS「素材の風味を堪能しながら、いざ旅の延長戦へ」

〈TOUCA BAKE SHOP〉の焼菓子。沖縄の素材を中心に、シンプルな焼菓子を提案している。左から、「伊江島産全粒粉のスコーン」200円、「ショートブレッド」180円、「ブルーベリーとクリームチーズのスコーン」350円。首里の店舗にて販売中。

〈IROCAKES〉の米粉マフィン&グラノーラ。左は栄養素を保つRaw製法で作られたグラノーラ800円。米粉マフィン「チョコバナナ&マカダミアナッツ「」ストロベリー&ココナッツ&クランベリー」各300円。〈raw sweets cafe abondance〉で販売。

〈読谷村の畑人当真夫婦〉の紅芋チップス。読谷村で育てられた農薬・化学肥料不使用の紅芋をサラダ油で揚げたシンプルな手作りチップス。素材本来の甘みが楽しめる。塩と黒糖の2種類。各400円。〈ハッピーモア市場 Tropical店〉などで販売。

野菜にフルーツ、砂糖や塩まで豊かな材料が揃った沖縄では、それを生かしたお菓子作りも活発。旅の名残を感じながらのティータイムは格別です。植物性の素材だけを使うのが〈IROCAKES〉のお菓子。中でも大好きなのが米粉マフィンです。しっとりした生地と優しい甘さに加え、体にも良いのがうれしいですね。そして当真夫婦の「紅芋チップス」は農薬を使わず栽培した紅芋を素揚げして、黒糖または塩で味付けしたシンプルなものですが、その素朴さが子供にも大人にも喜ばれます。丁寧に作られた焼菓子が魅力の〈TOUCA BAKE SHOP〉からは、県産フルーツのケーキもオススメですが、お土産なら伊江島産全粒粉を使ったスコーンやショートブレッドをぜひ。塩の使い方が上手で朝食にも合いそうです。

Selector…平良 葵 〈CAFUNÉ〉オーナー

たいら・あおい/埼玉県出身。独特の文化に魅せられ2018年に沖縄移住。2020年に普天間にアイスクリーム店〈CAFUNÉ〉をオープンした。季節の食材を使ったアイスを提供している。

3. SPICE「異国生まれ沖縄育ちの“一癖”で、料理が楽しくなる」

〈Mexican Food OBBLIGATO〉のタコシーズニング。読谷村で50年近く愛される老舗メキシコ料理店のタコシーズニング。日本人の口に合うように改良されたメキシカンスパイスで、タコライスはもちろん、野菜炒めの仕上げにも。850円。店頭で販売中。

〈FLEX Bar & Grill〉のフレックスジャークシーズニング。ジャマイカ料理店によるオリジナルシーズニング。辛味の決め手となる、爽やかな香りが特徴のジャマイカの唐辛子・スコッチボネットは沖縄の畑で栽培したもの。770円。店頭やウェブショップで販売中。

〈石垣島海のもの山のもの〉の島ハリッサ。唐辛子をベースにオリーブオイルやニンニクのほか、長命草やスペアミントなど石垣島産のスパイス数種を加えた辛味調味料。カレーやそうめんチャンプルーにも合う。594円。〈那覇空港わしたショップ〉などで販売。

見つけるとつい買ってしまうスパイス。独自の薬草や香辛料が豊富で、異国の食文化も身近な沖縄では、なおさら収集が止まりません。餃子に合うと聞いて探し始めたのが、地中海生まれの辛味スパイス、ハリッサ。一番のヒットが「島ハリッサ」です。石垣島の長命草などが使われていて風味が強すぎず和食にもなじむ。島豆腐にも合いますよ。また、僕がソウルフード・タコライスを作る時に使うのが、読谷村のメキシコ料理店〈OBBLIGATO〉の「タコシーズニング」。シンプルに挽肉と炒めるだけで旨い! 北谷のジャマイカ料理店〈FLEX Bar & Grill〉の「ジャークシーズニング」を使えば肉料理がジャマイカ風に。現地のスパイスと沖縄の香味野菜を掛け合わせた日本人にも合う繊細な味わいで、ご飯が進みます。

Selector…上江洌清作 MONGOL800のボーカル&ベース

うえず・きよさく/沖縄を拠点にミュージシャンとして活動を続け、MONGOL800は今年で結成25周年。自身のYouTubeチャンネルでは「キヨサクック」という料理コンテンツも。

photo:Miyu Yasuda text:Emi Fukushima

No. 1218



沖縄・春の旅。/目黒蓮 (Snow Man) 2023年02月28日 発売号

沖縄と言えば、暑い夏がイメージ。でも、春の旅が実は最高なんです。太陽の光は、眩しくも優しく。美しい海は、海開きが始まったばかりで、ひとり占め。冬から春にかけて旬を迎える“沖縄の野菜”を満喫。最高気温は、25℃前後。街歩きも、世界自然遺産・やんばるの森ツアーをはじめとする大自然も快適に。いつもよりも、ちょっとだけ早い旅支度をして、涼しく楽しく、そして美味しい春の沖縄へ向かいませんか。



もっと読む

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください