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ゆったり、宮古島。最先端の料理が揃う、美食の島。

Hanako.tokyo / 2023年4月8日 18時35分

ゆったり、宮古島。最先端の料理が揃う、美食の島。

豊かな漁場に囲まれ、温暖な気候を誇る宮古島では今、島産食材を生かしたレストランもひしめいている。島出身のシェフ・渡真利泰洋さんの案内で美食の旅へ。

Navigator 渡真利泰洋

とまり・やすひろ/1984年宮古島生まれ。東京やパリの名店でフレンチの修業を積んだ後、31歳で伊良部島〈エタデスプリ〉総料理長に。現在は独立し、新店開業に向け準備中。

島ならではの新鮮な素材と〝カオス〟な文化が融合する。

「小さな島にもかかわらず、クオリティが高く最先端の料理を提供する店がいくつも揃っている。食の面でも宮古島は稀有な場所です」
そう話す渡真利泰洋さんは、伊良部島のレストラン〈エタデスプリ〉で、イノベーティブな沖縄料理「琉球ガストロノミー」を提案してきた、諸島を代表するシェフの一人だ。
「強みは、中心部が食材の産地から近いこと。山がなく小さな島なので、魚であれ野菜であれ新鮮なまま運んで料理ができるんです。近年では、島の海産物を生かしたお店を開業する県外からの移住者も増えています」

立ち並ぶ店はフレンチからイタリアン、メキシカン、中東や多国籍料理まで、実に多彩なジャンルを誇る。
「琉球諸島は、琉球王国が450年間育んだアジア色の強い文化を基本に、日本本土やアメリカの影響も受け、混沌とした文化を育んできました。ゆえに食文化もエキゾチック。様々な文化の片鱗が詰まった〝カオス〟な食を体験してもらえたら」

uewasora(ウエワソラ)

オジサン(魚)のグリルはサフランのソースで中東のスパイスと島の旬野菜をたっぷり使ったカラフルな料理は目にも楽しい。



オジサン(魚)のグリルはサフランのソースで
中東のスパイスと島の旬野菜をたっぷり使ったカラフルな料理は目にも楽しい。

ナチュラルワインも豊富。カルパッチョには、宮城県の〈アルフィオーレ〉という造り手のフルーティな白ワインをペアリング。

テラス席では、星空を眺めながら料理を堪能できる。



素材が引き立つ繊細なエスニック。
渡真利さん率いる〈エタデスプリ〉で研鑽を積んだ小笠原純平さんがシェフを務める多国籍料理店。イソットというトルコの唐辛子が効いた、多良間島産黒豆のフムスや、今朝獲れたばかりのイシガキダイに、レバノンでラブネと呼ばれるヨーグルトソースをあしらったカルパッチョなど、地元の食材とエスニックとの掛け合わせが面白い。

uewasora(ウエワソラ)

住所:沖縄県宮古島市平良下里574-6 ウエスヤビル2F 
TEL:0980-79-6660 
営業時間:18:00〜23:00 
定休日:水木 
席数:40席

BISTROT PIERROT(ビストロピエロ)

カルパッチョに使うトマトやイチゴも島育ち手前はメカジキのグリル。オーブンで焼く際、出し入れしながらゆっくり火を入れることでしっとりした食感に。



カルパッチョに使うトマトやイチゴも島育ち
手前はメカジキのグリル。オーブンで焼く際、出し入れしながらゆっくり火を入れることでしっとりした食感に。

メカジキにはスロベニア〈ヴァルテル・ムレチニック〉のオレンジワインを。独特の酸味が魚の香りを引き立たせる。



クラシックなフレンチを島の食材で。
宮古島初のフレンチビストロとして2014年にオープン。シェフの髙野貞人さんが10坪ほどの店内で提供するのは、7皿からなる日替わりのコース料理(11,000円~)。近海で獲れたばかりの旬魚のグリルには、ヴァン・ブランという白ワインソースやシェリービネガーソースなどのフレンチで定番の仕上げを施すことで、クラシックな要素を大切にしている。

BISTROT PIERROT

一人で切り盛りする髙野シェフ。

住所:沖縄県宮古島市平良下里597-101 
TEL:0980-79-0581 
営業時間:18:00〜24:00 
定休日:日月 
席数:18席

Fish taverna sambo(フィッシュ タヴェルナ サンボ)



