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台湾カフェ文化の今を牽引するカフェ〈The Folks〉とは?/秘密の台湾 REPORT no.29

Hanako.tokyo / 2023年5月20日 14時48分

台湾カフェ文化の今を牽引するカフェ〈The Folks〉とは?/秘密の台湾 REPORT no.29

台湾では今、コーヒー店が急増中。店内でスイーツやコーヒーを楽しめるカフェも。ここ〈The Folks〉は、そんな台湾カフェ文化の今を牽引しているお店のようです。本誌連載『秘密の台湾』よりお届け。

一日のはじまりは市場近くのコーヒーで。

道ゆく人を眺めながらコーヒーが飲めるテラス席を好んで選ぶ人が多い。そのため、テラス席のためにウェイティングする人も。

最近、台湾の若者たちに人気なのが、コンパクトながらも落ち着いてコーヒーやスイーツが楽しめるカフェ。古い建物をリノベしたり、住宅街に突如現れるカフェなど“隠れ家”的なお店が増えている。台湾のシンボル、〈台北101〉に近い大安區にある〈The Folks〉は、その代表的存在。大通りから一本入った四維路の一角にある、わずか10席ほどの小さなカフェだ。

充実のエスプレッソメニュー。カフェラテ(左)150元、ダブルエスプレッソ(右)120元。コーヒーに合うスイーツも用意している。

「豆は全て自家焙煎です!」と林子淇さん。

休日も朝からにぎわう人気店。お客さんが次々と訪れる店内。ガラスから差し込む陽の光が開放感と居心地の良さをさらに演出している。

店内は一面ガラス張りで、テラス席との一体感もあり、とても開放的。「台湾のカフェは朝からOPENするお店はほぼないため、“朝コーヒーを飲んで一日をはじめたい”というコーヒー好きの思いを形にしました。私自身、朝に働きたいというのもあったのですが」と語るのは店主の林子淇(リンズーチー)さん。多くの有名カフェでバリスタ経験を積み、2015年に独立。〈The Folks〉はエスプレッソ系ドリンクが特に評判で、林さんがひとつひとつ丁寧に淹れるコーヒーは、多少の待ち時間も気にならないほどのおいしさ。中でも人気のカフェラテは、濃厚なエスプレッソとキメ細やかでクリーミーなミルクとのバランスが絶妙だ。

台北の新旧が交差する場所。テラス席から見える〈台北101〉と伝統市場。新旧の文化が交差する場所ならではの日常風景も楽しめる。

近くには伝統市場があり、朝から活気づく。買い物や散歩ついでに立ち寄る近所の人々や、おいしいコーヒーを求め1時間かけて来るカフェ好きなど客層も様々。まさに人々をコーヒーで繋ぐ場所だ。

The Folks 四維路

住所:台北市大安區四維路208巷3-1號 │ 地図
営業時間:8:00〜16:00(15:00LO)
定休日:木曜
席数:10席
他のお店の看板の下にあるテラス席。コーヒーを待つあいだ、自然とお客さん同士のコミュニケーションが生まれるのもこのお店の人気の秘密。

村田朋美 Navigator

むらた・ともみ/2022年より台湾へ語学留学中。日々の生活や大人の語学留学についてSNSやWebメディアで発信している。

※1元は約4.4円(2023年4月現在)、台湾の国際電話の国番号は886です。photo:Wakako Gomi text:Tomomi Murata coordination:Chen Tsui wen produce:Hanako.taiwan

No. 1220



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