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今日から始めるNFT講座。|働く女性のための転機の準備

Hanako.tokyo / 2023年4月25日 12時33分

今日から始めるNFT講座。|働く女性のための転機の準備

デジタルデータに希少価値を持たせることで、自由に取引ができるコンテンツとして話題となり、アート、ゲーム、動画、音楽などのクリエイター界隈でも盛り上がりをみせているNFT。自分のペースでお金を増やせる手段の一つとして、その始め方と活用方法を学びます。

NFTは選択肢が広がる、新しいテクノロジー!

NFTとは非代替性トークンと訳され、コロナ下でネットユーザーが増え始めた2021年頃から流行の加速をみせている、今話題のテクノロジーだ。容易に複製が可能な画像などのデジタルデータに“唯一性”を付与し、保有を証明する、いわば“デジタル資産”となっている。


NFTによってデジタルデータを“所有する”という概念が生まれました。例えば、KindleはAmazonにアクセスして電子本を読むので、ブラットフォームが無くなると読めなくなってしまう。でもNFTはデータを個人で所有しているので、その所有者は正真正銘、“自分”です。

今までプラットフォーム側に握られていたデータコンテンツが、購入者のモノになるという、考えてみれば当たり前のことがNFTによって実現されました」そう語るのは、自身もNFTの可能性に驚き、情報発信やコミュニティの運営に取り組んでいるtochiさん。「実は私も、NFTの存在を知ったのは割と最近です。身の回りにあふれるデジタルデータは誰のモノかあいまいで、良くも悪くも無法地帯。そこに一個一個、名札が付く…そんな世界を想像したらワクワクが止まらなかったのを覚えています」
画像や音声など、ありとあらゆるデジタルデータをNFTにできれば、お金を増やす選択肢としても有効だ。「主流なのは、やはりアート(イラスト)の売買。NFTにもトレンドがあります。最近ではTwitterで、所有しているNFTアートをアイコンに設定できるようになったこともあり、

PFP(プロフィールピクチャー)と呼ばれるジャンルが人気です
アートを売る場合、「OpenSea」などNFT専門のマーケットプレイスに出品するが、初めて実践する人には少しハードルが高い印象も。
「そんな時は、

興味のあるNFTコミュニティに入って、情報交換をしてみましょう。左ページでも紹介する二次創作に参加するのも効果的です。NFTプロジェクトは、そのキャラクターやブランドを広めるために二次創作を推奨しているものも多くあります。それにどんどん乗っかって、SNSで宣伝していくのが良い手段かもしれません。

投資のように、安く購入したNFTアートに値をつけて売ることも可能です
昨今ではビジネスや地方創生に活用されるなど、汎用性も高い。今後の可能性について聞いてみた。
「今は、副業のようにお金を増やす感覚で取り組む人が多いですが、例えば紛失したくない公的証明書がNFTによって管理できたら便利ですよね。あとは、お子さんの絵や今の声をアルバム感覚で残すためにNFT化する人も増えています。色々なカタチでNFTを楽しんでほしいですね」

Navigator…tochi NFTプロジェクト「ZUTTO MAMORU」創始者

とち/新聞記者を経て独立後、〈My Turn〉設立。初心者向けのNFTブログ「tochiblog」が人気に。著書に『NFTで趣味をお金に変える』(青春出版社)。

NFTの5つの特徴。

「OpenSea」をはじめとした独自のマーケッ自由な譲渡・売買トプレイスを通じて、誰でも自由に取引が可能。仮想通貨を利用して売買する。

二次流通時に、取引額の一部が作者に還元されるようにするなど、報酬の仕組みを自在に設定できる。

共通規格で発行されたNFTは、プラットフォームをまたいで、どこのマーケットプレイスにも同じものを出せる。

主にPhotoshopやIllustratorを使って、自由に制作。ドット絵などのトレンドアートに変換できる無料アプリも。

NFTはデジタルデータとして所有しているだけなので、物理的な破損や劣化を避けられる。もちろん、盗難の心配もない。

デジタルの世界に“代えのきかない”価値観を生んだのがNFT。その正体は「識別子(ID)」で、ブロックチェーンの「スマートコントラクト」という技術により、この世に二つと存在しない識別子が割り当てられている。

