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ホテルのラウンジ&喫茶。<東京ステーションホテル><パレスホテル東京>

Hanako.tokyo / 2023年5月24日 16時41分

ホテルのラウンジ&喫茶。<東京ステーションホテル><パレスホテル東京>

一流のホテルには一流のラウンジがある。細部までこだわりしつらえられたラウンジや喫茶室を訪れるのはそれだけで贅沢。伝統をつなぐ歴史あるメニューや心地よい空間を生み出す内装の秘密。そのこだわりを深掘りしてみる。

東京ステーションホテル ロビーラウンジ[東京]<SINCE 1915>

クラシカルな壁や天井のモールディングとマッチする瀟洒なシャンデリア、ブルーのソファや幾何学模様のカーペットなどインテリアのこだわりも必見。

東京駅開業の翌年となる大正4年に誕生。ホテルという「使い続ける文化遺産」として100年を超える歴史を今に伝える。2012年、駅舎の保存・復原工事に伴いホテルもリニューアルを施した。ラウンジも、歴史ある建造物に相応しい王道のヨーロピアンクラシックな内装に一新。特徴的な縦長窓に淡いブルーのダマスク織のカーテンを配するなど、どこまでも格調高い雰囲気に酔いしれたい。

ホテルオリジナルレシピのフレンチトースト。ホテルリニューアル時から登場したフレンチトーストがおすすめ。卵液に3時間たっぷり漬けてプリンのようにとろける食感に。2,500円。



ホテルオリジナルレシピのフレンチトースト。ホテルリニューアル時から登場したフレンチトーストがおすすめ。卵液に3時間たっぷり漬けてプリンのようにとろける食感に。2,500円。

ティーカップ&ポットもオリジナルデザイン。〈NARUMI〉のボーンチャイナ製のストライプ柄ティーカップ&ポットはオリジナル。上品なターコイズカラーはテーブルを華やかにしてくれる。



ティーカップ&ポットもオリジナルデザイン。〈NARUMI〉のボーンチャイナ製のストライプ柄ティーカップ&ポットはオリジナル。上品なターコイズカラーはテーブルを華やかにしてくれる。

窓辺の席で旅立つ人々を見送る。重要文化財に指定されている東京駅丸の内駅舎。窓枠にそのクラシックな魅力を感じる。窓の外を行き交う人々を眺めるのもまた趣がある。



窓辺の席で旅立つ人々を見送る。重要文化財に指定されている東京駅丸の内駅舎。窓枠にそのクラシックな魅力を感じる。窓の外を行き交う人々を眺めるのもまた趣がある。

〈ロビーラウンジ〉がある場所はかつて列車の待合室として利用されていた過去もあるという。数々の歴史を刻む場所や建物だけでなく、その味にも伝統が残る。「東京ステーションホテル珈琲物語」(2,200円)は、〈サザコーヒー〉がホテル創建当時のコーヒーの味を、史実をもとにイメージ。日本のコーヒー文化が花咲いた当時を想像しながら味わいたい。

東京ステーションホテル ロビーラウンジ

住所:東京都千代田区丸の内1-9-1 東京ステーションホテル1F
TEL:03-5220-1260  
営業時間:8:00~19:00(18:30LO)、金土・祝前日8:00~20:00(19:30LO)
定休日:無休
席数:76席

パレスホテル東京 ロビーラウンジ 「ザ パレス ラウンジ」
[大手町]<SINCE 2012>

インテリアはイギリス・GA Groupのテリー・マクギニティが担当。モダンなルックスの中に日本の伝統的な素材やモチーフを使い洋と和をミックスさせた。

皇居東御苑のすぐ隣に位置し、水辺と緑が眩しいお濠を望む景色は格別。60年以上の歴史ある〈パレスホテル〉は2012年に〈パレスホテル東京〉として生まれ変わり、より広く愛される一流ホテルのあり方を示す。ラウンジのこだわりは、洗練された場でありながらくつろげる居間のような場所であること。ソファの配置や暖炉や照明、細かなサービスに日本のもてなしの視点がある。

伝統のシグニチャー、マロンシャンティイ。1961年の開業当時に登場。初代総料理長の田中徳三郎の教えを守り、作り続けられる伝統メニュー。生クリームの純白の装飾は見事。1,400円。



伝統のシグニチャー、マロンシャンティイ。1961年の開業当時に登場。初代総料理長の田中徳三郎の教えを守り、作り続けられる伝統メニュー。生クリームの純白の装飾は見事。1,400円。

和装スタッフによる美しい所作も魅力。〈パレスホテル東京〉の中でも和装スタッフがいるのは、〈日本料理 和田倉〉と1階のラウンジのみ。お茶を淹れる姿もまた違う印象に。



和装スタッフによる美しい所作も魅力。〈パレスホテル東京〉の中でも和装スタッフがいるのは、〈日本料理 和田倉〉と1階のラウンジのみ。お茶を淹れる姿もまた違う印象に。

伝統工芸品の良さをさりげなく伝える。日本茶と共にお茶菓子を出す錫の小皿は富山県高岡の鋳物メーカー、〈能作〉のもの。日本酒のおちょこや片口もこちらの酒器が使われている。



伝統工芸品の良さをさりげなく伝える。日本茶と共にお茶菓子を出す錫の小皿は富山県高岡の鋳物メーカー、〈能作〉のもの。日本酒のおちょこや片口もこちらの酒器が使われている。

皇居外苑の緑とお濠の水辺の景色を楽しめるロビーラウンジ「ザ パレス ラウンジ」。丸の内に立地するホテルとして、海外からのお客をもてなす和と洋のバランスを大事にする。暖炉や書棚を置き、居間のように落ち着いたヨーロッパ調インテリアを配置しつつ、和装のスタッフがサービスをするほか漆器や錫(すず)製の酒器や皿など日本の伝統工芸品を積極的に取り入れ、日本の魅力も伝えている。東京都千代田区丸の内1-1-1 パレスホテル東京1F 11:00~24:00(23:30LO) 無休 76席

パレスホテル東京 ロビーラウンジ 「ザ パレス ラウンジ」

住所:東京都千代田区丸の内1-1-1 パレスホテル東京1F
TEL:03-3211-5309
営業時間:11:00~24:00(23:30LO) 
定休日:無休 
席数:76席

photo : Yoichi Onoda,text : Kana Umehara

No. 1220



喫茶店に恋して。/道枝駿佑 (なにわ男子) 2023年04月27日 発売号

一日一杯のコーヒーを素敵な喫茶店でゆっくりと飲めたら。今号では、喫茶のスピリットを受け継ぐ新店、本や音楽、器選びに空間づくり…店主の哲学が隅々までいきわたる「学び」のある喫茶店などを徹底ガイド。全国の心地いい空間とおいしいコーヒーで、あなたのオアシスになる一軒を見つけてみませんか。コーヒー好きも魅了する、新たな日本のお茶の世界を覗く第二特集も必見です。



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