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インテリアショップ〈 CEROTE ANTIQUES (セローテアンティークス) 〉プレスの店と家。

Hanako.tokyo / 2023年7月30日 21時0分

インテリアショップ〈 CEROTE ANTIQUES (セローテアンティークス) 〉プレスの店と家。

人気のインテリアショップの店主、スタッフの自宅を拝見。モノの選び方や並べ方、店と家の両方に通底する哲学や審美眼から、自分らしい空間を作る秘訣を学びます。

SHOP 4フロアに家具がぎっしり。すみずみまで見逃したくない!

インダストリアルなライトやアンティークシェルフなどが並ぶのは地下3階。

1階には1964年の創業以来、家族で代々陶器を作り続ける〈Otto Keramik〉の1970年代デッドストックの作品がずらり。「タグが残っているものはすごく貴重で、近年ではなかなか手に入らないと思います」と、島さん。

モダンなアイテムが並ぶのは地下2階のフロア。

地下3階まで続く長い階段だって楽しい。ビビッドなカラーのポスターはフランスの労働協会「AINF」が1950年代に製作したもの。額装された状態で販売している。

ヨーロッパ各地の花器など、フラッと寄った際に買いたくなる手頃なアイテムも豊富。

地下1階には食器やアーティストの作品が。食器はまとめ買いする人も多いのだとか。

地下1階には食器やアーティストの作品が。食器はまとめ買いする人も多いのだとか。

千駄ヶ谷の〈CEROTE ANTIQUES〉はオランダやドイツなどヨーロッパのヴィンテージ家具や気鋭のブランドを扱うインテリアショップ。1階から地下3階までの空間に、チェアや照明、シェルフ、花器などが所狭しと並んでいる。テーブルの天板コーナーの隣には、フランスのインテリアブランド〈TIPTOE(ティップトー)〉のテーブル用の脚が並ぶなど、ヴィンテージ家具の新たな可能性や、自分にはなかったアイデアが見つかる場所だ。「地下3階はインダストリアルやフレンチのアンティーク、地下2階はモダンアイテムと、フロアごとにテイストが変わります」と、プレスの島尊行さん。

HOME 国や時代を超えてやってきたユニークなアイテムたちの宝庫。

インテリアショップ〈 CEROTE ANTIQUES (セローテアンティークス) 〉のプレス・島尊行さんのご自宅。愛犬のルアナとともにくつろぐ居間の照明は、1950年代頃にベルギーで作られたチーク材のシャンデリア。

目を引く木彫りの熊は北海道・八雲で作られたもの。友人の実家から譲り受けたそう。カウンター下にはアフリカのロビ族の枕やネイティブインディアンの太鼓などが並んでいる。

陶器好きの島さん。中でも1940~1970年代に西ドイツで製作された、溶岩のようなテクスチャーが特徴の陶器「fat lava」のコレクターで、唯一無二のデザインの作品を多く手がける〈Bay Keramik〉や、日本でも人気の高い〈Scheurich〉の陶器が並ぶ。

陶器好きの島さん。中でも1940~1970年代に西ドイツで製作された、溶岩のようなテクスチャーが特徴の陶器「fat lava」のコレクターで、唯一無二のデザインの作品を多く手がける〈Bay Keramik〉や、日本でも人気の高い〈Scheurich〉の陶器が並ぶ。

鎌倉時代(!)に作られた器やフランスの漁網をリメイクしたランプシェード、ベルギーの糸巻きなど、なかなかお目にかかれないユニークなものばかり。

そんな島さんの自宅には店舗同様、国や年代が異なるアイテムがギュギュッと。主役級のものばかりなのに、統一感があるのはなぜ?「テクスチャーが近いものを選んでいるからですかね。そうすることで、和と洋のものを並べても心地いい部屋になります」。昔から使っていた棚をリメイクしてサイドボードにしたり、一つのものを長く使うアイデアは家でも活用中。「環境にも優しくいたいし、高価なものばかり置いてもキマりすぎた部屋になって面白くないんです。もののよさを見極めて、今あるものでいかに魅力的な部屋にするかを大切にしています」

島 尊行 〈 CEROTE ANTIQUES 〉プレス

しま・たかゆき/神奈川県在住。キャンプやカヌー好きで、将来は湖の近くでの暮らしも検討しているそう。Instagram:@taka_pult

〈 CEROTE ANTIQUES 〉

インテリアコーディネートの相談や、購入した家具のアフターケアも任せられるので心強い。神奈川には〈SHARKATTACK YAMATO〉、大阪には〈SHARK ATTACK OSAKA〉と姉妹店もある。
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷2-10-2 グランコート千駄ヶ谷1F~B3
TEL:03-5786-3115
営業時間:12:00~20:00
定休日:無休

photo : Hiroyuki Takenouchi text : Nozomi Hasegawa

No. 1222



My Better Room 小さな部屋を自分らしく。/BE:FIRST 2023年06月28日 発売号

インテリアを楽しむのに大切なのは“想像力”と“とりあえずやってみる精神(DIY)”。正解もゴールもなく、少しずつ居心地の良い部屋へと作りあげていくプロセスも、また楽しみの一つです。何をどう選び、どう合わせるか。この特集では、人気インテリアショップスタッフの自宅とお店を拝見や、フルリノベ、移住をして暮らしを変えた人、心に“余白”を作る整理と収納など、自分らしく楽しく暮らす30人のアイデアを紹介します。



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