NFTを楽しむコツ1:コミュニティに入る。

メタ中島コミュニティ

NFTプロジェクト「ZUTTO MAMORU」内コミュニティ「ずとまも心臓部」

NFTでは仲間作りも重要。創作コミュニティだけでなく、地域との交流も実現! 興味のある場所へ参加して情報交換や宣伝をしてみよう。コミュニティの大半は、Discordと呼ばれるチャットやビデオ通話ができるアプリを使用してオンラインで交流している。創作活動をしていなくても、自身が興味のあるプロジェクトのコミュニティに参加するのも良し。最近では、愛媛県・中島を舞台に、特産品のみかんを活かしたNFT活動を行う「メタ中島コミュニティ」など、地域と絡めたコミュニティも登場している。

NFTを楽しむコツ2:二次創作から始める。

日本が世界に誇る、二次創作カルチャーの代表「CryptoNinja Partners」。

既に出来上がっているブランドやキャラクターに、オリジナリティを加えて発信。日本を代表するNFTコレクションといえば、忍者をモチーフにした「CryptoNinja」。ライセンスフィーを運営側に払うことなく、誰でも忍者キャラを使って創作できるとあり、多くのクリエイターが参加。中でもCryptoNinja Partners(二次創作プロジェクト)は、総取引額約9,000ETH(約18億円)の大人気コレクション。
※ETH(イーサリアム)-円レートは2023年3月時点

創始者・ikehaya's VOICE

CryptoNinjaはクリエイターの商用利用を歓迎している、珍しいキャラクターです。お金を増やす方法の一つとしてCryptoNinjaのNFTやグッズ、ゲームやアプリをぜひ作ってみてください!

こんなところにもNFTが! 社会に浸透していく、 日本のNFTの可能性。

「Nishikigoi NFT」©Okazz's works「ColoredCarp」新潟県長岡市山古志地域(旧山古志村)が、文化の一つとして受け継がれてきた錦鯉をシンボルとしたNFTアート「Colored Carp」を発行。電子住民票も兼ねており、どこに住んでいても山古志住民になれる、世界初のデジタル住民証明として話題に。現在、実際の住民人口を上回る約950名のデジタル住民が誕生。グローバルな関係人口を創出するための活用提案として今後も注目される。

「Nishikigoi NFT」©Okazz's works「ColoredCarp」新潟県長岡市山古志地域(旧山古志村)が、文化の一つとして受け継がれてきた錦鯉をシンボルとしたNFTアート「Colored Carp」を発行。電子住民票も兼ねており、どこに住んでいても山古志住民になれる、世界初のデジタル住民証明として話題に。現在、実際の住民人口を上回る約950名のデジタル住民が誕生。グローバルな関係人口を創出するための活用提案として今後も注目される。

「海の豊かさを守ろうプロジェクト」湘南の美しい海を未来に繋げていくための、NFTを活用したプロジェクト。NFT販売による収益の一部を環境保全団体に寄付することで、海を守るための共感・協力の輪を広げていくことを目的としている。湘南にゆかりのあるアーティストとコラボしたアートをプリントしたTシャツをセットで販売することで、NFTをより身近に感じることができる取り組みに。

アートや動画など、クリエイションの分野で広がりをみせる部分も大きいNFT。しかし近年では、国や自治体が積極的に採用する事例も増えている。例えば、地方の一次産業の盛り上げに地域の飲食店と協力し、NFT保有者に料理やドリンクをサービスする取り組みや、人気クリエイターとコラボして、ふるさと納税の返礼品に使うなど、徐々に私たちの生活にも浸透しつつある。NFTには転売・譲渡ができない規格もあるため、いずれは免許証やパスポート、マイナンバーカードなどの公的証明書としての利用も広がっていくだろう。左の事例も参考に、今後のNFTとの関わり方を探していこう。

illustration : Naohiga text : Ami Hanashima

No. 1219



大銀座から始まる東京小旅行/Travis Japan 2023年03月28日 発売号

年に一度、Hanako恒例の「銀座」特集。Hanako編集部は、東銀座の歌舞伎座の裏にあります。銀座の通りを歩いていると「この行列は何?」と街の様子にも変化が。そう、銀座に人々が戻ってきたのです。会社帰りのおひとりさまやカップル、ちょっとよそ行きのお洒落をした母娘の姿もあります。銀座のおとなり、八重洲には東京ミッドタウン八重洲がオープンし、変化が著しい兜町には店もゲストも東京中のお洒落さんたちが大集合。日比谷、有楽町にも噂の新店が続々登場し、かたや日本橋には100年続く老舗の名店が健在しています。この春は東京のど真 …



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