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今、行っておきたい、文化遺産的喫茶店。#2わざわざ足を運ぶ価値のある郊外店。

Hanako.tokyo / 2023年5月26日 18時5分

今、行っておきたい、文化遺産的喫茶店。#2わざわざ足を運ぶ価値のある郊外店。

次々と消えつつある、古き良き昭和の純喫茶。店が紡いできた歴史と物語、人々の想いこそ、「文化遺産」そのものだ。そこで東京喫茶店研究所二代目所長・難波里奈さんが、喫茶店ラヴァーにはおなじみのお店、ビギナーも存分に楽しめるお店を厳選。「少なくなった一軒家タイプの店が残るのが郊外店。絵本から飛び出してきたような洋風の外観や大きな窓、趣のあるディスプレイにも注目してください」

1. 清瀬〈Coffee House るぽ〉

ブルーの瓦屋根が目印。

2階からの眺め。1階の窓辺にある電話ボックスはいまでも使える。

各所のステンドグラスも素敵!

トマトが丸ごとのった「トマトときのこのグラタン」は飲み物やサラダとセットで1,280円。

店は2フロアで、天井高が十数メートルある開放的な空間だ。豆はフルーティなマイルドコーヒー(500円)をはじめ約20種類。すべてマスターが焙煎しており、開店から35年経ついまでもおいしい一杯を探求する日々だそう。駅からは徒歩約20分。

Coffee House るぽ 清瀬

住所:東京都清瀬市中清戸5-201 │ 地図
電話番号:042-491-9020
営業時間:8:00〜20:00(祝〜19:00)LOは各30分前
定休日:日曜
席数:81席

2. 京成津田沼〈珈琲屋からす〉

三角屋根が印象的。

漆喰の壁に深みのある木を配した店内。いまでは珍しいアーチ状の大窓も。

ピザトースト600円はドリンクセットで頼むと100円お得に。益子焼きなどの食器は、店主が少しずつ買い集めたもの。

現店主の両親が1963(昭和38)年に開店。随所に飾られた雑貨はお客さんからの贈りものも多く、長年愛されてきたことが窺える。ほんのり苦みが残る中煎りのブレンド(450円)は、創業時から変わらない味。

珈琲屋からす 京成津田沼

住所:千葉県習志野市津田沼5-6-17 │ 地図
電話番号:047-454-0333
営業時間:10:00〜18:00、土祝12:30〜17:00(LOは各30分前)
定休日:日曜
席数:25席
全面喫煙可、20歳未満入店不可

3.国分寺〈名曲喫茶 でんえん〉

ブルーベリージャムがのる自家製レアチーズケーキとホットコーヒーのセット900円。

店内は落ち着きのある大人空間。スピーカーから流れるクラシック音楽に身を委ねて。

お店の外観。

マダムお気に入りの席で娘の順子さんと。

96歳のマダム・新井富美子さんと娘さんが営む。地方からマダムに会いに来る人も多いそうで、ご本人は「健康でいるうちは続けたい」と笑う。米蔵を改装した趣深い建物をはじめ、亡きマスターが集めた骨董、洗面器をDIYしたライトなどユニークなインテリアも魅力。

名曲喫茶 でんえん 国分寺

住所:東京都国分寺市本町2-8-7 │ 地図
電話番号:042-321-2431
営業時間:13:00〜17:00(16:30LO)
定休日:水、木曜
席数:23席

Navigator…難波里奈 東京喫茶店研究所二代目所長。

学生時代から純喫茶に通い、これまでに訪れた店は2,000軒以上。『純喫茶とあまいもの新装版』(誠文堂新光社)ほか著書多数。

photo:Kenya Abe, Chihiro Oshima, Natsumi Kakuto text:Wako Kaneshiro, Moe Tokai, Ami Hanashima, Yoshie Chokki edit:Yoshie Chokki

No. 1220



喫茶店に恋して。/道枝駿佑 (なにわ男子) 2023年04月27日 発売号

一日一杯のコーヒーを素敵な喫茶店でゆっくりと飲めたら。今号では、喫茶のスピリットを受け継ぐ新店、本や音楽、器選びに空間づくり…店主の哲学が隅々までいきわたる「学び」のある喫茶店などを徹底ガイド。全国の心地いい空間とおいしいコーヒーで、あなたのオアシスになる一軒を見つけてみませんか。コーヒー好きも魅了する、新たな日本のお茶の世界を覗く第二特集も必見です。



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