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癒しのひとり京都で“ととのう”。〈moksa〉|まろが行く、ひとりホテルのすゝめ

Hanako.tokyo / 2023年6月13日 15時0分

癒しのひとり京都で“ととのう”。〈moksa〉|まろが行く、ひとりホテルのすゝめ

ひとり時間の楽しみ方を提案するメディア「おひとりさま。」を運営する“まろ”が、ひとりホテルステイならではの魅力を伝える連載。第6回は、京都の宿〈moksa〉です。

今回、宿泊するホテルは…京都〈moksa〉

2022年3月にオープンしたお宿〈moksa〉。

お宿がある京都・八瀬には、“八瀬の窯風呂”という日本最古の蒸湯場があり、それ以降、身を浄める場所として愛されてきた歴史があることから、“再生”がコンセプトになっています。

身も心もズタボロ(笑)なときにこのお宿を見つけて、ひとりで思い切りリフレッシュして、生まれ変わりたい!と思って予約をしました。

ロマンある八瀬比叡山口駅の駅舎。

癒されるを超えて、“生まれ変わる”体験を

八瀬に降り立った途端から、生い茂る緑の景色と空気に癒されて、お宿にたどり着く前に「ああ、ここに宿があるなんて、それだけですでにいいな…」と。これはもう生まれ変われるに違いない!と、この時点で確信しました。

チェックインカウンター。

〈moksa〉の守り神「moksa jin」。

民俗的でモダンな作品たちが空間を彩る。

陶芸家・清水志郎の作品。〈moksa〉の池の土を使っているのだそう。

道中でリフレッシュしながら、いよいよお宿へ。一足エントランスに足を踏み入れると飛び込んでくる、苔庭の美しさが圧巻!

八瀬の空気をまとった、現代作家による民俗的でモダンな作品たちが空間を彩り、もうここに立っているだけで昇天しそうになりました(笑)。ダイニングに向かうとき、お庭に出るとき、必ずここを通るのですが、そのたびに見惚れてしまって。ゆっくり深呼吸したくなる空間。

カウンター「帰去来(ききょらい)」。

杏仁酥風のお菓子や琥珀糖。

チェックインを済ませた後は、すぐ横にあるカウンター「帰去来(ききょらい)」へ。なんとここでお庭を眺めながら、お茶をゆったりいただくことができるんです。贅沢!

私がこの日いただいたのは、台北〈小慢(シャオマン)〉の鳳凰単欉(ほうおうたんそう)。華やかな香りを楽しみながら、お茶菓子(これがいつも最高においしい)をつまみ…これぞ至福の極み。所作や茶器にも見惚れてしまいました。

〈moksa〉内のショップ。

沓沢佐知子氏の生き物蓋碗。

茶器が欲しいと思ったら、〈moksa〉内のショップですぐに購入できるのも魅力的!ダイニングで使用されている器も一部販売されております。

私が欲しいのは、この沓沢佐知子氏の生き物蓋碗。ちょこんと乗った生き物が愛くるしいですよね。

「リバースイート」のお部屋。

浴室からの景色。

「リバースイート」のお部屋でいったん休憩。このお部屋、川沿いのお部屋で、川のせせらぎや新緑の景色に癒されて最高なんです。浴室からもこの景色なのですよ!たまらん。

薪火ディナーに養生朝食、プライベートサウナで“ととのう”

レストラン〈MALA〉。

ディナーは、館内のレストラン〈MALA〉で薪火料理のコースを。薪窯を囲む形でカウンター席があるので、薪で焼かれた食材の香りとともに、間近で調理する様子を眺めながら、お料理をいただくことができます。設えもこれまた本当に素敵なんですよね。はあ~幸せ。

ディナーコース。

〈タナカパン製作所〉のパン。

煎り番茶のジントニック。

ディナーコースは時期によって内容が変わるのですが、近くの大原で採れたお野菜や、お魚、地鶏のお肉などを、食材の旨味が引き立つ薪火料理で楽しむことができます。

そして実は、このパンがめちゃくちゃおいしくて!ホテルからもほど近い修学院にある〈タナカパン製作所〉のパンだそうで、ばくばく食べてしまったのですが、おかわりをお願いする前にそっとスタッフさんが置いてくださりました…ありがたや。

しかも、基本的にオールインクルーシブなので、アルコール類を含むドリンクも一部を除き無料。お茶を使ったドリンク類が特におすすめです。ノンアルも充実しているので、お酒飲めない方も。

夜食のお稲荷さん。

カリン酒やハーブを漬け込んだ3種の薬酒。

さあ満腹になったところで、お風呂にゆっくり浸かって寝ますか~と思っていたら、なんとお夜食にお稲荷さんをいただきまして。しかも、カリン酒やハーブを漬け込んだ3種の薬酒もルームサービスで注文出来るという…最高すぎませんか!“ひとり晩酌”を存分に楽しみ、満たされたまま深い眠りにつくのでした。

サウナ「炭蒸」。

水風呂。

外気浴できるスペース。

起きて朝一でサウナへ。サウナの聖地〈サウナしきじ〉の娘、笹野美紀恵氏がプロデュースした3種のプライベートサウナがあるのですが、私は“炭化した薪”をイメージしたサウナ「炭蒸」に入りました。

いや~この空間ほんとかっこいいんですよね。水風呂の神々しさといったら!ごろんと畳に寝転がって、窓をあけてお庭を眺めながら半分外気浴のようなこともできて最高。

完全ひとりだから、どんな体勢でもいいし、そんなにサウナ慣れしてない私でも自分のペースで楽しめて心地良かったです。そして、個人的には朝のサウナがとても好き。起きたばかりでぼーっとしているからか、暑さに耐えられる気がするし、終わったあとの爽快感がたまらないんです。

養生朝食のオーギョーチ。

お粥。

そして朝ごはん。こちらもレストラン〈MALA〉で美しいお庭を眺めながらいただくこができます。3種類あるのですが、私は体に優しい“養生朝食”をチョイス。湯葉と柚子の餡がかかったお粥とオーギョーチが、サウナ後の体に染みわたりました。潤う~。

宿のお庭。

お庭にひっそりたたずむmoksa jin。

最後にお庭をお散歩。雨が降っていたのですが、これがまた良くて。お庭の緑が一層映えたり、雨のしずくの波紋が美しかったり、音や空気も心地よかったり。

旅先で雨だとがっかりすることが多いと思いますが、〈moksa〉は雨もまた良かったりするのが魅力的だなあと感じました。雨の日に来れて正解とさえ思える。

は~、ここで何度でも生まれ変わりたい!と心が叫んでいましたが(笑)、泣く泣くチェックアウト。みなさんもぜひ、とんでもなく疲れたら、この“生まれ変わり”の体験をしていただきたいです。

癒しのひとり京都、“ととのう”プランも

実は私のそんな思いが形となり、期間限定でコラボレーションをさせていただき、よりひとりで“ととのう”にフォーカスした「癒しのひとり京都、“ととのう”プラン」を今年9月まで販売しております。気になった方はぜひ公式サイトまたは@ohitorigramをチェックしてみてくださいね。

それでは、HAVE A NICE HITORI HOTEL!

moksa 上高野東山

住所:京都府京都市左京区上高野東山65
TEL:075-744-1001

まろ ハナコラボ パートナー

おひとりプロデューサー。ひとり時間の楽しい過ごし方を提案するメディア「おひとりさま。」をInstagram(@ohitorigram)中心に運営。自身が原案のマンガ『おひとりさまホテル』(漫画:マキヒロチ氏)のコミックス第1巻が発売中。

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