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【SDGs A to Z: L (Letter) 】海外からエコレポート。 (France編)

Hanako.tokyo / 2023年6月23日 22時37分

【SDGs A to Z: L (Letter) 】海外からエコレポート。 (France編)

諸外国の暮らしに目を向けてみると、まだまだ広げられる日本のエコの伸び代に気が付けるかも?エコ先進エリア在住の3人が、自ら撮影し、届けてくれた現地レポートをヒントにしてみよう。

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永島未知子 ライター

ながしま・みちこ/日本で雑誌編集に携わった後、2012年にフランスへ移住。グルメや手仕事で知られる、スペインとの国境にまたがるバスク地方在住。大のサーフィン好き。

中古やDIY、健康食、地産地消が好きな国民性から、自然な流れでエコに

「物持ちのよさで知られるフランス人は、お下がりやマルシェで買ったヴィンテージなど、中古を好む人が多いです。仕事は残業なし、年に5週間もの有給休暇と時間に余裕があるので、DIYが趣味の人も多く、有機栽培の健康的な食も好き。と、結果的にエコになっているといえそうです」

衣:「どんな道をたどって、ここに?」ファッションを選ぶ基準が物の背景までを含めた愛に。



無駄なコストを生まない地産。天然素材のバスク織り。

バスクに伝わる手仕事、エスパドリーユの靴は、船乗りも愛用するほど丈夫で長持ち。バスク織りのブランド〈Lartigue 1910〉のものは環境に優しいオーガニックコットンを使用。

食:食べることでの環境負荷、 包装の無駄、輸送コストを考えた、 日々続く食だからこその工夫。



必要最低限の包装でなるべくごみを生まない。

フランスパンは持ち手用に、紙で巻くだけ。マルシェやスーパーで売られる野菜やチーズも裸のまま陳列され、量り売りして、最低限の包装のみ。それでも特に困りませんね。

住:家は住む人の意識を映す鏡。使い続ける家具や過ごす時間にもエコの心が表れる。



家具の補修も家の塗装もDIY。手入れして末長く使う幸せ。

椅子から家まで(!?)、壊れたら買い替えるより直すのがフランス人。DIY上手な人がお直しのワークショップもしてくれ、みんなで物を長く愛そうとする心意気にあふれています。

コスメ:自然の恵みを生かし海洋汚染やプラフリーに配慮したアイテムが増加中。



シャンプーバーを使ってゼロプラスチックの心がけを。

フランス人は洗顔料やハンドソープなど、専用を揃えず石けん一つで済ませるので、日本よりパッケージごみを減らせます。〈Lamazuna〉のシャンプーバーは、内袋もなし。

トピック- 1 森林地帯や島での暮らし、 地産地消の文化など、 地域に根付く郷土愛。



お花、チーズ、野菜、果物、全て地産地消が愛される。

フランス国内で生産された花だけを売る花屋さんがバスクにできるなど、みんな生産背景が見えて輸送エネルギーもかからない、地産地消が好き。ブランドより内容を重視します。

トピック- 2 街中を歩くと目にするアレコレが国の動きを表すムーブメントのサイン。



脱炭素社会へ向けて電気自転車が一家に一台状態に。

行政により路上駐車スペースが有料化され、自転車道路がつくられたことで、CO2削減につながる電気自転車派が増加。カートやサーフボードラックを付けてカスタムする人も!

text : Kyoko Kashimura edit : Nao Yoshida

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