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【SDGs A to Z: F (Fashion) 】フランス人に学ぶ、ファッション。

Hanako.tokyo / 2023年6月14日 15時17分

【SDGs A to Z: F (Fashion) 】フランス人に学ぶ、ファッション。

古着や昔からの良品が好まれるフランス。サステナブルにファッションを楽しむ土壌があり、皆センスに長けている。フランス流にファッションを楽しむコツとは?

Morgane Catteau 〈Venitz(ヴニーツ ) 〉オーナー

モーガン・キャット/20歳のときからパリの〈シャネル〉でクチュリエールとして働いた後、ライフスタイルの変化を求めビアリッツへ移住。2021年、アップサイクル&サステナブルがテーマの店を開く。

モーガンのサステナブルにファッションを楽しむ3つのルール。

1. ワードローブは10着以内。

2. アイテムは60〜70年代を意識。

3. 色は3カラーまで。だけど、モノトーンはプラスしてOK。

「流行を意識した服を作っても、フランス人は流行を気にしない」という話を耳にすることがある。確かにこの国の人々は、好きな服を自由に着て、気に入れば何年も着続ける。少量の服でオシャレを楽しむのが上手だ。その秘訣は何だろう。

ファッション業界に長年身を置くモーガン・キャットに話を聞いた。モーガンはパリの〈シャネル〉で15年近くの間、クチュリエールとして働いたのち、海辺の街・ビアリッツに移住。今は〈シャネル〉でのキャリアを生かしたアップサイクル&サステナブルなブランドのセレクトショップを経営している。「日常で着る服は10着以内に数を絞り、持ち過ぎないようにしています。その方が心地よく暮らせるから。決まった服でローテーションしていて、今のメンツはオーバーサイズのデニムシャツ、染め直したスエット、フェミニンなトップスが何枚かにクロップド丈の白ブラウス。ボトムはパンツが多く、必ずウエストマークして穿けるものを。加えてワンピースを気分転換用に1枚。ワードローブの数は固定。着なくなった服は寄付して、代わりは古着屋さんやフリマで調達。もしくはアップサイクルして、新たに活用します」

ブラウスは重ね着もできるよう、大きめシルエットにモーガンがデザイン。

フェミニンなトップスはアクセ代わりになる。

モーガンのワードローブ。春夏は3年前に購入した〈シャネル〉のサンダルを合わせることが多い。一番のお気に入りはニューヨークのフリマで見つけたシャツ(左端)。

60~70年代を意識してデザイン。妊娠中も着ていた大好きなリブニット素材。

パリから海辺に移住した今も、モーガンのワードローブの選び方はパリ時代から変わらない。「フェミニンで着心地が良い。それが私の審査基準。60〜70年代っぽいデザインならなお良し。今より物が少ない時代だけど、オシャレを研究し、工夫していた時代のファッションが大好き。
自分の好きな服を把握すると似たようなテイストが自然と集まり、限られた枚数でも色々なコーディネートが形になります」

ある程度の制限がファッションの創意工夫を刺激する。「料理に置き換えてみて。メインの食材があり、味付けは調味料。メインのワードローブには長く使える良い物を、そこに季節や気分に合わせアクセサリーや小物で味付けするといい。もしくはステーキのように1点豪華主義もあり!デザイナー物などそれ一枚で完成する服。わざわざ何か買い足す必要がないのも利点」

フリマで見つけたデニムをアップサイクル。〈シャネル〉時代に集めた布も活用。

コーディネートを考えるときに、一貫して守るルールがある。「色使いは3色か3系統まで。でもモノトーンは数に入れなくてOK(笑)。このルールを意識すれば、より洗練されるはず」

photo : Cécilia Thibier, Frederic Lecoq text : Michiko Nagashima

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