塩を付けたり燻したり地元の魚を色んな食べ方で
左が「銛でひと突き!カルパッチョ」。中央の「神経締めアクアパッツァ」は、残ったスープを生かしたパスタもオーダー可。

ワインは綺麗な酸味を持つ国内の造り手を中心に。左は北海道の〈農楽蔵〉、右は宮崎県の〈香月ワインズ〉。



魚への愛が詰まった究極の漁師料理。
ミーバイやナンヨウブダイ、ワモンダコなど島ならではの魚介類を用いた料理が楽しめるイタリアンレストラン。シェフは、時に自ら海に潜り銛(もり)で魚を突く桑田登さん。魚にストレスを与えず仕留める漁法にこだわったカルパッチョ(1,870円)や、海水だけで調理をするアクアパッツァ(2,500円)など、魚介類のポテンシャルを最大限生かしている。

Fish taverna sambo

お店は2011年にオープン。

住所:沖縄県宮古島市平良西里529-1 1F東 
TEL:0980-73-2711 
営業時間:19:00〜23:00 
定休日:日月 
席数:20席

ワインと洋食 Tin(ティン)



一番人気のハンバーグは食べ応えも抜群
中央は粗挽き肉を使ったハンバーグ。左は宮古牛コロッケ。右は青パパイヤのラペ(580円)。

大きな窓が印象的な店内。照明は、沖縄の吹きガラス作家・比嘉奈津子さんによるもの。



大人も子供も楽しめる丁寧な洋食。
築50年の古民家をリノベーションした落ち着きのある空間で洋食とワインが楽しめる。3時間炒めた玉ねぎを使ったコクのあるハンバーグ(1,480円)や、ビーフシチューなどの調理過程で余った肉を半日以上煮込んで作られる宮古牛コロッケ(380円)など、いずれも手間をかけて作られたものばかり。座敷席もあり家族連れも多い。

ワインと洋食 Tin

ナチュラルワインのみならず正統派ワインも揃えることで幅広いニーズに対応。

住所:沖縄県宮古島市平良下里692-1 
TEL:0980-79-5334 
営業時間:11:30〜14:00(土日月のみ)、18:00〜22:00 
定休日:木 
席数:22席

島ビストロ メリメロ

宮古牛ミスジ肉の脂は上質で後味はさっぱり中央は「宮古牛A5ミスジ肉のグリエ」(3,500円)。右は「本日の島魚のポアレ アーサのバターソース」(1,800円)。



宮古牛ミスジ肉の脂は上質で後味はさっぱり
中央は「宮古牛A5ミスジ肉のグリエ」(3,500円)。右は「本日の島魚のポアレ アーサのバターソース」(1,800円)。

広々とした店内にはフランスと宮古島にちなんだ小物が共存。

ワインはもちろん泡盛まで、お酒も多種多様。



肉も魚も、島の魅力をごちゃまぜに。
2021年オープンのフレンチビストロ。店名の“メリメロ”はフランス語でごちゃまぜの意。その名の通り、宮古島産のあおさをふんだんに使ったバターソースをかけた島魚のポアレから、宮古牛ミスジ肉のグリエまで、魚も肉も野菜も、島の食材の魅力をぎっしり詰め込んだ豊富なメニューが持ち味だ。

島ビストロ メリメロ

カフェだった物件を居抜で活用。

住所:沖縄県宮古島市平良下里940 
TEL:0980-79-7629 
営業時間:12:00〜15:00、18:00〜22:00、日14:00〜20:00 ※木はランチ営業なし
定休日:水
席数:18席

photo:Koichi Tanoue edit:Emi Fukushima

No. 1219



大銀座から始まる東京小旅行/Travis Japan 2023年03月28日 発売号

年に一度、Hanako恒例の「銀座」特集。Hanako編集部は、東銀座の歌舞伎座の裏にあります。銀座の通りを歩いていると「この行列は何?」と街の様子にも変化が。そう、銀座に人々が戻ってきたのです。会社帰りのおひとりさまやカップル、ちょっとよそ行きのお洒落をした母娘の姿もあります。銀座のおとなり、八重洲には東京ミッドタウン八重洲がオープンし、変化が著しい兜町には店もゲストも東京中のお洒落さんたちが大集合。日比谷、有楽町にも噂の新店が続々登場し、かたや日本橋には100年続く老舗の名店が健在しています。この春は東京のど真 …



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